おこづかいの額と使い方が決まったら、次はおこづかいの管理の仕方をきめていきましょう。
大人で言う「家計簿」のようなものですが、何にいくら使ったのかを管理するためのものです。
大人でも単身者でもつけていない人はいますが、支出と収入を把握するには重要なことです。
スマホで家計簿管理アプリもあるので、まだの人はつけてみるようにしましょう。
↓文章を読み上げてくれます(.WAV)
おこづかい帳(子供の家計簿)を作ってみよう
おこづかい帳は、小学生の高学年くらいからであれば使いこなせてきますが、小学生低学年ではまだまだ難しいです。
慣れてしまえばいいのですが、大人でも家計簿をつけるのに困惑している人も多いかと思います。
もし難しい人は、使った分のレシートだけは必ずもらうようにして、「レシートをノートに貼る」というだけでもいいかと思います。
楽しく使うことも学ばせたいのに、お金の管理をあまり厳密にしすぎると子どもにもストレスですし、親子ケンカの原因にもなります。
おこづかいを持たせると同時に「どんなお財布を持たせるか?」も考える機会が必ずあります。
最初のお財布は、子どもと一緒に買いに行って、自分で選ばせるのがいいかと思います。
ちょっと大人な気分にもなりますし、財布を持つだけでワクワクした気分にもなるかと思います。
おこづかいの管理をどう教えればいいのか。
子どものお金をどんなふに閉まっておくのがいいのかと考える人もいるかと思います。
- 袋や封筒に入れる
- 100均で売っているアクセサリーホルダーのようなものにいれる
- ビンに入れる
色々とありますが、どんな形でも問題ないかと思いますが、子どもに管理させることは忘れないようにしてください。
たとえ間違ったり、うまくいかないときがあっても、失敗ではなく学びとなりますから、親子で楽しくやってみましょう。
ビンのように、透明な容器を貯金箱にすると、お金が見える化されるので、これもおすすめですね。
貯金枠、ありがとう・プレゼント枠、自分枠の3つに分けて用意するのもいいですね。
自分用に使いすぎていたら、そこだけ減っているので、子どもも管理しやすいかとおもいます。
おこづかいの企画、提案書をこどもに作らせてみよう・・・え?
おこづかいの与え方、管理方法、使い方などのルールを決めたら、定期的に「おこづかい会議」を開いて、見直す機会もつくっていきましょう。
子どもの成長と共に、欲しいものも必要な額も、変わっていきます。定期的に見直すことで、おこづかいの意義も深まってきます。
また、当初決めた方法でも、実際運用してみたら、「なんか違うな」「ちょっと厳しいかな」ということもあります。
そういった方向性や感覚も修正が必要になります。
おこづかいの金額アップを子どもから要求されることもあるかと思います。その時は「おこづかいの提案書・企画書」を書いてもらいましょう。
- いくら増やしたいのか
- その理由(原因)はなにがあるのか
- 現状の金額と増やした後の金額で、何が変わるのか。または金額をあげない場合、どう影響がでるのか。
といったことを明確にしたうえで、親がいいよと言いたくなるような魅力的な内容にまとめて作ってもらいましょう。
形式はなんでも構いませんが、とにかく、親が納得するような、心がうごくような説得力のある内容にまとめるのが目的です。
たとえば、高校生になった子の場合、部活動で交友関係が広がり、部活後に友達とファミレスに行く機会が増えるようになった。
そのタイミングでおこづかいアップの要求があったとします。
おこづかい提案書の作成を求めた場合
- いくら増やしたいか・・・2400円
- 理由・・・友達と月3回ファミレスにいくようになった。
- 影響・・・1回につき800円は使う。ファミレスに行けない場合、友達との付き合いに支障がでる。
といったように、金額、理由、影響することを書いてもらうと、納得できるかと思います。
もし金額アップに対して却下する場合でも、こちらも子どもが納得できるような理由が必要となってきますので、安易に断ることはやめましょう。
また、代替手段を提案することも必要になるかと思います。
アルバイトをさせる、他に節約できるものはないか、など、家庭の事情を見ながら話し合って決めていきましょう。
おわりに
家計簿のつけ方については、大人でも難しく、専用の本まで売っていたりもします。
それを子どもに教えるのも大変なことだとは思いますが、将来的に家計を管理できなければお金の収支を把握することすらできなくなります。
子どもと一緒に楽しくお金を管理できる仕組みづくりも重要となってきます。
また、おこづかいについては、定期的に話し合いをして、金額や使い方について話し合っていきましょう。
子どもの成長に合わせたおこづかいをあげるためには必要なこととなります。
参考文献
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