ベッドに入って入眠して、すぐに深い眠りに到達し、それが持続することによって質の高い睡眠へとつながります。
質のいい睡眠とることで、仕事のパフォーマンスが上がる、メンタル面がよくなる、判断が速くなり自由な時間を増やせられる等、人生が大きく変わります。
ではどうやって実践するのか、どんな生活に改善すればいいのかを複数回に分けて書いていきます。
文章を読み上げてくれます(.WAV)
質のいい睡眠につながる要素は3つある
質の高い睡眠について、3つの要素がありますが、次のとおりとなります。
- 脳の疲労を取り除くこと
- 血液の循環をよくすること
- 睡眠環境を整えること
この3つが質を上げるの要素となりますが、逆に、どれか1つでも満たしていないと、質が上がらないということです。
脳の疲労がたまりやすい人、取れない人
睡眠に悩んでいる人は、慢性的な疲れを感じていることでしょう。
- いつも身体が重い、頭が働かない
- 眠っても疲れが取れた気がしない
- 朝、目覚めると疲れているなと感じる
現代人はこういった悩みが非常に多いですが、体力を使う仕事をしている人が多いかというと、そうでもありません。
こういった慢性的疲労を抱えている悩みがある人は、
- 1日中パソコンに向かっているデスクワーカー
- 運動習慣がない人が
- 精神的にストレスを抱えている
が多く、睡眠をうまく取れていない人もこういった人たちです。
これらは据えて、脳疲労が原因となります。
脳も体と同じく疲労が蓄積し、疲れていると体が疲れていると同じ症状が出てきます。
たとえば、学生時代は部活でグラウンド50周や、腕立てやスクワットを100回とかやると非常に疲れますが、あれが脳に同じ負担を与えているようなものです。
疲れた脳は交感神経が活発化し、副交感神経が優位にならず、リラックスできない状態=緊張が続いた状態となります。
この状態のまま眠ろうとしても、当然眠れないですし、眠ったとしても眠りが浅く、質もよくありません。
つまり、リラックス状態を作らないと、眠りが浅い→疲れが取れない→また仕事で緊張が続く→眠りが浅い・・・と負のスパイラルが続きます。
脳が疲れると、活発に動けなくなる
運動量(体を動かす時間)が少ないのに、身体が重く感じるのは脳が疲れているからです。この状態は非常に危険な状態です。
脳が休養が必要だと感じた場合「エコモード」のような状態に入り、全身の活動量を落として回復を図ろうとします。(スマホの充電が切れそうになると発動するあれです)
これにより、体の動きが悪くなったり、だるくなったり、日中眠気が出てくるなど、こういった症状があらわれます。
また、積極性が失われ、何かに興味を持ったり、新しいことにチャレンジしたりといったポジティブな姿勢がなくなります。
人間は欲求があるのですが、一番満たされなければならない「生理的欲求」、要は生きていくのに必要な欲求が満たされないと、そのほかの欲求には興味がなくなります。
詳しくはこちら→マズローの欲求5段階説とは?各欲求を満たす心理学的アプローチを用いたサービス事例
なので、よく眠るために、まず脳の疲れをとってあげる必要があります。
脳の疲労がたまると頭が重くなる?
脳の疲労がたまっている人というのは、頭が大きく重くなります。要は、頭蓋が大きくなっているようです。
これは、疲労により脳内の血行や脳髄液の流れが悪くなり、老廃物が蓄積しているからだそうです。
ただ、ぱっと見でわかるほどの変化はありませんが、大きくなれば頭が張るので、頭皮が固くなっているのはすぐにわかります。
これは、老化によっても起こります。長年の老廃物が蓄積されているからですね。もし、若いころの自分と比べて、なんだかずんぐりして見えたら確実に肥大化しています。
マッサージをして、脳の疲労を解消しよう
脳の老廃物が蓄積されていき、脳を圧迫してダメージを与えることもあります。
脳の疲労をとるために、頭蓋骨をマッサージして、脳髄液の流れをよくして老廃物を除去していきましょう。
側頭部のマッサージ
耳の上2センチほどのところを、手のひらの付け根の掌底で6~10回ぐりぐりと回す感じで押してみてください。
あまり力まずに「痛すぎないけど気持ちいい」くらいの強さでやりましょう。
側頭部全体のマッサージ
側頭部全体を、親指以外の4本の指を立ててほぐしていきます。
力加減は先ほどと同じです。
頭頂部のマッサージ
5本の指で、頭のてっぺんをゆっくりと回しながらギューッと押し込み、力を抜きます。またギューッと押しこみ、力を抜きます。これを6~10回繰り返します。
おわりに
頭部のマッサージは仕事の合間でもできます。やればわかりますが、時間も5分もかからないため、疲れを感じたら適宜やってみましょう。
お昼休憩中でも、帰宅後でも、とにかくやるクセをつけておきましょう。1日に何度やっても問題ありません。
スッキリした感じが得られたら、相当疲れている証拠です。
頭の疲れをとって、パフォーマンスを向上させましょう。
参考文献
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