仕事中、忙しい人に話しかけたい、でも気が引ける。
そういう時に、「1分だけですみますがいいですか」と伝えて、すぐに終わる要件であることを
相手に認識させましょう。まずはそこからです。
話しかけずに、独断と偏見で決定したら、判断を誤っていた。そういうこと、よくあるかと思います。
- ダイジェストで話しかけよう
- 話しに番号をふってみよう。1つ目は~、2つ目は~、3つ目は~
- お願いをするときは、口頭とメール(文章)で伝え、トラブルを回避しよう
- 質問に対する答えを出しやすくなるように聞いてみよう
- おわりに
ダイジェストで話しかけよう
1分よろしいですか、と聞いて承諾をもらったら、こちらも1分で内容を伝えられるようにしましょう。
結局ダラダラと話して時間をかけてしまっては、次からはこの手段が使えなくなる可能性があります。
正確に1分はかる必要はないですので、話したい内容を「ダイジェスト」として、伝えましょう。
最初の一言で、「報告」「相談」「お願い」なのかを伝えましょう。
相手もダイジェストを聞くだけでは「何を判断したらよいか」というのはわかりづらいです。
最初の一言で、目的を伝えましょう。
ありきたりで平々凡々な手段ですが、一般的にこれを伝えておくと伝わりやすいです。
話しに番号をふってみよう。1つ目は~、2つ目は~、3つ目は~
例えば、今から大事なことを話します。と言われたとしましょう。
そして話を聞くこと1時間。終わってみて話の内容を思い返してみると、結局何が大事な事だったのかがわからないこと
よくあるかと思います。
理由は、どこが大事なことが伝わっていないからです。そもそも、大事なことってどれくらいあったんだろうと、数も分からないからです。
伝えたいことを伝えるには、まず最初に「伝えたいことが3つあります。」と伝えたうえで、
「1つ目は~。2つ目は~、3つ目は~です。」と言い切りましょう。
そしてそのあとに、大事な事の理由を言っていきましょう。
「1つ目の~が大事なのは」「2つ目の~が大事なのは」「3つ目の~が大事なのは」
こう伝えることで、相手も大事なことが3つだと認識できるので、話に集中しやすくなります。
また、メモも取りやすくなります。メモに夢中で聞き逃した時も、「2つ目の~って、なんで大事なんでしたっけ?」と
質問をするほうもされるほうも、ずいぶんわかりやすくなります。
お願いをするときは、口頭とメール(文章)で伝え、トラブルを回避しよう
相手に急な(大変な)仕事を頼む、相手の重大なミスを指摘する、等々
仕事をしていくうえで、相手方にお願いしたいことはたくさん発生します。
そういったときに、メールを送っておしまい。とやるのは、お願いする方はいいのですが、
お願いされる方は心情的にかなりストレスがかかるやり方です。
受け取ってくれるならまだいいですが、断られる可能性だったかなりあります。
相手にとって重要なことを、いきなりメールで伝えられたら、誰だって困惑するかと思います。
※実は私もそういったやり方をやっていました。重要なことというのが、把握できていないというのもありますが。
もし無茶なお願いをする場合、重要なことをお願いする場合は、先に口頭でひと言お願いしておいてから、改めてメールを送りましょう。
少なくとも、メールのみでお願いされる場合と比べれば、相手の気持ちはだいぶ楽になっているはずです。
相手への気遣いをすることで、トラブルを避けましょう。
もちろん、この方法で全てうまくいくことはありません。日ごろの相手先との関係性が構築できていればいいのですが、
既に信頼がない場合は、この方法でもかなり厳しいです。
仕事をスムーズに進めたい場合は、相手との仕事の信頼を築くこともまた大切です。
(会社の飲み会等にいくということではないです)
質問に対する答えを出しやすくなるように聞いてみよう
相手に判断をしてもらいたい場合、すぐに要件を伝えられることができても、相手は要件に対する答えを考えなければなりません。
忙しい相手に答えをもらう場合、こちらからあらかじめ答えを提示しておく必要があります。
「〇〇なんですけどどうすればいいですか?」「〇〇はどうやったほうがいいのですか?」と聞くのではなく、
「〇〇について、AとB,どちらがよろしいでしょうか。」「〇〇について、前回はAだったので、今回はCでよろしいでしょうか。」
とあらかじめ答えを用意しておけば、相手はいずれかを選択すればいいので答える手間がだいぶ省けます。
答えについては2つに絞る必要はなく、3つ程度でも判断しやすいでしょうか。
4つ以上の選択肢になると、人によっては選択肢を覚えておくのが難しくなります。
おわりに
対人関係ってかなり大変ですよね。私も仕事をしていくうえで、ルールだとかマナーだとかかなり悩まされました。
今でも悩むときはありますが、基本的に相手にとって、どうすれば気持ちよくできるかということを考えていくようにします。
また、仕事をするうえでダメだった場合は、自分の伝え方が悪かった。そう思うようにします。
仕事の出来不出来は、伝え方も大きく影響します。