何かしらの情報をえるときには、鮮度が重要となります。勉強するにしても、なにか新しいことを始めるにしても、今の時代に通用しない古い情報では役に立ちません。
鮮度の高い情報を得るにはどうしたらいいのでしょうか。
この記事はこんな人におすすめ
- ネットサーフィンで情報を得ているが、鮮度が高い情報なのかがわからない
- 質問をしても、自分が欲しい情報をくれない
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真偽を調べるには、自分で検証するか、信頼できる人に直接お願いするのがいいですね。
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もし自分が何かしらの情報を得たいときには、テレビ、雑誌、ネットや新聞などから得ることができます。こうした情報は、今は誰でも簡単に取得できることでしょう。
一番身近で新鮮な情報は、直接、人から得た情報です。
さまざまな情報が氾濫している今の時代だからこそ、人の持つ確かな情報、現場の情報を得ることが大きな力となってきます。
では、人から情報を得るにはどうしたらよいかという疑問がでるかと思います。
当然ですが、相手が勝手に情報をぺらぺらと教えてくれることもありますが、これは一番ラッキーなパターンです。
しかし、相手が教えてくれる情報と、あなたが知りたい情報が全く同じとは限りません。
あなたが知りたい情報があるときは積極的に質問をしていなかねれば、誰も教えてはくれません。
たとえば、売れる新商品を開発するには、顧客が望んでいるものを知らなければなりません。就職したい会社であれば、その会社が求める人材像を知らなければ、対策をたてることができません。
情報は、自分から求めていくものです。そのためには、積極的に質問をしていくことが大切です。
ただし、情報を得たいからと言って、むやみやたらに質問しても、相手が適切な情報を教えてくれるわけではありません。
的確な情報を得ようとすれば、適切な状況、人、質問をすることが必要となります。
本、テレビ、インターネットでも、情報発信者は人間ですからね。本人から聞いた情報を誰かが発信しているだけですから、新鮮度は若干落ちますね。
投資の世界だと、インサイダー取引が禁止にされているほど、情報の鮮度というのは時に重要となります。
たとえば、新商品の拡販企画を練っているときに、たまたま通りかかった別の部署の同僚に「これの予算どのくらいだろう」と聞いてみ意味がありません。
「だいたい100万円くらいじゃない?知らんけど」という答えのない答えが買ってきます。時間の無駄ですね。
予算なら確かな予算情報を持っている人に聞かなければ正確な情報を得ることができません。
当たり前のことなのですが、やはり優しそうな人など、聞きやすい人間に聞きたくなるのですが、その人が全てを把握しているわけではありません。
全ての人が、質問をしても答えてくれるわけではありません。相手の立場や置かれた状況によって、答えてくれるかが決まってきます。単純な例ですと、機嫌が良い悪いというだけでも返答率が変わります。
質問をするにしても、それなりの状況をつくってから質問をしなければなりません。
そして、質問をするときも、自分が求める答えを得られるような質問をするべきです。
上司に行動の指示をあおぐ場合とかでは「どうしたらよいでしょうか」という漫然とした質問をするより、「こういった理由から、こうしようと思いますが、これでいいですか?」等と質問をすれば、「いい」か「それならこうしよう」というように的確に指示を受けることができます。
全知全能聖人君子のような人間がいればいいですけど、そんな人間いないですからこちらが気をつけなければいけませんね。
質問に答えてくれなかった場合は、まず自分の質問方法を見返してみましょう。
情報を聞き出したい相手が質問に答えてくれる状況になったとき、次に考えることは、どのように質問をするのが適切かということです。
せっかく質問できる状況にこぎつけたとしても、質問の仕方を間違ってしまい、相手の感情を害してしまったり、的外れな質問をしてしまったら、質問をする意味がありません。
チャンスを活かすために、適切な質問をするように万全を期さなければなりません。
相手からいい情報を得るために重要なことは、まず「相手の感情を害さない」ことが重要です。
相手は、あなたにとって価値のある情報を与えてくれようとしています。その人の感情に配慮するのは当然のことと言えます。
そもそも人間は、理性ばかりで行動するわけではありません。時には、感情で決定し、その正当化を理性で行っているだけかもしれません。
したがって、一度感情を害してしまうと、もはや有益な情報を得られなくなると思った方がいいでしょう。
常に相手の立場にたって、相手がどう感じるかを考えながら聞き出しましょう。
ねえ君、僕のために無償で働いてくれるよね?
僕達友達だよね?アットホームな関係だよね?
圧迫感のある質問はやめましょう。
余談ですが、就活する際、一部の職種ではストレス耐性をみるためにあえて圧迫面接をするときもあるとか。
相手が答えやすいように質問することも大切です。
いきなり核心をついた質問をしても答えてくれないような場合には、まず、周囲の関連する質問をしていきます。
たとえば、ビジネスの話しでいきなり「新しい事業を始められるんですか?」と聞くよりも「最近、御社は業績が好調のようで、株価も発展していますね。今年は、なにか積極的に設備投資などされる予定とかあるんでしょうか?」といったような感じです。
答えるのが恥ずかしいような質問をしなければならないのであれば、まず自分の恥ずかしいことを話してから質問をしてみましょう。
「先日、こんな失敗をしちゃいまして~・・・こういうことありませんか?w」と誘導したり、耳にした第三者の話しとして質問していったりします。
また、質問をされてせっかく答えても「そんなことを知っています」と言われたら、誰も気分はよくならないでしょう。こういうときは、たとえ知っていたとしても、知らないふりをして次にどんどん進みましょう。
情報をえるために質問をするときは「この分野はまったく知識を持っていないので、教えてほしいのですが・・」というように、知識が少ないことを匂わせながら質問をすると、相手も答えやすくなります。
人に教えるという事は、教えている人は一種の優越感に浸っている状態なので気持ち良くなります。こうなったらどんどん質問をするチャンスです。
有益な情報を与えてくれるのは人です。相手が答えやすいように配慮しながら、敬意を払いながら質問をするようにしましょう。
今この時代は、情報というのはスマホ1台あれば多くの情報を得られることができます。もちろん、その情報が全て正しいわけではないですし、鮮度があるわけではありません。
鮮度が高い情報というのは、人に聞き出すのが一番です。
しかし、聞き出すにも、誰に、いつ、質問の内容が適切でなければ、自分が知りたい情報を得ることはできません。
質問をしているのは人です。そこには当然の礼儀を尽くすことが重要となります。
ここからは、このシリーズのまとめページに飛びます。
随時更新していきます。
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