この記事はこんな人におすすめ
- お酒はどれくらいなら体にいいのか気になっている
- たばこを吸う事のメリット、デメリットを知りたい
- 体の調子を元にもどしたい。ファスティングの効能を知りたい。
お酒やたばこが大好きな人や、これから始める新社会人の人は必見です。
「タバコは百害あって一利なし」と言いますが、「酒は百薬の長」と聞きますが、実はどちらも発がんリスクを上げる効果があります。お酒に至っては、何故か肯定的にとらえる人が多いですが決してそんなことはありません。アルコールがもたらすデメリットと、最後に、身体の調子をデトックスする、ファスティング(断食)のメリットについてお知らせします。
このブログは、以下の書籍を参考に、自分の考えと経験を加えながら書いています。
↓文章を読み上げてくれます(.WAV)
「少量のお酒なら大丈夫」「酒は百薬の長」など、聞いたことがある人はいるかと思いますが、本当にそうなのでしょうか。
アメリカでは、疫学研究にて、アルコールによる発がんが注目されているという報告があります。
飲酒による発がんの原因は、アルコールが体内で代謝されて生まれる「アセトアルデヒド」という有害物質にあります。
このアセトアルデヒドには、遺伝子に直接作用して、発がんを促進する働きがあります。
活性酸素の産生量を増やし、炎症反応を起こしやすくする、細胞中のビタミンB6や葉酸といった有益な成分を減少させる、などアセトアルデヒドがもつ発がんのリスクファクターです。
アセトアルデヒドを分解する能力には個人差があり、主に遺伝によって次の3タイプに分けられます。
①GG型・・・効率よく分解できるタイプ=酒豪タイプ
②AG型・・・分解速度が遅いタイプ=酒豪と下戸の中間タイプ
③AA型・・・分解能力がないタイプ=下戸タイプ
要注意なのが、①の酒豪タイプです。アルコールをガンガン飲めるため、発がんリスクが自ずと上がります。しかし、その前にアルコール中毒にならないように気をつけなければいけないため、お酒と自制心との戦いをする必要があります。
逆に、③下戸タイプは、アルコールを飲むことができないので、発がんリスクはほぼありません。
最も気をつけなければいけないのが、②酒豪でも下戸でもない人です。ビール1杯で顔が赤くなりますが、飲もうと思えば飲めるので、どんどん飲んでしまう。しかし、アルデヒドの分解速度は遅いので、長時間、体内に残留します。
結果として、がんになりやすいのが、②のタイプです。
新社会人や新成人の方は、最初は飲んでみるのもいいかと思いますが、そのあと、毎日継続して飲み続けることをしないようにしましょう。そして、体調を崩す前に、お酒から手を引くことを覚えましょう。
私も昨日のみすぎちゃって・・・
私も飲もうと思えば飲めますが、ここ3年は飲んでないですね。
食べ物ではありませんが、口から体内に摂取すると言う観点から、ふれておきます。
近年の研究では、たばこ1本でも、健康被害が高くなってくることがわかっています。さらに、骨格筋を損傷することも研究で明かされています。
アメリカの軍人を対象に、喫煙のもたらす影響について調べたところ、紙たばこの喫煙者は、非喫煙者に比べて身体トレーニング中の骨格筋尊称のリスクが男女ともに20%上昇することがわかったそうです。
さらに、たばこの本数や頻度が増えるほど、リスクも共に上昇していきます。
たばこを吸うと、肺がやられて運動能力が低下すると聞いたことがある人もいるでしょう。
屈強な軍人でさえ身体被害が大きいので、わざわざ吸う必要はないでしょう。
資産面でも、たばこを吸っている人は、車のベンツが買えるほどの支出をしているとも度々論争がおこりますので、やはり吸う必要はないでしょう。
たばこ | 単価(1箱) | 1年後 | 30年後 |
メビウス | 570円 | 68,400円 | 2,052,000円 |
ヘビースモーカーや、高価なたばこを吸っている人は、もっと金銭的負担は大きいでしょう。
ちなみに、「電子タバコなら安全」と言っている人もいますが、電子タバコのほうが身体にとって危険性が高いです。なので、2019年にはアメリカでは、電子タバコの発売に規制がかかる働きもあります。
つまり、タバコを吸う事はデメリットしかないということですね。
無理矢理メリットを作ることも出来ますが、タバコに投資しているお金でインデックス投資すればいいのでは?というのが私の結論です。
急にたばこを吸いだすひともいるけど、聞いても「なんとなく」しか返事がないんですよね
たばこを吸っている人を否定する気はありませんが、たばこでつながるコミュニティなど、副産物的効果があれば、まだ吸っている価値はありますけど・・・
「食事を休憩する」ということも、食事に対する投資につながります。
短時間の絶食は、慢性炎症の改善に働くことが、最近の研究で明らかになっています。
12名の健常者を対象に、数日間のファスティング前後の血液細胞の変化を調べた研究があります。
その研究では、血液細胞の一種である「単核球」の数が多い人は、ファスティング後に単核球数が減少する傾向があったことが確認されました。
単核球は、炎症に反応してその数を増やすという特徴があります。
つまり、炎症が進むと、単核球の数が増え、炎症が収まると、単核球の数が減るということです。
マウスを使った実験でも、同様の結果が得られたそうです。
このように、ファスティングには炎症を緩和する効果があります。
ファスティング事態に抗菌作用を弱めているわけではなく、単核球数の数に影響があることが明らかにされました。
別の調査では、ファスティングタイム(食事と食事の間隔)が長いほうが健康寿命に効果的であるそうです。さらに、食べ物の質は関係なかったそうです。
栄養学という視点だと「何を食べるか」に注目しますが、食べていない時間を意識的にとることのほうが、胃腸や肝臓など消化器系統の修復時間も長くなり、調子が整いやすくなります。
つまり、消化はエネルギーを使うため、食べてばかりだと内臓が休む時間が無いという事です。いわば、休みなしのブラック企業に勤めている社員をイメージしてみましょう。
とはいえ、いきなりファスティングを始めるのはハードルが高いので、まずは1日1食だけはちゃんと摂り、残りはスープや野菜のスムージーを飲むという方法もあります。
ファスティングをするときは、激しい運動をしないようにしましょう。
また、妊婦さんや持病を持っているなど、特別な事情を抱えている人はやらないようにしましょう。
水1杯で1週間過ごすといった、極端なファスティングを行う際は、専門家の指導のもと行いましょう。
まずは1週間に1回でもいいので、最近食べ過ぎている人は、やってみることをお勧めします。
ユダヤ教では、年6回の断食を行っているとか
宗教で断食を取り入れているのはよく聞きますね。日本でも、お寺で3泊4日のファスティングを体験することもできますよ。
- お酒は少量でも、発がん作用がある。
- お酒を飲めてしまう人は、飲むほど発がんリスクが上がると覚えておく
- たばこは「なんとなく」で吸うものでもないし、吸うほど身体の機能が低下する
- ファスティングをして、身体をデトックスして調子を元に戻す
私は、お酒もたばこもしていませんし、魅力的だとも思っていません。(好きな方はごめんなさい!)
身体への見返りを考えると、どうしてもためらいがでます。
今後、将来的にみてもこの考えは変わらないかと思います。
私にとってお酒とたばこは、お金も健康も奪っていく厄介なものだと考えています。
(もし経験した場合、依存するようになるというのも怖いですね)
ここからは、このシリーズのまとめページに飛びます。
随時更新していきます。
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