腸のコンディションを整えることで、ストレスの緩和につながり睡眠の質を上げることができます。
腸は第二の脳ともいわれていますが、その通りです。
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幸せホルモンで幸せになろう
腸では、脳内で働くさまざまなホルモンが作られています。なかでも、睡眠との関係で大切なのは「セロトニン」と「メラトニン」です。
「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンは、ストレスを和らげる役目を持っています。
腸内環境が悪化してセロトニンの分泌が減ると、イライラしたり、ひどい場合にはうつ状態になってしまいます。
脳疲労も溜まりやすくなります。
メラトニンは、ひと言でいえば「睡眠ホルモン」となります。入眠しやすく、深く眠れるようになるためには欠かせないホルモンです。
腸のコンディションが悪くなってメラトニンが減れば、睡眠の質の低下に直結します。
睡眠の質を上げるために必要な、「脳疲労を取り除く」「血液の循環をよくすること」の両方に、腸は関わっています。
腸のコンディションを整える方法
睡眠改善につなげる、腸のコンディションを整える方法は二つあります。
蒸しタオルを使って腸を温める
これは単純に、頭や目、首をほぐしたときと同じように、蒸しタオルをおなかに当てて温めるだけです。
寒い時期も、暑い時期も、これをやると効果的で、とても気持ちがよくなったり、呼吸が楽になったりします。
水で濡らしたタオルを電子レンジで1分程温めて、ビニール袋にタオルを入れて温めればすぐに体感できます。
腸のマッサージ
腸のマッサージはお腹の固さチェックからはじめます。
両方の手のひらを重ねて、人差し指、中指、薬指の三本の指を使い、1~8へと順番に、息を吸いながら10回、息を吐きながら10回ずつやさしく押していく
これで固く感じるところや痛みを感じるところがあれば覚えておきましょう。
特に痛みや固さを感じ人が多いのは、みぞおちです。ストレスが溜まっている人はこの部分が固まりやすい傾向があります。
下痢をしやすかったり、便秘気味の人は、7が痛むことがおおいです。
チェックが終わりましたら、マッサージをしていきます。
先ほどと同じように、1~8の順番でマッサージをし、使う指も同様です。
- 息をゆっくり吸いながら、10回押します。優しく押すようにしましょう。
- 今度は息を吐きながら、同じく10回押します。
- 1~2を三回繰り返す。
- 8か所を順番にやっていきます。
マッサージが終わったら、先ほど固さや痛みを感じた部分をもう一度おしてみましょう。
前よりも柔らかく感じるはずです。
変化が感じられない人は、それだけひどく固まっているので、毎日やることをおすすめします。
タイミングについてはお風呂上がりの身体が温まっているときにやると効果的です。
疲れがたまっている時など、低下した免疫力を回復させる効果も期待できます。
おわりに
腸のコンディションを整えることで、健康面も改善されていきます。
特に、冷え性の人や便秘、下痢気味の人は効果的です。
ヨーグルトを食べてコンディションを整えるのもいいでしょう。
睡眠改善は、こういうところからも出来ますので、試してみてください。
参考文献
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