お知らせ

睡眠をよくする食べ物はトリプトファンを多く含む食べ物。お味噌汁は最強説!?

睡眠も大事ですが、その睡眠をよくするための「食事」も大切です。

どんなものを食べれば、良い睡眠を迎えられるかをみてみましょう。

↓文章を読み上げてくれます(.WAV)

睡眠にいい食べ物はトリプトファン、睡眠までのいいサイクルをつくりだしてくれる。

睡眠ホルモンのメラトニンは幸せホルモンのセロトニンから作られ、セロトニンはトリプトファンから作られます。

脳内のセロトニンは食べたトリプトファンの量に影響します。

必須アミノ酸のトリプトファンは自分たちの身体では十分につくり出すことができないアミノ酸であり、食事でとる必要があります。

トリプトファン(食事でとる) → セロトニン(幸せホルモン) → メラトニン(睡眠ホルモン) という流れでつくられ、発揮していく。

セロトニンは、腸に90%、血液に8%、残り2%は脳となります。腸のセロトニンが脳に取り込まれているわけではありません。

脳は血液脳関門というバリアがあり、腸にあるセロトニンはこの血液脳関門を通過できないため、脳へトリプトファンを取り込み、脳の中でトリプトファンがセロトニンに変わる必要があります。

食事からとったトリプトファンは、血液中から脳に運ばれます。

トリプトファンを運ぶ輸送体はトリプトファン以外のアミノ酸も一緒に運びます。

通常、脳には長鎖中性アミノ酸が積極的に摂り込まれるため、トリプトファンはあまり脳に入りません。

脳内にトリプトファンを増加させるためには、炭水化物が必要です。

炭水化物をとると血糖が上昇し、インスリンが分泌されます。

インスリンの作用で、長鎖中性アミノ酸は筋肉などに使われ、脳内へトリプトファンが取り込まれる量が増えます。

心や睡眠を安定させるためにセロトニン、メラトニンを効率よくつくるには、トリプトファンだけでなく、炭水化物も一緒にとる必要があります。

トリプトファンをとって、睡眠の質をよくする。お味噌汁を作るところから。

トリプトファンは、野菜や果物よりも、肉、魚、豆、乳製品といったタンパク質に豊富に含まれます。

何を食べるか迷った場合は、お味噌汁、おさかな料理、バナナあたりがおすすめです。

乳製品もトリプトファンを多く含みます。チーズも該当するので、間食にチーズを食べるのもいいでしょう。

偏った食事はあまりよくありませんが、適切なバランスをとった量を食べる分には、特に問題はありません。

バナナについても、トリプトファン、ビタミンB6、糖がバランスよく含まれています。

お味噌汁は特におすすめな食べ物です。

特に、朝ごはんにお味噌汁をとると末梢の体内リズムと体温リズムが整いますし、消化に負担もあまりかからないため、夕食にもおすすめです。

みそ汁は、具材によってとれる栄養も変わりますので、最近食べてないものを入れて作れば、簡単に栄養を摂ることも出来ます。

材料の中には、水に溶けだしてしまう栄養もありますが、みそ汁であれば、それも飲むこともできます。

余談ですが、お味噌の保管場所は、冷蔵庫でなく、冷凍庫がいいです。冷凍すると、麹が眠った状態となり、発酵がストップするので味が劣化せずに保存できます。

味噌は冷凍しても固まらないので、スプーンですくうことができます。

美味しいものを食べるということは、今の自分の身体が一番おいしいと感じるもの。

周囲の人が身体にいいという食べ物が、自分にもいいという食べ物になるかというと、そうでもありません。

季節、天候、環境、自分の体調など、身体はいつも変化しています。

身体に必要なものはその時の身体が一番よく知っています。

実際に食べてみる前、食べた後に「自分の身体がおいしく食べられているか」を確認してみましょう。

味のおいしさが身体にいいものとは限りません。

寒い日のアイス、風邪をひいた時のおかゆ、自分で育てた野菜など、美味しく感じるものはその時々で変化します。

自分の身体が本当に欲しいものを食べることによって、身体の自然治癒力が発達し、自分が本来もつリズムや身体全体を調和できたりします。

自分の不調を癒す力は、予防として症状がでにくくなる状態をつくるだけでなく、元々もっている心身の能力をしっかりと発揮し続けられる状態をサポートします。

「食」は「医」に通じるものがあるという考え方。医食同源

人の身体は不思議なもので、自分の身体に合っているものを食べるときは、それを美味しいと感じます。

たとえば、漢方薬は一般的には苦いイメージがありますが、その人の身体にあった漢方薬を処方すると、ほかの人にとって苦く感じるものが、その人にとっては美味しく感じたりします。

身体が受け付けない食べ物というものがあったら、それは素直に食べないほうがいい時もあります。

「医食同源」という考え方があるそうです。これは、日ごろの「食」は「医」による病気の治療や、身体を健やかに保つための薬と同じ動きをする。

生命を養い健康を支えるのは「医」も「食」も根源は同じという考え方です。

 

おわりに

睡眠にいい食べ物は、「トリプトファン」を多く含む食べ物となります。

肉、魚、豆、乳製品などがおすすめですが、とくにお勧めなのがお味噌汁となります。

スープ系の食べ物であるため、色々な具材を入れることができ、水に溶けだした栄養素も摂ることができるため、栄養素の取り逃しが少なくなります。

食事は医療的な考え方からみてもとても大切です。自分に合った美味しい食べ物を食べて、健やかな人生を送りましょう。

 

参考文献

 

寝具選びのの参考に↓

昭和西川㈱のページ


ビーナスベッド㈱のページ


前月のブログ状況報告↓

2021年6月近況報告

こちらにも参加しています↓

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA