この記事はこんな人におすすめ
- 質問ということに悩んでいる
- 聞きたいことがあるけど、何を軸にして聞けばいいかわからない
「質問ありますか?」と聞かれても、いつも質問できないのよね~
質問についてのまとめページとなります。
今まで書いてきた質問の仕方、相手への聞き方、姿勢、考え方などをまとめたものになります。
詳細については随時更新していきますので、画像からリンク先へお願いします。
このブログの信憑性
以下の書籍を参考に、自分の考えや経験も加えながら書いています。
目次
- 何を質問したらいいか分からない人向け。質問力を身につけて、「いい質問」をしたい。
- 質問をするまえに、まず自分の姿勢を見てみる。その質問をする姿勢、大丈夫ですか?
- 質問をしていい答えを聞く場合は、相手から好まれる必要がある。少なくとも警戒されないように。
- その道のプロに質問をする場合に意識したいこと。それは、自分の知識レベルを教えてあげる。
- 「何故?」という質問は相手に論理性を求める質問であり、鬱陶しく思われる質問でもある。
- 漫然とした質問とするどい質問。答えやすいのはどっち?「〇〇についてどう思いますか?」はNG質問?
- 相手を尊重することが質問をするうえで重要な事。お願いする時も、質問形式でお願いしてみる
- 情報を得るには鮮度が大切!鮮度が高い情報は、ネットでもテレビでもなく、人から聞くのが一番いい!
- 自分自身について、客観的な意見を受ける質問!フィードバックを受けることで、自分に必要なことが見えてくる
- 「なぜ?」という質問で状況打破!論理的に考える場合はこの質問から
- 議論や会議をするときは争点整理が大切!相手の主張と自分の主張を理解することから始める
- そもそもなんで質問をするのか?物事の本質的な部分を見抜くために質問力を磨く
- 質問の仕方で上手にコミュニケーションをとる方法!ビジネスが上手な人って、どんな人だと思いますか?
- 言質、誘導尋問、誤導尋問。これを使って交渉を有利に進められる!?使用するときは気をつけよう。
- 相手が怒り狂っている時の対応法は質問をすること!?アンジャッシュのようなすれ違いコントを未然に防ぐ。
- 二者択一の質問を使うことで、相手に選択を決断させる!!選択肢の重要性を知っておこう。
いい質問をするための基本的なことは、5W1Hを意識することです。これは基本中の基本ですが、やはり意識していないといつか忘れてしまい、何を聞いていいか分からなくなってしまいます。
そうすることで、何を聞いているのかわからないという、悪い質問をしなくなります。
また、質問をするときは、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを使い分けましょう。
自分の知らない情報を引き出したい場合はオープンクエスチョン、答えを限定して話しをリードしたい場合はクローズドクエスチョンを使い分けながら、質問力を磨いていきましょう。
質問をしていい答えを求める場合、自分はまず相手のことを理解しておく必要があります。そのうえで、相手の話しを徹底して聞く姿勢を持つことです。
相手のことを全く知らない相手の場合は、まずは相手が何を好みそうなのかを知るところから始めましょう。
自分が好意を持たないと、相手から好意を持たれることはありません。
相手との信頼関係を築いてこそ、質問に対していい答えが返ってきます。それには、相手に対して好意(尊重)を抱くことが重要であり、その姿勢を徹底することが重要です。真剣に聞いてくれる人なら、誰だって話したくなりますよね。
もし、質問をしずらい相手なら、まずは質問をする許可を得るようにしましょう。
そして、質問をするには、自分本位な質問ではなく、まず相手の警戒心を解くために自己開示をして、相手に「敵意がない」ということを伝えることも肝心です。
相手に自分が真剣に聞いているという事を伝えるためには、最後に「つまりこういうことですね」と、まとめてみるのもいいかと思います。合ってれば問題ないですし、違っていれば、相手も「説明が難しかったかな」と思って丁寧に教えてくれます。真剣に聞いてくれる人には、真剣に話したくなるという事実もあります。
また、初めてのことをする場合は、専門家に聞くのが一番いいのですが、専門用語で説明されても、全然理解できずに終わってしまいます。これを避けるためにも、まずは自分の知識レベルがどのくらいなのかと、何故その質問をするのかという目的を伝えておくと、相手も答えやすいかと思います。
もし質問者が少し知っているレベルで説明するとき、これくらい知っているだろうと、質問者へ説明を省くこともありますので、なんとなく知っているレベルであれば、全然知らないというレベルで考えて問題ないです。
質問をする場合、一対一のときもあれば、複数対複数の場合もあります。質問のしかたも状況によって変えないと、話し合いが思うように進まなかったり、意思統合がはかれなかったりもします。
とくに、複数人の場合は、キーマンを見つけると質問と回答がスムーズに進みやすくなります。
また、雑談などで質問をする場合は、「なぜ」という質問を多用するのは気を付けましょう。
何故という質問を答える場合、大抵の場合は論理的に答えなければなりません。相手も連続で質問されると、疲れてしまいます。
しかし、論理的に考えるという事なので、頭を使うことにつながります。相手に頭を使わせたい場合は有効な質問なので、時と場合によって使い分けるといいです。
質問というのは、漫然とした聞き方をしても、思うように答えはもらえません。特に、「〇〇について、どう思いますか?」という聞き方は、答える方も答えにくい質問の一つです。
また、質問をするにしても、自分の意見のみを主張するのはおすすめしません。部下に指示を出す場合でも、まず、何故そのような方法を取り入れているのか、といった意見を聞き出す必要があります。
一方的な指示や意見は、相手から反感やヒンシュクを買います。
もちろん、結果からみるとそれで上手くいくときもありますが、リスクのある方法でもあります。
相手のことを思うのであれば、まず相手の意見を聞き出して現状を把握することが重要です。
質問をするにしても気をつけなければいけないのは、相手を尊重するという意識を持つことです。たとえば、相手を詰問するように質問して、質問のようで半ば強制的な言動をされた場合、かなり嫌な印象を受けることになります。
命令をする場合でも、質問の形式を変えることで、やわらかい言い方で結果として命令をすることもできます。
また、毎度毎度、質問を受ける人もいるかと思います。そういうときは、その人が本当に考えがあって質問をしているのか、考えがなければ、質問者を鍛える必要もあります。たとえば、この仕事はなんでやっているのか、根本的なところから教える必要もあります。
もちろん、中には考えがあって質問をしている人もいます。
今この時代は、情報というのはスマホ1台あれば多くの情報を得られることができます。もちろん、その情報が全て正しいわけではないですし、鮮度があるわけではありません。
鮮度が高い情報というのは、人に聞き出すのが一番です。
しかし、聞き出すにも、誰に、いつ、質問の内容が適切でなければ、自分が知りたい情報を得ることはできません。
質問をしているのは人です。そこには当然の礼儀を尽くすことが重要となります。
自分のことは自分が一番よく知っているかというとそうではなく、時には相手からフィードバックを受けることで、自分の強みや弱みといったことを理解できます。そして、自分の強みを生かしながら、弱点を補強することで、ビジネスでは競合他社に劣らない強い自分(自社)となることができます。
ただし、相手に聞く場合は、矢継ぎ早のように立て続けに質問をするのは控えましょう。答える相手は、基本的にメリットはないので、質問を受け続けるだけでは嫌な気持ちになります。
自分の情報も与えることで、相手からも情報提供を受けるということを意識して質問をしましょう。
「なぜ?」という質問をされたときには、答える場合は論理的に考えるため頭を回転させる必要があります。これを利用して、なぜ?と繰り返し問いかけることで、問題解決を図ったり、新しいことをするための発想につなげられます。
そして、なぜ?という質問は、議論をするときには圧倒的に有利な立場になることができます。質問をする側は、相手が矛盾したことを言ったらさらに問いかければいいですし、論理的で筋が通っているのであれば、そこで質問を止めることもできます。
議論で勝敗をつけるということを目的にはしてはいけませんが、もし自分が議論をする場合は、「なぜ?」という質問を意識することも大切です。
議論をする場合は、そもそも争点がわからなければ議論になりません。
互いの意見をぶつけ合うだけでは、そこから発展することはないです。なので、議論をするときは自分の主張と、相手の主張も理解することが大切です。争点を整理するためには、相手の主張を理解するための質問をするといいでしょう。
また、議論の目的、主題、プロセスが曖昧のままで始めると、話しがそれることがあります。しかし、相手によっては明確にしても話しがそれます。これはよくあることなのですが、もし話の脱線を感じたら、「そもそも」というところを自問自答して、相手にも投げかけてみましょう。こうすことで、元の道に戻ることができます。
仕事中では、議論は大切ですが、時間も大切です。無駄な議論をしないためにも、議論の必要性を考えたうえで議論をするようにしましょう。
質問をする力も、そもそものところを考えると本質的なところはどういうところなのか。ということに行きつくかと思います。
「手段を目的化しない」というのはよく言われることですが、考えるのが面倒になったり、はたまた余裕がなくなったりするとそうなりがちです。過度なストレスがかかる環境で仕事をすると、思考が停止してしまいます。
そしてもし、自分の発想が行き詰ったら、これは様々な人の立場になって考えるという事です。他の人の目線で考えることで、新しい発想につながることになっていきます。
質問を上手く使うことで、自分が説明して納得してもらうよりも、相手に考えさせて相手自身に納得してもらって行動をしてもらうことができます。
また、質問を上手く使えば、ネガティブ思考の人をプラス思考にすることもできます。相手がプラス思考の答えにたどりつくような質問をしてあげると、上手にいきます。
人間には「一貫性の法則」というものがあり、一度意思表示をしたことには、矛盾をとった行動を取りたがらない傾向にあります。これを使うことで、ビジネスや買い物などでも、上手く質問を使って交渉をすることができます。
相手にどうしても承諾を得たい場合は、言質を取れるような質問をしていくといいでしょう。一度言ったら引っ込みがつかなくなるような言葉のことを指します。
また、人間は基本的に押し付けられることを嫌うので、特に嫌なことを命令されるのは嫌います。そこで、質問を使うことで、命令ではなく、自分から気づいてもらうように仕向ける必要があります。
この辺りのレベルの質問は、上手に使えば有利になりますが、使い方を間違えると自分が傷つくことにもつながります。質問をするタイミングと場所を、よくよく考えておきましょう。
相手が怒り狂っている人を落ち着かせるには、とにかく共感することが大切です。相手のいう事を一旦受け入れるという事です。そうすれば、相手は自分の理解者だと思い、徐々に落ち着きを取り戻してくれます。
また、相手の要望を受け入れる場合は、その言葉を額面どおりに受け取るのは少々短絡的かもしれません。相手が思っていることと、自分が思っていることは違っていることが多いです。それを防ぐには、質問を繰り返して確認する必要があります。
質問というのは、ようはすり合わせです。自分の考えと相手の考えを共感することで、やっと同じ土俵にたつことができます。
二者択一の質問方法を使うことで、相手に結論を迫ることができるようになります。これは特に優柔不断な相手には効果的で、特に決めないといけない事情があるときは必ず決めてくれます。
ですが、選択肢もたくさんありすぎると、かえって選びづらく、どうしていいかわからなくなります。たとえば、法律を勉強する時に、何から手をつけていいか分からない時は、まず、誰かに相談して「ここからやったほうがいいよ」と、選択肢を与えられることがあります。
ただし、相手に選択するのを任せてばかりいると、そのうち自分が損してしまう可能性もありますので、途中から自分で考えるということも視野に入れておきましょう。
以上です。
質問のことで悩んでいる、有用な情報を聞き出す場合は、是非、参考にしてみてください。
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