猫背が原因で体調不良を起こす人も多いです。
猫背になると、まずは肩甲骨あたりのコリがひどくなりますので、肩甲骨をほぐすストレッチを紹介していきます。
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日常で、どこでもできるストレッチはいくつかあります。
長時間パソコンで作業した後など、肩がこってしまったときは、思わず肩を回してコリをほぐしたくなると思います。
実際、肩を回すのは、肩甲骨まわりのこわばりをとるのに効果的な方法です。
肩甲骨の可動域をより大きくする、効果的な回し方は次のとおりです。
肩甲骨の可動域を広げる方の回し方
普通に回すよりも、手の位置を変えるだけになります。
- 両手の指先を肩につけます。(右手は右肩、左手は左肩)
- 20回くらい回す
- 反対側にも20回くらい回す
こうすると、ゴリゴリと音をたてながらコリがほぐれていきます。背中に張りついていた肩甲骨がはがれ、自由に動くようになっていきます。
気を付けたいのが、効果的なのですが、無理矢理広げようとすると、筋肉をいためる原因にもなります。
日頃から肩のコリがひどい人や、強いこわばりを感じる人は、無理せずやりましょう。
やる回数は、1日に何度でも構いません。気が付いたらやるといいでしょう。
タオル1枚を用意して、肩甲骨まわりのストレッチ
用意するものは普通のフェイスタオル1枚だけです。
このストレッチも、人によってはきつく感じるので、無理をせずにやりましょう。
準備
- 手のひらを上にして、体の前でタオルを持ちます
- 手首を返して手のひらを下にして、タオルを巻き込みます
- 足を肩幅くらいに開き、上に伸ばす
- 腰をそらないように、腕をできるだけ高く上げる
- 呼吸をとめずに、10秒この姿勢を維持する
腕を伸ばしたまま体をよくに倒す
準備の姿勢で、次の順に行います。
- ゆっくりと横に倒して脇を伸ばし、ゆっくり元に戻す
- 反対側も同じようにする
- これを2往復行う
腕を伸ばしたまま後ろを振り返る
準備の姿勢で、次の順に行います。
- 腰から上を後ろに向ける
- 正面にもどり、反対側からも後ろに向ける
- 左右これを2往復行う
さらにタオルを使ったストレッチ
次はからだの後ろでタオルを持ってのストレッチになります。
準備
- 体の後ろでタオルを持つ
- 手のひらを上にした状態でタオルを持つ
- 手首を返してタオルを巻き込む(ひじに負担がかかるなら、タオルを緩める)
この段階で、胸が強く開かれるのがわかるかと思います。
ここから更に次の段階に行きますが、次の通りです。
ストレッチその1
- うしろに手を縛られた状態のまま、腰から上をうしろに向ける
- 正面に戻って、反対側からも後ろに向ける
- これを2往復行う
さらに別の方法でもう一つあります。
ストレッチその2
- 後ろにある腕を、できるだけ高くあげる
- いちど降ろして、もう一度上げる
- これを2回行う
タオルを使ったストレッチはここまでとなります。
終わったら、タオル無しで腕を上に伸ばしたり、肩を回したりしましょう。
肩回りが軽く、胸が開きやすくなっているのがわかるかと思いますし、自然と姿勢もよくなっているはずです。
1日1回を目安に、やってみるといいでしょう。タイミングは、お風呂上りだと効果的です。
簡易的なストレッチポールで肩甲骨ストレッチ!バスタオルで代用できる
トレーニングジムだと、ストレッチポールと呼ばれる器具があります。
こういうの↓
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ですが、代わりにバスタオルと輪ゴムでも簡単に作れます。実物のストレッチポールよりも柔らかいので、体の固い人にはおすすめです。
ストレッチですが、バスタオルポールの上に、背骨を添わせるように寝転がります。
すると、重力で自然と胸が開き、肩が後ろに引っ張られます。
猫背がひどい人は、これでもかなり効果的に感じます。
時々、体を軽く左右に揺するとなおいいでしょう。
おわりに
猫背の人に向けたストレッチですが、健康的な人でも、定期的にメンテナンスをやっておくと、体の不調になりにくくなります。
普段から運動する時間を取り入れられない人は、意識してやるといいでしょう。
体のメンテナンスをしてあげないと、将来的にもっとひどくなってきます。
体のコリをほぐして、良い睡眠を迎えられるようにしましょう。
参考文献
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