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発想力が高い人は「目の付け所」というのをたくさん理解している

発想力が高い人は「目の付け所」というのをたくさん理解している

この記事はこんな人におすすめ

〇どうしても新しい発想が生まれずに悩んでいる

〇どういう風に考えればいいかのヒントが欲しい

〇なんで自分はアイデアがでないのかが分からない

masaる
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気が付くには目の付け所がポイントです

発想力というのも、頭のいい人の魅力的な特徴になるかと思います。

色々なアイデアを出している人は、きっと仕事が出来るんだろうな~、とも思ってしまいますよね。

今回はそんな発想力について書いていきます。 

多くの人は1つのメガネをかけてみている

人間には、いろんなものの見方をすることを、無意識に制限してしまう傾向があるようです。

色々なものに「バイアス(偏った考えや、先入観といったもの)」をかけてしまいがちです。

一度「正しい」と思ったら、その「正しい」を拭い去ることが難しくなります。

逆に、一度「間違っている」と思ったら、「間違っている」と思うことを止めるのが難しくなります。

こういう傾向が人間にはあるのです。みなさんも思い当たるふしは、あるでしょうか。

これは心理学的に証明されていて、「確証バイアス」と呼ばれています。

自分が「正しい」と思ったことについては、その「正しさ」を保証してくれる情報ばかりを集めてしまう。

逆に、自分が「間違っている」と思ったことは、「それが間違っている」ことの証拠になりそうなものばかり目に留まってしまうものです。

先入観にとらわれない思考法が大切

たとえば、みなさんがある人のことを初対面で「いい人だな~」と感じたとします。

その後、その人と付き合って、どんあ悪い面をみたとしても、「あの人なら何か理由があるに違いない」と考えたり、無意識のうちにその人の悪いうわさが耳に入りにくくなったりします。

逆も同じです。初対面で「印象が悪い人だな、馬が合わなそうだな~」と感じたら、その後いくら話しても、その印象を拭うことは難しくなります。

歴史上の人物を出すと、ヒトラーの肖像画を見ると、多くの人は「ああ、なんとなく悪い人っぽい顔をしているな」と感じるかもしれません。

ですが、ヒトラーのやったこと(ユダヤ人の大量虐殺)を知らないままにヒトラーの肖像画を見た時に、あのちょび髭のおっさんから邪悪な雰囲気を感じ取ることは難しいかと思います。

人間は、こんなふうに「自分が一度信じたものは正しい」という色眼鏡で世界を見てしまいがちです。

そして、知らず知らずのうちに、その色眼鏡に沿って考えて、行動するようになってしまうのです。

このメガネのレンズには色がついていて、1つのものの見方しかできなくなってしまっているのです。だから、1を聞いても1しかわからなくなります。

逆にいえば、このメガネをかけていない人、または色んなメガネを持っていて、状況に応じてそれを付け替えることができる人は、1つの物事を見るときに複数のものの見方ができるわけです。

たくさんのメガネを持っているから、いろんな見方ができる。これは、一を聞いて十を知るということになります。

発想力というのは、目の付け所であるということ

発想力というのも、こういった考え方で証明ができてきます。

頭のいい人は、「目の付け所が違う」「常人とは違うところをみている」と言われがちです。

実際、思いもよらないアイデアは、常人とは違う着眼点から生み出されています。

多くの場合「目の付け所が違う」という、ただそれだけのことが起点となって、色々なアイデアが生み出されています。

ひっつき虫をみて、多くの人が「くっついてる、鬱陶しい、邪魔だ」とマイナス思考にとらえていた中で、「これ、何かいい発明になるんじゃないかな」と考えたから「マジックテープ」は生み出されました。

ヒーロー作品の中で敵の悪役はマイナスなイメージを持たれていましたが、「悪役にフューチャーしたら面白くなるんじゃねえかな」と考えたから「ダークヒーロー作品」が生み出されました。

このように、見ているものが同じでも、違う方向から、違うメガネで見た時に、新しい発想は生み出されます。

そして、発想力のある人とは、たくさんの目の付け所をもっている人のことです。

これもまた、日常の解像度の違いから生み出されます。

おわりに

発想力がいい人というのも、クリエイティブな仕事をしている人や、モノづくりをしている人にとっては大切な能力です。

しかしこれは、ただただ考えているだけでは生まれず、いろんな視点からみることで、初めて生み出されるものになります。

つまり、今まで正しいと思っていたものに対して「これはもしかしたら違うのでは?」「視点を変えれば違う結果になるのかも」という疑問を持つことが大切です。

この疑問を持つには、人間に本来備わっている確証バイアスにとらわれ過ぎないということが大切です。

復習

頭のよさについて今まで書いてきたことです。

今までのまとめ

日常の解像度

普段の生活の中からでも、常に感度を上げている人はそこから知識を増やすことができます。身の回りのことをはっきりとみることで、自分で疑問を持つことができ、そこから考えを掘り下げていくことができます。

日常生活を常に「解像度の高いカメラ」でみているようなものです。

日常の解像度のあげ方

例えば、牛乳を例にとってみると、東京に住んでいる場合は生産地「群馬県」「千葉県」と書いてあります。牛乳は北海道とイメージがありますが、なぜなのでしょうか。

答えは小学生の社会の授業でならった「近郊農業」です。鮮度が大切な食糧は、近くで生産して輸送した方がコスパもいいですからね。

このように、日常生活の中にあるものからでも知識を増やす機会になります。これは、ビジネスにも役に立つ方法です。

覚えやすいものと覚えにくいものは人それぞれ

頭のいい人でも、全てのことを覚えられるわけではありません。

九九の段を覚えるのが得意な人と苦手な人がいるように、記憶力は人によって違います。

記憶するには関連付けておぼえると楽

物事(漢字や英単語も)にはなぜそうなったのかという背景や、歴史で言えばその出来事の前後の脈絡があります。

丸暗記でなく背景や脈絡を知ることで、記憶をしやすくなります。

記憶するにしても、頭の中を整理しながら覚えると記憶しやすいです

なんでもかんでも関連付けて覚えると言うよりは、きちんと頭の中を整理しながら覚えると、より記憶しやすくなります。

覚えるときも、クローゼットの中を整頓するがごとく、最小限の物だけを収納するように覚えてみましょう。

そのコツとしては、同じものでも違った角度でみることで、覚えやすい解釈を得ることができます。

原因があって結果が存在するため、「なぜ」という疑問を常に持ち続ける

物事には原因があって結果があるのですが、世の中のほとんどのものは結果しか見えていません。

それをいきなり覚えようとしても中々覚えられないので、まずは原因を追究するところからはじめると、理由を知ることで物事の記憶する力がついてきます。

原因を調べるための具体的な方法4つのコツ

  1. 特徴的な言葉や数字の原因を探す
  2. その言葉、数字を使って「何故」と考える
  3. その数字、言葉の背景を調べる
  4. 「何故」に対する解答を考える

これらを基にして、原因思考法を実践してみましょう。

他の物事に関連付けて覚える

関連付けて覚えることができれば、そのことを覚えやすく忘れにくくなります。

そして、記憶する努力も、最小限の力で最大限の成果を発揮することができます。

一つ覚えればまた一つ、関連付けて頭の中を整理して覚えることで、思い出すときも一つ思い出せば芋づる式に思い出すことも可能です。

具体的な関連付けるやりかた

  1. ノートやメモ用紙を用意し、一番上に「原因」と書く
  2. 原因から派生する結果を書く
  3. 原因と結果をつなげる
  4. そのノートをとっておき、他の結果と結びつけられるようにする

要約する力である要約力こそが頭の整理がよくできる人

人の話しを聞いたり、本を読んだりしたときに、その内容をまとめることができる要約する力もまた、頭のいい人と言われます。

要約するという事は、無駄なところを削ぎ落して必要なところだけを残すという力になります。

つまり、大事なところ、言いたいところを理解する力があるので、これができる人は重宝します。

要約をするためのプロセス

  • 具体的な中身に入る前に、それに至る流れを理解する
  • その流れの中で、具体的な中身がどのように位置づけられるかを考える
  • この2つのプロセスの中で、重要なポイントを探し、マーカーを引くようにその点を重点的にみて、覚えて、まとめる

自己紹介は要約する力を発揮できる

自分自身を紹介する自己紹介、多くの方が経験していますが、短い数十秒、長くて1分で自分のことを相手に伝える行為となります。

就職活動では、この自己紹介の良し悪しで自分の未来が決まると言っても過言ではありません。

20年以上生きてきた経験を、たったの数十秒にまとめて話すのですから、最も言いたいことだけを言うしかない場面です。

自分の根幹をなしている「背景」や「元」になることを話すと、相手によく伝わります。

上流探しをするコツ

①その言葉の定義をはっきりさせる

②そもそもどうしてなのかを探してみる

③その前に何があるかを考える

この3つを踏まえながら考えてみる。

上流と下流が繋がったときに、要約が成立する

下流(結果)と上流(背景)をつなげることで要約することができます。

しかし、上流が1つでも、下流が1つとは限らず、同じ背景でも、結果は複数になることが多いです。

また、本や文章では、最初と最後の部分にこそ、上流と下流となる要素が詰まっているので、そこが重要な部分になります。

要約づくりの具体的な方法

①流れ探しの中でみつけた上流の中から、キーワードのみを抽出する

②そのキーワードと、要約したい事項がリンクする部分を考えて、つなぎ合わせる

③つながったキーワードを使って上流の説明をしつつ、事項を説明する

要約力や記憶力だけでなく、それを説明する説明力も重要

自分が記憶するために要約しても、それを誰かに説明(アウトプット)できるようにするための「説明力」も重要になります。

説明が上手な人は、相手の立場や目線にたって、説明してくれます。つまり、説明を受ける側が理解できるように説明してくれるのです。

人は自分が知っている物事は理解しやすいですが、知らないものについては理解できません。新しいものを説明する時や企画を立てるときでも、相手の知っているもので例えて説明すると、より理解されやすいです。

説明上手な人は、例え話しも上手。説明力の大切さ

人が物事を理解するためには、自分の知っている知識と結びつけることが重要です。

そして、人に物事を説明する時は、相手の知っている既知情報と自分の話したい未知情報をつなげる必要があります。

その代表例として、一般的な物事や、相手が知っている例える話しをすることで、つなげられます。

目標を設定しても手段ばかりに囚われては、結果に結びつかない

目標と手段、どちらが大切かというと目標の方が大切です。

目標を達成するために手段があるのですが、手段にはテクニックや技術を使うことが多いので、こちらに焦点を当ててしまいがちです。

しかし、手段ばかり重視していると、目標があいまいになってしまい結果が出にくくなります。

必ず、目標を抽象的ではなく明確に設定し(細かく設定する)、手段は二の次と考えましょう。

何を伝えたいのかを徹底的に考える

相手が既に知っている知識が手段で、相手にとって未知の知識が目標となるのですが、この目標を徹底的に考えることで、手段も明確になってきます。

たとえば、会話をするときにも「~について」など、タイトルをつけると相手にも伝わりやすくなります。

話し方の技術も大事なのですが、何をするにも、目的を明確にすることのほうが先決です。

人に何かを説明する時に、相手を過大評価しない

人間は自分の知らないことは理解が難しいですし、そしてその説明が上手くないと、なおさらです。

人に何かを説明する時には、例えば「A」→「B」→「C」と説明する時には必ずこの順番で説明しなければなりません。

説明が下手な人の特徴は、この「B」の部分をはしょって説明することが多いです。そうすると、聞いている側は「なんでそうなった」と思うから、本質的には理解できません。

「これくらい説明しなくてもわかるだろう」という、相手への過大評価をすると、説明をはしょりたくなるので、説明する時は丁寧に説明するように心がけます。

目的探しの具体的方法

①ゴールづくり:何を伝えられれば終わりなのかを考える

②目的選び:達成したいことから逆算して、何を伝えるべきかを考える

③目標づくり:目的をより具体的にする。目的の中に数字に基づいた「目標」を入れたり、期限を設定したり、具体的に

手段選びの具体的方法

①目的の分解:その目的に含まれる言葉を抽出する。

②たとえ探し:①で抽出した言葉やイラストを、見やすいところに貼っておき、定期的に例を探すようにする

③たとえ貯め:見つけた例を、ノートやメモ帳に残しておく。また、文章を読んでいて「いいな」と思った例があった場合も同様に、メモとして残す。

一を聞いて十を知る本当の意味

一を聞いて十を知るという言葉は、みなさんも聞いたことがあるかと思います。

しかし、1つの情報から10の情報を得ると言う意味ではなく、実際には、1つの物事に対して10の視点を持って見ることができることです。

さまざまな角度(立場)からみることで、おのずと色んな発想や考え方を思い浮かぶというものです。

参考文献


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