シンデレラタイムやゴールデンタイムというのを聞いたことがあるでしょうか。
お肌のシンデレラタイム、筋トレのゴールデンタイム。睡眠にも果たしてこの時間帯はあるのでしょうか。見ていきましょう。
22時~2時は睡眠のゴールデンタイムだよ!だからこの時間に寝なきゃダメなんだ!!←そういうわけでもない
睡眠を意識するようになると、こういった情報が入ってくることはあるかと思います。
この時間帯に寝れば、成長ホルモンが活発化してお肌の状態もよくなる。髪の毛がどんどん成長する。
他にも諸説ありますが、実は、「全く根拠がないかもしれない」という見解もあるくらいです。
眠る時間帯よりも、やっぱり眠っている質が重要
寝不足の人の特徴として、ぱっと見でわかるのが、目の下のクマとなります。
クマにも色々と種類があり、血行不良でできるもの(寝不足)、たるみによるもの(老化)、色素沈着によるもの(目をこする)などがあります。
青、茶、黒っぽく見えるのが特徴ですね。
外見も大切にしている仕事をしていると、このクマがあるとかなり目立つようになります。
しかし、眠りはじめの時間帯が深夜2時でもクマが無い人がいたり、割と早い時間に眠ってるのにクマがある。そういった人もいます。
睡眠は量よりも質、これが一番重要となります。質を高めることで血行不良も改善される可能性もあります。
なので、寝不足を治すには「22時~2時に眠る」というのはあまり根拠はないのかもしれません。
一般的に言われているゴールデンタイム、シンデレラタイムに、無理して眠る必要はないのではないでしょうか。
重要なのは、眠りはじめでいかに深く長くノンレム睡眠を維持できるかというところになります。
時間帯はとくに気にしなくてもいいのですが、眠ってから最初の90分は阻害されないように、そこは気を付ける必要がありますね。
睡眠負債がストレスに・・・
睡眠負債は、いわば眠りの借金のことです。借金と同じで、貯まれば貯まるほど返済が難しく、心情もよくありません。
ちなみにですが、睡眠負債といっても、睡眠時間が短いということではありません。
睡眠負債という言葉を聞くと、「睡眠時間が不足している」という観点ばかりが話題になってきます。
確かに、睡眠の「量」を重視した考え方だと、時間が不足していると直結してしまうのは仕方ありません。
しかし、睡眠は質が重要なので、睡眠負債というのは、悪い睡眠の質がどんどんとたまっているということです。
この質を改善しなければ、睡眠負債というのは一向に返済ができないということです。
安易に睡眠時間だけを重視して、質にこだわらずに返済しないようにしましょう。
さらに、一番危険なのが、「眠らなければいけない」というストレスが発生することです。
時間を重視していると、「眠らなくちゃいけない時間なのに」とか、そういったことを意識しはじめてしまいます。
こういったストレスは、このストレス自体が健康に悪影響となってしまいます。
さらに、ストレスを抱えたまま眠ると、睡眠の質も下がるため、睡眠の負の連鎖が始まってしまいます。
時間を重視した考え方は、偏った考えになりがちなので気を付けましょう。
質にこだわれば、短時間での睡眠でも大丈夫。不安にならないで。
たまに3~4時間しか寝てないのに目が覚めてしまう。という人もいるかと思います。
ストレスや緊張で目が覚めてしまうのは問題ですが、寝起きもよく、日中も眠くならない、体調も特に問題ないのであれば、それは睡眠の質がいい証拠です。
今の生活がたまたま睡眠の質を上げる方法だったということもあります。そういう人が異常者では、むしろ健康的な生活をしています。
寝不足で悩んでいる人は、短時間睡眠をしている人をうらやましがることもあるかと思いますが、睡眠時間が長いけど疲れが取れない人は、一度自分の睡眠環境を見直してみましょう。
おわりに
睡眠について、「ただ眠るだけ」だから深く勉強してこなかった人も多いかと思います。
ただベッドに入って夜眠くなれば寝る。これが自然とできるからですね。
ですが毎日やることだからこそ、正しい知識をつけて、睡眠を味方につけていい人生を迎えていきましょう。
参考文献
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