「生産性」(簡単にいうとモノを作る効率性)という言葉をきいたことがあるかと思いますが、では、生産性はどうやったら決まるのか。
実際の作業の一歩前の、自分のパフォーマンスに注目してみましょう。
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夜の生産性を作らなければ、昼の生産性にはつながらない
子供でも社会人でも、現代日本人は睡眠時間は年々短くなるが、休日と平日の睡眠時間の差がだんだんと大きくなっている傾向なようです。
これはつまり、現代日本人がリズム障害(※)を引き起こしやすくなります。
※地球の1日は24時間だが、体内時計は25時間なため、人間はこのずれを自然と修正できているが、出来なくなっていく障害。身体の不調につながっていく。
今の世の中はやること、やりたいことがたくさんあるため、「寝るのがもったいない」「まだ作業がおわってない」と、若い人ほど夜更かしをする傾向があるようです。
夜の生産性は昼の生産性に直結します。昼のパフォーマンスを発揮するためのベースづくりが夜の生産性です。
夜更かしをして短時間睡眠になったり、平日の睡眠不足をおぎなうため、休日に寝ダメして睡眠リズムが崩壊すると、昼にうまく頭が働かず、ボーっとしたり、ミスが起きたりします。
昼のパフォーマンスが出なくなり、仕事の効率が低下することで「時間がない」と、夜に終わらなかった昼の仕事の分をリカバリーしようとしてまた夜更かしをします。
なんのために睡眠をとるのか?日中に効率よく活動するため
時間がもったいないのであれば「本来の生産性を発揮する日中に、しっかりと頭を働かせて効率よく時間を使う」ことができるように、夜の生産性を高めましょう。
通常の人であれば、起きてから4時間が頭が一番スッキリする時間帯となります。
眠るときも、ただ眠るのではなく、上手に眠るようにしましょう。
お金についても、銀行に預けて寝かせておくのではなく、コストの低い投資信託でインデックスファンドに投資をして上手に寝かせておく。これと同じことです。
人間だれしも、パフォーマンスは高めたいですし、よりよい人生を歩きたいと思っています。
そのため、今、調子が不調のかたは改善をしようとするのですが、睡眠に投資しないと、これらのことは上手くいかないのは当然のことです。
節約のしすぎは危険?睡眠は節約するものではない。
節約というと響きがいいですが、世の中、節約をしないほうがいいものもありますが、その一つが睡眠です。
節約とは本来、長期的に求める目的が達成できるように資源を分配することです。
たとえば、海外旅行に行きたいから、日々の無駄遣いを節約するといったものです。海外旅行の代わりに、安い国内旅行で済ませようというのは違いますよね。
普段はコンビニでペットボトルやお弁当を買っているが、毎ボトルを持ったり、自分でお弁当を作ったりと、節約術というのはこういうことです。
睡眠に限っては、節約する対象ではなく、投資する対象となります。睡眠時間を節約しても、日中の生産性は上がりません。
人間は日中に活動をするために、眠ることで回復します。
手元の資金を上手に運用して効率よくリターンを得るように、睡眠も投資として活用しましょう。
これが、5年後、10年後、20年後には、差がついてくるのは当然の結果となります。
おわりに
夜の生産性は昼の生産性につながっていきますので、夜に睡眠の時間を削ると、翌日に影響します。
睡眠は節約するものではなく、投資するものと考え、睡眠の質と時間を確保することは重視しなければいけません。
数十年後には、その結果が積み重なって表れますので、インデックス投資と同様、日々の積み重ねが大切です。
よりよい人生を歩きたい場合は、投資の範囲を広げてみましょう。
参考文献
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