お知らせ

日常生活の中にある、身の回りのものから知識を吸収して、ビジネスに役立ててみる!?

頭のよさを高めるには日常生活からでも知識になるものをみつけるという方法があります。

今回は、具体的にどうやったら、ありふれたものから知識を増やしていくのかを紹介していきます。

みなさんの回りにあるものでも大丈夫ですし、誰でもできますので、一度チャレンジしてみましょう。

↓文章を読み上げてくれます(.WAV)

頭のよさを身につける「日常の解像度」の高め方

東大生をはじめ、頭のいい人というのははあらゆることにアンテナを張っています。

では具体的に、東大生は日常生活において「何を」みているのでしょうか。

どういう点にアンテナを張っていれば、頭がよくなるのでしょうか。

その答えは「全て」です。

特定の何かを学びに活かしているのではなく、全てを学びに活かしています。

全てのものから学ぶから、頭がいい人は頭がいいのです。

たとえば、みなさんがコンビニやスーパーにいって牛乳を買ったとします。

その牛乳を観察してみると、少し意外なことが書いてある場合があります。

もしみなさんが東京で牛乳を買ったなら、その生産地は「群馬県」とか「栃木県」とか「千葉県」とか、関東地方の近隣の県である場合が多いと思います。

牛乳と言えば北海道!北海道産の牛乳がシェアを占めている!と考えている人もいるのではないでしょうか。

群馬県とか千葉県とか、牛乳のイメージはあまりないですよね。ではなぜ、北関東で牛乳がつくられているのでしょうか。

その答えは「近郊農業」です。小学校でも習う言葉ですね。

大都市周辺で行われる農業です。野菜などの農産物や牛乳等は、収穫後から早く食べたほうが鮮度が高く美味しいので、消費地の近くでつくられます。

そうすれば、輸送コストもかかりません。

もし、北海道でつくった牛乳を東京に持って来ようとしたら、それだけで時間も労力もよけいにかかってしまいます。

だから、東京の牛乳は関東近辺の地域でつくられる場合が多いです。

牛乳というありふれたものをよく観察し「なぜ?」という疑問をぶつけることで、近郊農業という概念をより深く理解できるようになります。

身近なものから知識を吸収することで、知識のネタも豊富になる

もう一つご紹介します。

みなさんが普段目にするもので一度は疑問に思ったことのあるものの代表例として「青信号」があります。

青信号って、蒼くないですね。どうみたって、緑色と表現したほうが近いですね。

同じようなものに「青汁」があります。あの苦いというイメージがある青汁です。あれも、青くないですね。やはり緑色に近いですね。

ではなぜ、「緑」を「青」と表現しているのでしょうか。

この理由は、平安時代までさかのぼる必要があります。

平安時代には、色の存在が4種類にしか分別していませんでした。つまり、色を表す言葉が4種類しかなかったということです。

「青」「赤」「白」「黒」の4色です。この4つの色だけで、全ての色を表していたわけです。

緑色も、このときは青と区別されていないため、青と表現されていました。

茶色の場合だと、これも黒の一種として「浅黒い」などと表現されていました。日に焼けた肌など、この表現ですね。今でも聞いたことがある人もいるかと思います。

黄色も赤の一種にカウントされていました。と、こんな具合に、4色で表現していました。(現代からみるとかなり強引に感じますが)

この名残として、今でも「赤い」「青い」とはいいますが、「黄い」「緑い」とは言いませんね。

「白い」「黒い」はありますが「茶い」「桃い」とは言いませんね。

色が形容詞になるのは「青」「赤」「白」「黒」だけとなります。

茶色い、黄色い、とは言いますが、これは「色」という言葉を使わないと表現できません。

他の色がどんどん増えてきたのは、鎌倉時代以降になってからです。しかしそれ以降も、この4色が日本古来の考え方として残っていて、それ以外の色はこの4色に比べて優先順位がひくいです 。

なぜ信号が青という理由は、平安時代の名残が、今でも残っているからだというわけです。

牛乳も信号も、身の回りにあるものです。日常的に目にするもので、ありふれているものです。

でも、そこから学ぶことができる人とできない人がいて、学ぶことができる人はどんどん新しい知識を吸収していきます。

勉強や学習は全て「日常の解像度」を上げることから始まる。

このメカニズムは、特に特別なことはないかと思います。

じつはこれは、有史以来続く、学問の生まれるメカニズムそのものであるようです。

たとえば科学は「身の回りのありふれたことに説明をつけよう」という学問です。

「リンゴが木から落ちるのはなぜか?これは重力という概念で説明ができる?」「どうして雨がふるのだろう?これは水の蒸発と関係があることで説明ができる?」

と、身の回りのありふれたことを解明しようとして、ニュートンもアリストテレスも大学の教授も研究を重ねているのです。

これこそが「日常の解像度を上げるための方法論の構築」となります。

勉強や学問は全て「日常の解像度を上げる」営みであるといっても過言ではありません。

日常の解像度は、思考法を買えれば誰でも簡単に高められます。

これは偏差値が38だろうが53万だろうが、だれでもできます。

ちょっとした意識や考え方の違いで、みなさんの持っているカメラピントが合うようになります。

おわりに

頭のよさを身につけることやり方として、日常生活の中のありとあらゆるものから学ぶというものがあります。

普段目にしているけど、深く考えないでいるようなものでも、「なぜ」と疑問を持ち始めることで、考えを掘り下げることができます。

もし、仕事が上手くいかない、問題解決の方法が思い浮かばないということであれば、一度引いてみて、日常の中から解決のヒントを得ることも一つの手段です。

 

復習

頭のよさについて今まで書いてきたことです。

日常の解像度

普段の生活の中からでも、常に感度を上げている人はそこから知識を増やすことができます。身の回りのことをはっきりとみることで、自分で疑問を持つことができ、そこから考えを掘り下げていくことができます。

日常生活を常に「解像度の高いカメラ」でみているようなものです。

 

 

 

参考文献



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