資産運用を始めたら、定期的に自分の資産状況を見直してみましょう。
もちろん、毎日でなくても構いません。長期運用の場合は、1年に1度くらいは状況確認をしましょう。
- 適正なリスクは年が変われば変化する
- ネットを駆使して情報収集しよう
- 投信ランキングはあまり信用しない
- 誰かに相談してみよう。IFAを活用してみよう
- おわりに
適正なリスクは年が変われば変化する
長期的な資産運用をしている場合、自分の年齢も当然変化するので、リスク許容度も変化していきます。
例えば、会社勤めの方だと、給料も変化したり、消費や浪費の内容も変化していきます。
当然、収入が増えて生活が全く変化しなければ、とれるリスクも大きくなりますが、
収入が増えれば生活レベルも上げてしまう人も多いです。(広い部屋が必要→家賃の高い部屋に住む等)
また、結婚したり、子どもの成長に伴って、資産運用に回せる余裕資金も限られてくることもあります。
そういった場合、今までと同じように資産運用をしていると、いつのまにか適正なリスクをとっておらず、
リスクオーバーとなっている可能性が高いです。
リスクオーバーをした場合、債券を増やしたり、バランス型の投資信託を組み込んだりして、適性リスクに修正していきましょう。
資産が増えている状況なら大して気になりませんが、突如株価が暴落して資産が減った場合のダメージも、資産が増えている人にとっては
大ダメージとなります。致命傷を受けないようにするためにも、見直しは必要です。資産が減ってからの対処では、遅いです。
ネットを駆使して情報収集しよう
これも毎日やる必要もないですが、自分なりの情報収集をしてみましょう。
資産運用をしているかたであれば、世の中の経済事情を把握していれば、事前に対処できる問題も多いです。
また、情報収集をやることで、情報感度も上げることもできるため、ガセネタをつかむ心配もなくなります。
長期的にみれば、情報収集をやっている人の方が、やっていない方よりも資産運用がうまくいくことでしょう。
といえども、何をみればいいのかわからない方も多いですが、一番手っ取り早いのが、証券会社のホームページをみることです。
証券会社により掲載されている情報はことなりますが、世の中を動かすネタは基本的に変わらないので好きな証券会社のホームページをみてみましょう。
逆に、Yahoo!のコメントや、Twitter上の噂話程度のものは、信用があまりできないので、気を付けましょう。
投信ランキングはあまり信用しない
適正なリスクに修正するため、新しくファンドを購入することも多いですが、投信ランキングは鵜呑みにしないように気を付けましょう。
ランキングに載っているファンドは、ハイリスクなしくみの商品であったり、すでに投資環境のピークに達している(または過ぎている)商品の可能性が高いためです。
特に、分配金目当てに購入してしまうと、いつのまにか元本割れしている危険性もあるため、ランキングは参考程度にし、購入したい商品があれば、
必ずどういった運用をしているファンドか、確認をしましょう。安易な購入で、せっかく増えた資産が、減りかねません。
誰かに相談してみよう。IFAを活用してみよう
1人での資産運用では、この先どうしていいかわからない。この運用方法で本当に大丈夫なのか。
そういった疑問もでてくるかと思います。
誰かに相談することで解決することもありますが、相談相手にはそれなりの資産運用の知識があるかたにしたほうがよりいいですよね。
IFAは、特定の金融機関に属さずに金融商品のアドバイスをしてくれる人なので、これを活用するのも手段の一つです。
日本ではあまりなじみのない職業ですが、アメリカやイギリスでは、一般的な資産運用アドバイザーとして活躍しています。
そもそも、日本では金融(お金の)勉強がされていないので、認知度が低いのは当然ですね。
ちなみに、証券会社や銀行でもアドバイスは受けられますが、彼(彼女)らは、自身の利益のためにアドバイスをしてくるので、
なので、資産運用の相談先にはあまり向いていません。
おわりに
資産運用の見直しは重要な事です。しかし、長期運用の場合は毎日やる必要はないので、あまり気を張らず見直しましょう。