朝早く起きても「もう少し時間があるから」と二度寝をしてしまうかと思いますが、実は二度寝はほとんど意味がないんです。
朝の時間を増やしたいのであれば、まずは二度寝をしないことが大切です。
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二度寝をしても気持ちがいいだけで意味がない。二度寝は中途半端睡眠。
二度寝をしたいということは、つまりは睡眠がよくなかったと言っているようなものです。
睡眠の質が高ければ、朝はスッキリと起きられるはずですからね。
つまり、夜の入眠を改善する必要が出てきます。
このことについては今まで書いてきましたので、そちらをご参照いただければと思います。
なので、ここでは二度寝について書いていきますが、まず二度寝は気持ちいいですが、それ以上の意味はありません。
1度目が覚めても、時間があるのを確認して「まだ寝足りない」と思って二度寝する。
この場合、ギリギリまで眠ったからと言って「十分に眠った!」と満足できるでしょうか。経験上、おそらくみんなないかと思います。
結局、寝足りなくて眠いまま、大慌てで支度しなければならなくなるだけです。
二度寝で睡眠の満足感は全く上がりません。
さらに、二度寝は中途半端な睡眠になるので、睡眠の本来の目的でもある疲労の除去は皆無と言っていいほどありません。
二度寝をしたからといって、今日一日のパフォーマンスが上がるわけでもないですし、昨日の疲れが残っていて、それがとれるわけではないということを再認識しましょう。
スマホのアプリを活かして、スムーズに起きてみよう。
スマホのアプリの中には、睡眠の深さを測って、眠りが浅くなったタイミングでアラームを鳴らしてくれるものがあります。
スリープサイクルにも、この機能がついています。
10~45分間の範囲内で、眠りが浅くなったところを狙って起こしてくれます。
つまり、自分の起きやすいタイミングでアラームがなるため、二度寝の誘惑にも負けにくくなります。
深く眠っている時のうるさい音にわずらわしさを感じることもないです。
覚醒の呼吸で二度寝の鬼に勝利してみる
リラックスして眠るための呼吸は、深い腹式呼吸をつかいます。
逆に、目がさめるための呼吸は、浅くて早い呼吸です。
目が覚めたら、意図的に呼吸を早くしてみましょう。
交感神経が優位な興奮状態になり、覚醒しやすくなります。午後の眠たい時間に行うもの、効果的です。
手足など、筋肉を動かして体を覚醒させる
目が覚めたら、布団の中で筋肉を動かしてみましょう。
手を「グー・パー・グー・パー」と握ったり開いたりしてみましょう。
足も同じように「グー・パー・グー・パー」と指を動かしてみましょう。
また、布団の中でも左右にゴロゴロと大きく転がってみましょう。
最後にグー―――っっと、伸びをしてみると、これで目が覚めます。
声をだして覚醒する
電話で起こされて、最初はぼんやりとしていたけど話しているとハッキリしてきた経験はあるかと思います。
目が覚めたら、声を出す習慣をつけてみましょう。
「おはよう」とか「おっす」とか、あいさつでもいいですし、今日の願望でもいいです。
ネガティブなこと以外は喋らなければなんでも大丈夫です。とりあえず声を出してみましょう。
マッサージをして目を覚ます
以前お話ししたマッサージする方法ですが、これを実践してみるのもおすすめです。
マッサージすることで血流もよくなりますし、何より体を動かすことになるので、目を覚ましやすくなります。
とりあえずベッドからでる
ベッドや布団からとりあえず出るという方法もあります。
ただ、そのあとにソファやいすで寝てしまうということにもなりかねませんが、起きることの第一歩としては十分です。
今起きても、後で起きても、眠いのは一緒
朝眠いのは仕方がありません。自分の状態や環境によっては、いい睡眠を毎回迎えられることも難しいかと思います。
しかし、眠いからと言って二度寝しても、この先眠いのは変わりません。
上記の紹介した内容を全て実践する必要もないですし、この中からいくつかを実践するだけでもだいじょうぶです。
二度寝の考え方を変えることで、二度寝を防止することにつながっていきます。
おわりに
二度寝というのは本当に気持ちがいいです。
しかし、その気持ちよさとは裏腹に、眠り自体の質は全くよくなりません。
二度寝をするくらいなら、無理やりにでも起きてその時間を何かにあてがう方が、人生を十分満足に過ごすことにもつながります。
参考文献
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