人生の3分の1を過ごすと言われる睡眠。だからベッド等の寝具にお金をかけるのは大切だ!と思うのは間違っていないです。
しかし、値段が高い寝具を買えば、睡眠の質も比例して上がるかというとそういうわけでもありません。
↓文章を読み上げてくれます。(.WAV)
高い値段=高性能≠睡眠の質
前回は睡眠の質を上げるベッドとして、「すのこベッド」が安価で快適に眠れると紹介しました。
「ベッド」自体は正直、機能面や見た目が重視されているので、ベッドにお金をかけても睡眠の質の向上にはつながりにくいです。
睡眠の質を上げるには「マットレス」「布団」といった、実際自分が眠る場所となる寝具をいかに自分にあったものを選ぶかが重要となります。
「快適マットレス」や「爆睡熟睡眠眠布団」と謳っている広告をみたこともある人もいるでしょう。
お財布事情がよろしければ、寝具にこだわって、自分にぴったりのものを探すのもいいでしょう。テンションも上がりますからね。
ですが、高価な寝具、特殊な寝具が必要かというと、決してそんなことはありません。
「高い値段だからきっといい性能だろう。選ぶの面倒だからこれにしよう」と安易に選ぶのはお勧めしません。
自分にあったベッドが、自分の予算内に入っているか、という選び方をしないと、自分にとって価値のないベッドになる可能性があります。
寝具の寿命はどれくらい?長くても10年程度で買い換えたほうがいい。
寝具ももちろん道具なので、使っていけば寿命を迎えることになります。
寝具も長年使っているものは、適宜買い替えることをお勧めします。
マットレスの場合だと、中のスプリングが使っているうちにだんだんと弱まっていきます。
また、その人の寝る姿勢によって、特定の部分が凹んだり、破れたりしていきます。
布団の場合も、使っていれば全体的につぶれてきたり、寝る人の姿勢によって中の綿が偏ったりしてバランスが悪くなります。
マットレスでも布団でも、長期間使っていれば、しだいに中にホコリが溜まり、ダニが発生するという問題もあります。
こうしたことを考えると、布団の寿命は5年程度となります。
マットレスの場合は、半年ごとにひっくり返したり、上下を入れ替えたりしてあげれば寿命は延びますが、それでも10年程度となります。
快適な睡眠を迎えるためには、寝具は5年~10年程度を目安に買い替えてみましょう。
↓参考までに
睡眠効率を最大化するには、温度と湿度も重要。ちょっと涼しめを意識しよう
脳の疲れや不安をとって、寝室を清潔にして、自分にぴったりの寝具を揃えたら、あとは部屋の温度と湿度にも注目してみましょう。
部屋の温度については、ちょっと涼しめくらいがちょうどいいかと思います。
眠りに入っていくとき、脳と体の温度は下がっていきます。
脳が覚めていない環境だと、スムーズに眠りに入ることも難しくなります。
暑すぎる部屋で眠れなかったり、熱帯夜で寝苦しいのはそのためです。
基本的に暑すぎる部屋にいるだけで、睡眠の質が下がるといことは覚えておきましょう。
具体的な温度は、冬場は22~23℃。夏場は25~26℃くらいが一般的に睡眠にベストといわれる温度となります。
ですがこれはあくまでも一般的なので、体感温度は人によって全然違うので、自分にあった睡眠温度をみつけてみましょう。
ちなみに、寝具や寝間着も使ったうえで、快適な温度を見つけることが大切となります。
また、湿度については、50~60%が快適となります。
60%以上だと、カビが発生したり、ダニが活発化したりします。
40%になってくると、空気が乾燥し、のどが渇いたり、ウイルスが活発化します。
夏場はエアコンで除湿して、冬場は加湿器で湿度を上げましょう。
おわりに
自分にあった寝具を見つけるのは、実際に使ってみたり、アドバイスを受けるのが一番てっとり早いです。
ネット通販であれば気軽に選べますが、一度店頭にいき、誰かとよく相談したうえで決めるのが失敗は少ないです。
特に、寝具関係は値段が高くなりがちなので、値段に見合った、自分に価値のある寝具をみつけて、快適な睡眠を迎えましょう。
参考文献
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