この記事はこんな人におすすめ
- 休んでも疲れが残っているようで休んだ気にならない
- 集中力が続かなくなってボーっとする時間が増えて悩んでいる
- 簡単にできる休憩方法を知りたい
結論は、休まる状態を作るにはアナログ的休息をとる
疲れがたまったら、体を休めることは基本ですが、休んでも回復しない場合はリフレッシュ方法が間違っているからです。
例えば仕事や勉強の休憩時間で、SNSをチェックしたりゲームをする場合がありますが、これは脳や体は休まりません。
ネガティブなニュースでストレスがたまったり、ゲームに集中するとリラックスする時間にはなりません。
良い休息方法は、景色を眺めたり、誰かと直接会話したりと、アナログ的な方法が効果的です。
休日には、森林浴な公園でウォーキングなどもいい刺激になります。
回復するための休憩、休日の過ごし方を知ることで、集中力も回復して時間短縮につなげられます。
このブログは、以下の書籍を参考に、自分の考えと経験を加えながら書いています。
大事なことのために時間をつくりたい、けれどもそんな余裕がない。
やりたいことがあるけれど、疲れてしまって余裕がない。
現代人はスケジュールが空いていると仕事の予定を入れてしまいがちです。
時間を作るうえで大切なのは次の4ステップ。
①ハイライト:その日の最優先事項を1つ決める
②レーザー:ハイライトで決めたことに集中し続ける
③チャージ:体を使って脳を充電
④チューニング:あなた自身の生活スタイルに合わせる
今回は「③チャージ」にポイントを絞り、時間を作る「集中するため」の戦術を紹介していきます。
①ハイライトでその日の最優先事項を1つ決め、②レーザーで集中し続ける環境が大切です。
しかし、集中しっぱなしは続かず、いずれ休憩は必要です。
今回は、③チャージで体を休め、脳をリフレッシュする方法をご紹介します。
使ったエネルギーを回復するには、食事との付き合い方も大切となります。
紹介する戦術を実践してみて、自分に合うならカスタマイズし、ダメなら無理にやる必要はありません。
そして、やるといっても、完璧にやり遂げる必要もありません。
完璧の追求も注意力が散漫になる原因の1つ。
時間作りには完璧な手法はないため、こだわりすぎないように気を付けましょう。
家でゴロゴロしているのが最良だと思うのですが・・
体は休めても、脳は休めてない場合があります
森林は当たり前のようにあって見過ごしているかもしれませんが、森林浴で休日を過ごすことでリラックスすることができます。
森林浴の研究によれば、短時間でも森林に入るとストレスが和らぎ、心拍数や血圧が下がると言われています。
ミシガン大学が2008年に行った研究では、市街地を歩いた人より公園を歩いた人のほうが、認知テストの成績が20%高かったという結果が出ました。
少し自然に触れることで、大いに心が安らいで、頭もさえるということです。
カル・ニューポート氏の『大事なことに集中する』では次のように述べられています。
自然を歩くときは、注意をどこかに集中させる必要がない。
行く手を阻む障壁(混雑した交差点など)がほとんどないし、興味深い刺激で頭が適度にいっぱいになるから、積極的にどこかに注意を向けようとしなくなる。
この状態が、集中力の回復を助けるのだ
普段、休日を家で過ごすことが多い人は、試しに近くの自然がある公園にでかけてみましょう。
ジョギングやウォーキングをするときも、市街地だけでなく公園もルートに入れてみましょう。
仕事をしている人は環境が変わるため、体と心にいい刺激を与えて休まります。
ジムでトレーニングすることが多い人もいいかもしれませんね
体を鍛えるのとリラックスするのはまた別ですね
迷走の効果は多くの研究で確認されていますし、実際に取り入れている企業も多いです。
ストレスを減らす、幸福感を高める、脳をリラックスする、集中力を高めるなど。
頭の中をスッキリさせ、考えない、立ち止まる時間を作ることになります。
しかし、「瞑想は難しく、気恥ずかしい」という思いから、実行するのに抵抗がある人もいます。
人間は、考えることがデフォルトになっています。
普通ならいいのですが、四六時中、考え事をしていると、脳は休む暇がありません。
思考に流される代わりに、静かに自分と向き合い、自分の状態を意識するから、思考をゆっくりと落ち着け、脳を休ませることができます。
つまり、マインドフルネス(瞑想)は、脳のための休息であり運動方法です。
【カリフォルニア大学サンタバーバラ校】
2013年に行われた研究では、1日たった10分間ずつ2週間にわたって瞑想した学生は、GRE(大学院進学のための共通テスト)の言語スコアが460点から520点に上がった。
【ハーバード、イェール、MITの研究者】
2006年の共同研究では、熟練した瞑想者と非瞑想者の脳をMRIスキャンを使って比較したところ、瞑想者は大脳皮質の注意と知覚を司る部位の厚みが増していた。
瞑想することはメリットが大きいですが、表面的な効果、目に見える形で表れにくいので、継続性にも課題があります。
瞑想は頭に良い効果を生み出すってことか
瞑想をするときのコツは、
- スマホの瞑想アプリを使う
- 目標は低く設定し、まずは3分間やってみる
- 座禅は必要なく、アプリのガイドに従って行う
- 瞑想は自力でなく、ガイド付きでも続けられる
以上のように、軽くやり始めてみることをおすすめします。
瞑想をするにはハードルを低くってことですね
目を閉じて、何かに反応する自分を客観視してみましょう
ヘッドホンやイヤホンは、外出時やウォーキングをするとき手放せない人も多いかと思います。
自分だけの世界にひたれ、テンションを上げられるようにもなります。
しかし、仕事や散歩、運動、通勤の旅にヘッドホン・イヤホンをつけていたのでは、脳は静かな時間を過ごせません。
何万回と聞いた曲でさえ、頭は使います。
退屈な時間を過ごすのに便利ですが、退屈な時間は集中力を生むための時間を作ります。
たまには、ヘッドホン・イヤホンは家に置いて外出してみるのもいいでしょう。
1日でも、1時間でも、ヘッドホン・イヤホンを手放して過ごしてみると、少し違った環境を味わえ、リラックスできます。
頭の中に音楽が流れない時間を作るんですね
環境音を受け入れてみましょう
仕事の息抜きに、TwitterやFacebookをチェックしたくなることはよくあります。
しかし、SNSやゲームなどの休息は、脳のリフレッシュやリラックスにはなりません。
ネガティブなニュースやコメントを見れば、ストレスは減るどころか増えてしまいます。
デスクワークの人がSNS等で息抜きをすると、体を動かすなど、エネルギーを高める活動をする時間がなくなります。
その代わり、デジタル画面なしの休息をおすすめします。
窓から外を眺める、散歩に出かける、誰かと話す、アナログ的な休息をとってみましょう。
休憩時間にSNSを見る習慣がついている人は、行動を変えていく必要があります。
習慣を変えるのは難しいので、SNSにログインするにはいちいちIDやパスワード入れるようにするなど、不便にしていくことで悪い習慣を止めていくことはできます。
デジタル的な休息を遠ざけることで、体は回復し、再び集中モードに入れるため、短い時間で仕事をこなすことができます。
死ぬ気で休むことが大事なのか
休憩時間は自由時間ではないですね
人はどんな内向的な人間でも、誰かとつながりたいという欲求を持っています。
太古より、人もそうですが動物も独りでは生きていけないため、結束の固い社会で最も力を発揮するように進化してきたのだとおもいます。
最近では、人と親密な時間を過ごすことは少なくなりました。
1日で出会う人の数は多いですが、親密な時間を過ごせているかとなると、そうでもないでしょう。
75年以上にわたって行われた研究。
良好な人間関係を保っている人ほど、長く健康で充実した人生を送れることが明らかにされました。
誰かと親密な時間をすごすことは、エネルギーを大いに高める方法ということ。
人と過ごす時間は楽しいですもんね
元気をくれる仲間はずっと近くにいます。
オフィスで働く同僚、家族、パートナー、友人など。
人間関係はイライラの悩みにもなりますが、反対に元気になることにもつながります。
親密な時間を過ごすということは「自分の声を使って誰かと会話をすること」です。
SNSのようないいね!ボタンを押す、形式的なやりとり、絵文字を交換しあうことではありません。
画面を介したコミュニケーションは効率的ですが、親密に過ごすというと少し違うかと思います。
自分が会話をして、元気になれる相手がいるかの実験方法をご紹介します。
1 エネルギーをくれそうな人を1人思い浮かべる
2 その人と会話をする時間をつくる
3 エネルギーレベルの変化に注目する
家族でも友人でも誰でもよく、時間や場所も問いません。
週に1度でもいいので、尊敬する人、刺激をくれる人、笑わせてくれる人、ありのままの自分を受け入れてくれる人に連絡をとり話してみましょう。
エネルギッシュな人というのは、話すと気持ちいいものです。
一人で過ごしていると思考も停滞しますからね
内向的でも友達と話すのは楽しいですからね
画面を見ずに食事をすると、3つのメリットがあります。
機械的に口に運ばず、食べるモノを見ながら口に入れられる。
元気の出る人と会話しながら食事を楽しめる。
忙しさから解放され、ゆとりをもった時間を1日に作れる。
食事は生きていく上では必要不可欠です。
だからこそ、リラックスするための習慣にはもってこいの時間です。
一人で食事をするときでも、テレビやスマホから離れることで、食べ物に集中することができます。
食事への集中は、美味さを味わうことにもなり、濃密な時間を過ごすことができます。
スマホのながら食べは厳禁ですね
スマホだと自分しか楽しめませんからね
本当に体を休めるには、休み方を知ることが大切です。
集中力を回復できないと、時間をダラダラ過ごしがちになります。
時間術大全のまとめです。
- 森林浴でストレス軽減と認知機能アップ
- 瞑想で心と体をリフレッシュ
- ヘッドホンやイヤホンをせず、たまには音楽やラジオから離れてみる
- 体を動かす、景色を眺めるなどアナログ的休憩で体を休める
- 元気をくれる人と会話をしてエネルギーを充電する
- 食事はテレビやスマホから離れて食べることに意識を向ける
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