この記事はこんな人におすすめ
- ダイエットが何故失敗するのか、なぜ成功しないのかで悩んでいる
- 食事をするときの楽しみ方、考え方がわからない
投資するからには、失敗したくないですからね
どんな食べ物を食べればいいかというのを紹介してきましたが、では、どうやって食事をすればいいのか、と書くと「ただ食べればいいじゃん」と思うでしょうが、少し意識を変えましょう。
食事に投資する場合、その効果が表れる時期、食事に対する姿勢をご紹介していきます。
このブログは、以下の書籍を参考に、自分の考えと経験を加えながら書いています。
↓文章を読み上げてくれます(.WAV)
食習慣が与える心身への影響というのは、すぐに表れるものではありません。
薬と違って「食事を投資にする」ということは、日々の積み重ねによって、薄皮が1枚ずつはがれるように小さな変化が表れるものです。いわば、積立NISAでインデックス投資をするようなもので、中長期と長い期間で効果が実感できてくるものです。
ダイエットの例を挙げてみます。
「1カ月で10キロ痩せる」など、短期間で急激に体重を落とす過酷なダイエットは、ほぼ失敗することが、多くの研究で分かっています。
急激に体重を落とすと、脳は「生命の危機」であると判断し、エネルギー代謝を一気に下げて、取り込んだ栄養を聞きに備えてため込むように体に働きかけるためです。
すると、代謝が落ちて毎日のエネルギー消費量は激減し、「太りやすく痩せにくい体」に設定されます。
これが、急激に体重を落とすダイエットでリバウンドが起こる仕組みとなります。
リバウンドを起こさないようにするためには、ひと月にせいぜい1~3㎏の減量を実現する食習慣にしてみましょう。
思い立った時や、短期間だけの食事制限と運動では、逆効果です。
せっかくダイエットに投資した時間や気力やお金といったリソースが全て無駄になってしまいます。
①気が付いたから太っていたので、ダイエットをしようと思い立つ
②食事制限や運動をいきなり始める
③体重は若干落ちていくが、体はエネルギーを貯める体質に変わっていく。
④体重は落ちにくくなり、少しの食事でも太るようになってくる
⑤体重が落ちないとあきらめて、結局元の生活に戻る
投資というのは、積み重ねが大切なんですね。
短期間でいい結果を出そうとするのは、投機、いわゆるギャンブルに近くなってしまいます。
薬に頼るなんてもってのほかです。
「一生続ける」と聞くと、非常にストイックで大変そうだと感じますが、実は大変に感じたり、面倒に思えたりするのは「時々やる」ことに対して抱く人間の心理です。
「毎日やって当たり前」になったことについては、人はあまり抵抗を感じることはありません。朝に洗顔をするとか、夜歯磨きするとか、それと同じ感覚です。
歯を磨くのと同じように「食べる投資」を毎日の習慣にすること、当たり前に一生続けることが、失敗のない投資の極意です。
生活に定着してしまえば、逆にそうではないことをする方が落ち着かなくなってきます。
また、「じゃあいつもいいものばかり選んで食べなきゃいけないのか」というとそうでもなく、たまにジャンキーな食べ物を食べることはありだと思います。
友達や家族と、たまにはリッチで美味しい食事をしたり、飲みに行ったりなど、「心」にとっての栄養になるのであればいいのかと思います。ただ、その時自分は、何を食べているのか、ということを意識しながら、丁寧に口に運びましょう。
丁寧にというのは、見た目、香り、味を楽しんで、その時にいる時間を大切にするということです。つまり、参加したくもない飲み会や食べたくもないものを食べるのは控えましょう。
今の時代は、食べ物が本当にあふれています。空腹でもないのに目についたものをたべることもでき、スマホやテレビを見ながら食べることもできます。
こういう、適当に口に放り込むような食べ方、いわゆる「ながら食べ」という食べ方はやめましょう。
自分の口に何を入れているのかということに、もっと注意を払いましょう。
今これから食べるものが、何でできていて、誰がどのように作って、それを食べることで自分に何がいいことがあるのか、そしてどんな風に食べると美味しく食べられるか。
もし「食事なんて食べられればいい」「食べられればなんでもいい」なんて思っている場合、もっと頭と感性を働かせて丁寧に選び取ってみましょう。
その丁寧な選択が食事に行きわたれば、皆さんの食事は大きく変わります。
私たちも、親の出してくる食事をよく考えないで食べるのはやめたほうがいいですね。
食べ方は人それぞれ、と言えばそれまでですが、今食べるものをよく知っているか知らないかでも全然違います。とりあえずで食べるのはやめましょう。
ではここで1つ、美味しいお菓子をご紹介します。みんな大好き「カントリーマアム」です。
カントリーマアムは、クッキーではありますが、普通のクッキーと違い、外はサックリ、中はしっとりとした食感です。美味しさを追求するために、1984年7月発売以来、40回以上(2021.12.11時点)改良され、今後も改良されていくことでしょう。
クッキーの中には、特製のチョコチップが含まれており、クッキーとの相性がとっても良く、チョコの美味しさをさらに際立たせてくれます。
発売されている種類も豊富で、バニラやココアは長年販売されていますが、その他にも、期間限定味のあまおう苺、オレンジショコラ、ルビーショコラもあります。地域限定版では、青りんご、ずんだ、ささだんご、びわ、熊本いきなり団子、等様々です。
こんなに愛されているカントリーマアムですが、成分表は見たことがあるでしょうか?商品の裏側や、HPにも公表されているので、是非見てみましょう。
小麦粉や砂糖、チョコは食べれば入っているのは想像できますが、水あめや白ねりあんも含まれており、甘さの層が幾重にもなっています。あとは大豆成分も入っていますね。そのほかは添加物が含まれています。
お菓子に砂糖や塩分はつきものですが、これを1日に10枚とか、1袋食べつくすと、摂りすぎは避けられませんね。とくに、カントリーマアムは「ながら食べ」がしやすいので、ついつい食べ過ぎがちです。丁寧に食べることを意識してみましょう。
参考までにですが、成分表に表記されている順番には規則性があって、「使われている材料が多い順」となっています。つまり、カントリーマアムの場合は、小麦粉が一番多く、膨張剤が一番少ないということです。
ただ、どれくらいの量が使われているかは表記されていないので、あくまで参考程度にしかなりません。
また、お菓子を食べるともれなく付いてくるのが添加物です。お菓子を食べるのでこれは避けられませんが、多量にとると体にも影響が出てくる場合もあります。
カントリーマアムの美味しさを感じるとき、作り手の愛や、積み重ねた歴史も感じられるようになるかもしれませんね。
もちろん私も今までたくさん食べてきました。1日の食べる枚数を制限することで、美味しく味わって食べられますね。
カントリーマアムを批判する主旨のものではありません。
食べるときは、しっかりと成分表を確認して、いま自分が食べているものを意識しましょうということです。
お菓子はマイルドドラッグとも呼ばれ、食べようと思えばいくらでも食べられます。
くれぐれも、雑な食べ方はせず、丁寧に口に運びましょう。
毎日、体にいいものを食べるのは大変と感じるかもしれませんが、食事を習慣化すれば、大変に感じることはないでしょう。なぜ、習慣化するかというと、食事を投資と考えると、投資は即効で表れるものではなく、中長期的にみて初めて実感できてくるものだからです。
食事は特効薬のような効果もなければ、仙豆のようなものでもありません。愚直に積み重ねて効果を出すものですので、習慣化する必要があるわけです。
そして食事をするときは、今から何を食べるかを意識しましょう。そして、雑に食べずに、丁寧に食べることも意識しましょう。
- 食事は習慣化する
- 食事の効果はすぐには表れない
- いつも食べているものを意識して、丁寧に口に運ぶ
ここからは、このシリーズのまとめページに飛びます。
随時更新していきます。
前月のブログ状況報告↓
2021年11月近況報告
こちらにも参加しています↓