株式、債券、資産運用を始めるときに色々と聞きなれたことばがあるかとおもいます。
でも実際に、何を買えばいいのか判断がつかないことも多いです。
- 個別株、債券よりかは投資信託(とうししんたく)がとっつきやすい
- 超重要!!目論見書(もくろみしょ)をみてみよう
- 運用中の成績は「月次レポート」をみてみよう
- 基準価格ってなに
- 最重要!!!手数料を確認しよう
- インデックス(パッシブ)運用とアクティブ運用
- おわりに
個別株、債券よりかは投資信託(とうししんたく)がとっつきやすい
投資信託とは一体何なのか。ひと言でいうと、投資商品のパッケージパックのようなものです。
スーパーで売っている、お菓子の詰め合わせ、お弁当(中身)、ソシャゲガチャのパッケージ、イメージとしてはこんなものです。
株式や債券はある程度の元手、要は10万円などまとまったお金が必要となります。
しかし、投資信託であれば、少額から始められるので投資の参入ハードルが低めになっています。
また、商品の性質上、分散効果もあるので、自分で商品を選んで分散させる必要がありません。
国内のみならず、国外の商品もあるので、「日本はオワコン」と判断している方も参入しやすいですね。
運用自体、プロに任せられるので、自身では購入した後、特に何もすることはありません。次何かするときは、買い増しするか、売るときですね。
超重要!!目論見書(もくろみしょ)をみてみよう
投資信託も数多く商品がありますが、その商品の説明書となるのが「目論見書」となります。
この商品には、どんなリスクがあるのか、コストがいくらか等々、運用するうえで必要な情報が書いてあります。
特に、コスト面にはよく注目しましょう。投資の世界では、よりコストが安いものが良い商品となるので、
下手に高いコストを選ばないようにしましょう。
スーパーで買い物する時も、通常は値段をみて買いますよね。もし高いか安いか判断が付きにくい場合は、
他のスーパーで売っている商品の値段をみたり、比べていますよね。それと同じことをするためにも、目論見書をみてみましょう。
投資信託を購入する時に、目論見書のクリックをしてからでないと購入できない場合もありますので、せっかくなので中身はちゃんとみてみましょう。
運用中の成績は「月次レポート」をみてみよう
購入後、保有している投資信託が、どのような成績になっているかを確認するためには、月次レポートというものがあります。
要は、学校でいう通知表みたいなものですね。
毎月1回発行され、スタート時からの運用成績、分配金の状況、現在の投資先、今後の見通しなどといったことがまとめられています。
運用するにあたって、どんな投資信託でも成績が上がったり下がったりすることはありますので、成績に一喜一憂しないようにしましょう。
基準価格ってなに?
商品みていると「基準価格」といった単語をよくみかけます。
基準価格は「投資信託の値段」となります。単位は「口(くち)」となり、多くは1口単位または、1万口あたりの値段となります。
この値段は、日々変動しています。
その投資信託が保有する株式や債券などの時価評価の総額に収入を加え、そこから運用コストを差し引いた金額を総口数で割って算出しています。
この基準価格はあくまで参考で、高ければいい商品、安ければ悪い商品というのも一概にはいけません。
誤解の無いように伝えますが、自分が投資する時に、この「基準価格の値段を負担しなければならない」というわけではありません。
投資する金額は、自分で決められますので(1,000円、10,000円など)高いからと言ってあまり身構えないようにしましょう。
最重要!!!手数料を確認しよう
投資信託を購入する場合一番みなければならないのが、コストです。上記でも書きましたね。
コストがかからない無料のもの(ノーロード)もありますので、できるだけコストに見合った商品を選びましょう
以下の場合に、コストがかかります
- 購入時=販売手数料。無料のものや1~3%かかります。
- 保有時=信託報酬。保有額の0.1~2%程度。
- 売却時=売却手数料。無料もしくは換金額の0.1~0.3%程度
購入時と売却時の手数料は無料のものがあるので、初心者の方はこれが無料なのを選ぶといいでしょう。
一番注目するべきが、保有時にかかる「信託報酬」です。現状、これが無料になることはほぼ考えられないので(運用会社や販売会社がただ働きになる)
これがなるべく低額のものを選びましょう。
相場としては、0.2%となります。これ以上高い商品は、割高感があります。もちろん、コストに見合った成績が出ているのであれば問題ないのですが、
初心者の方はその判断が難しいので、高コストの商品は選ばないのが無難です。
インデックス(パッシブ)運用とアクティブ運用
投資信託の中には、ある指数(例:日経平均株価)に連動する運用成果を目指す「インデックス(パッシブ)運用」と、
指数を上回る運用成果を目指す「アクティブ運用」の2つの商品があります。
初心者の方は、迷わずインデックス運用にしましょう。
過去の成績からみて、長期運用をする場合、インデックスであればアクティブよりも勝率(資産が増える)が高くなります。
アクティブファンドは、短期間であれば高い勝率も見込めますが、運用が長期になればなるほど、勝率が低くなります。
初心者の方は、インデックスから始めるのが無難です。
おわりに
資産運用をはじめるとき、悩む人が多いかと思いますが、
投資信託、インデックスファンド、低コスト、この3つのキーワードを覚えていればなんとかなります。
世の中には短期間で大きく儲けられる方もいますが、それは少数派だと思います。
自身のないかた、実践をしてみたいけどリスクが心配。そういった方は、投資信託から始めてみましょう。