睡眠不足がどれほどの状態か、あまり把握していない人も多いかと思います。
どれくらい自分の能力が下がっているのか、みてみましょう
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睡眠不足、寝不足ってどんな状態?ほろ酔い状態と同じです。
お酒の酔うと、気分が高揚したり、反応が鈍くなったりと、よろよろして転んでけがをしたりもします。
いつの時代も、飲酒運転の危険性がメディアでも流れたりしています。
24時間勤務でも、勤務中に飲酒は会社規定で許されませんが、寝不足はとくに何も言われません。
しかし、睡眠不足状態はほろ酔い状態と同じぐらい、自分の能力が低下します。
目覚めてから17時間ほど経つと、日本酒1合を飲んだ程度まで脳の反応が低下し、ミスが起こりやすくなります。
睡眠を削って、頑張りすぎればすぎるほどパフォーマンスは低下する。
寝不足の方は、起きた後、17時間までは血中のアルコール濃度0.05%(日本酒1合相当)と同じレベルまで活動性が低下します。
二日酔いのほろ酔い状態で仕事をする人はいないと思いますが(いたらやめておきましょう)、睡眠を削ってまで頑張り続ける社会人は多くいます。
良かれと思って仕事を頑張り、睡眠時間を削ってもパフォーマンスは上がるどころか下がります。
ところが、睡眠不足の人ほど自身のパフォーマンス低下に気づいていないということも言われています。
長時間労働や連日の睡眠不足のとき、自己申告によるパフォーマンスと、周りの人から見たその人のパフォーマンスを比較すると、周りの人からの評価は注意力や作業効率が下がっていたもの、睡眠を削って頑張っている本人は自身のパフォーマンス低下を自覚できていないことが明らかなようです。
また、作業能力低下の程度は、眠気の程度からは予測ができないようです。
「睡眠時間は6時間だ!」「睡眠時間は7時間です!」と言われていますが、これは人によって睡眠時間は異なります。
睡眠の悪習慣チェック
睡眠不足になったときは、適切に不足分を補う必要があります。睡眠はいかに良質な睡眠でも1日では補完できず、数日間調整が必要な時もあります。
週単位、月単位でバランスを保つことが大切となります。
自分が悪い睡眠習慣になっていないか、次のチェックを確認してみましょう。
- 寝つきが30分以上かかる
- ベッドでスマホをいじっている
- 休みの日は2時間以上遅く起きる
- 寝つけないのにベッドに入ってる
- 夜に電気をつけて入浴している
- いつも同じ時間に途中で起きる
- 寝起きにカーテンを開けない
- 寝起きから4時間後に眠気がある
- 30分以上、仮眠している
- 1日の歩数が6000歩未満
- 仕事終わりの帰りの電車で寝ている
以上となりますが、どれか1つでも習慣化していると、あまりいい睡眠がとれていません。
特に10代20代は、ベッドでスマホをいじっている方は多いかと思います。
習慣化していないければいいのですが、もし気になればやめるように意識しましょう。
おわりに
睡眠不足の状態はいわばほろ酔い状態と同じとなります。
ほろ酔いの方が気分は良くなりますが、確実に能力は低下します。
寝不足を感じる人でも、自分のパフォーマンス低下をわかっていない人もいるため、
パフォーマンスを下げないためにも、睡眠はちゃんととって、いい人生を迎えましょう。
参考文献
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