この記事はこんな人におすすめ
- なんだか毎日忙しくて、勉強する暇がなくて悩んでいる
- 時間が足りないけど、なんで忙しいのかがよくわからない
- 一刻も早くキャリア形成をしたいのに上手くいかない
結論は、計画と集中で時間を生み出す
日々の活動では時間に忙殺されることが多く、余暇を楽しむ暇もないと思っている人は多いです。
しかし実際の行動は、SNSやTVといった無用なことに時間を費やしていることも多く、その状況は変えられないと思っている。
こうした無用なことにいくら時間をかけているかを書き出して、有意義な時間に変えることができれば、将来的な恩恵を受けられ、目標とする自分に近づける。
1日の行動を計画を立て、有意義なことに集中できれば、時間は自ずと空くようになります。
このブログは、以下の書籍を参考に、自分の考えと経験を加えながら書いています。
大事なときに考えがあちらこちらに飛ぶようではパフォーマンスは最大化できない。
それ以前に、パフォーマンスだけでなく、何事もうまくいきません。
試験、会議や面接で集中力がとぎれるだけでなく、遊びに時間を割いて本当に重要なことは後回ししてしまうようになる。
今日は生産的な一日を送ろうと意気込んで、結局何一つ成果がでなかった。
そんな経験はありませんか?
時間は私たちにとって最も貴重なリソース。
過ぎた時間は取り戻せないし、使わなかった分を貯めておくこともできない。
それとは逆に、現代では限られた時間を奪いに来る仕組みで溢れている。
注意散漫や先延ばし癖との戦いは延々と続くが、根気よく取り組めば最後は必ず勝利できます。
集中力を使うと時間を生み出すことができますね
自分の時間は自分で作ります
時間との戦いは簡単なものではありません。
私自身も、学校に通っていたころは遊びに時間を使いましたし、無意味にダラダラと過ごしていました。
ただただ人生の浪費をしているような日も何日もありました(当然その時は時間の大切さを意識したことはありませんでした)。
学校では授業を受けるときは時間割を元に教科が決まっていましたが、大人になるとあれも一種のタスク管理なのかと思うようになりました。
大学受験、仕事ではスケジュールを立てるのが大切。
日々の時間割りを作ったり、あるいは週、月などでも作成しておくと、自分の進捗を管理することができます。
すると、自分が「今は何をすべきか」が可視化されることで、やるべきことがはっきりし、集中力UPにつながる。
大人になったら、スケジュール管理は自分自身でやる必要があります。
計画を進めるための仕組みを作り、手順を決める。
成功の可能性を高める責任は、自分にあるということです。
「この時間はこれをする」と明確なら行動しやすいですね
目標は集中力と相性がいいですね
自分で思い描いた計画通りに進もうとすれば、「時間」は必要。
ですが、時間は限りあるリソースです。
私の回りもそうですが、いつも「忙しい」と感じている人は多いです。(言葉にも出してたりしてます)
多くの人が時間の余裕が持てないのは、1日が「有意義な活動」と「無意味な活動」で埋め尽くされているから。
この混在は、おそらく時間に注意を払っていないために起こるものだと推測できます。
そうであれば、まずやるべきは、現在のスケジュールから「無意味な活動」にあてている時間を見つけ出すこと。
それが「人生を遠回りにさせている時間」なのは間違いありません。
「無用な時間」を「有用な時間」に変えることで目指すキャリアに近づけます。
必要な時間の確保をする目途がたっても、難しいのは「実行」し続けることです。
毎週、有用な時間を見つけ出すのは、様々な誘惑に打ち勝たなければいけない。
無意味と有意義な時間を書き出す必要がありますね
「実行することを続ける」というのは本当に難しいです。
計画を立てるだけなら誰でもスイスイと書き出すことはできるでしょう。
しかし、実際に行動を起こそうとしたとき、例えば朝活をしようとして、初日は上手くできたとしても、数週間後には「あと30分だけ」と起きてもベッドに戻ってしまう。
計画を実行するという意思を持つのは簡単。
最初の1回をやるのはおそらく簡単。
数カ月、毎日やり続けることはとても難しい。
多くの人は、計画を習慣へ変える途中で挫折してしまう。
そのため、とにかく簡単な方から手をつけるのがコツ。
まずは、活動にあてられる時間を見つけ出すことが先決です。
習慣化の道のりは難しいということですね
それが時間がかかるものであれば尚更です。
週に一度、日曜日の夜などに今後の7日間の方針を決めてみましょう。
最短距離のゴールでなりたい自分を目指すプロセスにおいて、自分が重要だと考えた活動を、「ここに90分」「あそこに1時間」などと割り振っていきます。
活動を割り振るためには、すでに詰まっているスケジュールのなかから、そのための時間枠を決めなくてはなりません。
時間を見つけ出す上で最大の障壁、それが「時間的非整合性(Time-inconsistent preferences)です。
行動科学用語で「長期的な利益となるとわかっている行動を、自制心が働かないために採用しない」こと。
「異時点間選択」を行う時、自制心の問題と正面から向き合う必要があります。
【異時点間選択】
次の①と②の選択肢ではどちらを選ぶか。
①短期的な満足を得られる選択肢
②選択時点ではコスト(損失)を払うが遠い未来にベネフィット(恩恵)を得られる選択肢
6時間の自由時間があるとして、ショッピングやゲームで遊べるのに、読書をして自己投資ができるかということ。
小説の執筆や新しい言語の学習が好きな人は、書くたび、学ぶたびに没頭してフロー状態に入り、心地よい満足感を覚えるかもしれません。
それでも、ベネフィットが得られるのは将来時点です。
出版して印税が入ってくる、海外勤務で新しいビジネスの会話ができるようになったときです。
逆に、その時は楽しいが、後からコストを負担することになる活動は多い(=目の前の娯楽)です。
目の前の娯楽には、例えば飲酒、タバコ、ポテチを食べながらのTV視聴、終わることのないSNS巡回など。
これらは時間の浪費ばかりでなく、長期的にみれば健康面でもコストになります。
あなたの日々の活動が、健康のため、家族のため、リラックスするための時間を奪ってはならない
勉強中にスマホがあると邪魔でしかないですね
浪費は絶対ダメということではないです
毎年、イギリスの歳入関税庁(HMRC)(アメリカの内国歳入庁「IRS」に相当)は、適正な額の税金が納められるイルカ確認するため、国民の所得を監査しています。
「時間の監査」とは、自分自身が日々の時間の使い方を振り返ること。
それにより、自分が立てた計画と実際の活動とが一致しているかを確かめられます。
自分自身の今後の7日間について、時間監査を行ってみましょう。
そのために、あらかじめ1日を15分刻みに区切っておくと、目の前の娯楽をあぶり出すことができます。
目の前の娯楽は、なくす、避ける、削ることはできるため、時間の監査で無駄な時間をどこに使っているか見てみます。
目の前の娯楽は人によって異なります。
私の場合は、身近なもので言うとSNS、ゲーム、TV等です。
人によっては、不必要なメール、LINE、1週間分のTVドラマなどがあるでしょう
これらを可視化するには、次のようなポイントを抑えておきます。
(例)【無駄な会議に出席】
1週間で無駄にした時間 | 10時間 |
削減目標 | 6時間(たま顔を出す程度) |
解決方法 | 話したい内容がなければ欠席。 進捗を確認するだけの会議は出ない。 |
このように書き出してみましょう。
忙しいと言っている人でも、3項目くらいは出てくるでしょうか。
〇〇だからしなくちゃならない、というのも時間浪費の原因ですね
立ち止まって振り返る時間がないことのほうが問題です
日々の活動が困難な作業を伴ったり、ちょっとした出来事で気持ちがくじけそうになったりしたときに、それでもやり抜こうとすることにこそ本当の大変さがあります。
立てた計画をそのまま実行するのは難しく、活動を続けるには自制心が必要。
私たち人間は、それほど強い心を持っていない。
目標達成に必要な作業は、つまらなくて退屈なことも多い。
友達と遊んだり、映画に行ったりする暇もなくなる。
それでも、あなたが理想の人生を、キャリアを手に入れるために選んだ道。
自分にしか実現できない、目の前の娯楽に邪魔されるわけにはいかない。
ただ、私たちはいつもラクな方に流されるわけではありません。
自分の集中を切らす原因を見つけ出し、そこから自分を守る仕組みを取り入れれば、弱点を克服して前へ進める。
行動科学からはこれが学べます。
簡単に言うと、効果を感じたものは残して、それ以外は手放す。
7日間続けたら一度立ち止まり、自分の行動が望ましい方向に変化したかを検証。
上手くいけばそのまま続け、その後の経過も7日間毎にチェック。
効果が薄れてくると感じたら、それは自分が慣れた証拠なので、次の行動を取り入れる。
先入観をもたずに続けていればゴールにたどり着くチャンスは飛躍的に高まり、上手くいく方法も人それぞれ。
自分に「有効な方法」を見つけ出す作業は、それ自体が「自己発見のプロセス」になる。
試行錯誤の先に勝利があるんですね
平たく言うと、部活動の練習と一緒です
時間は自分の最大のリソースです。
時間をコントロールすることで目標を達成できます。
なりたい自分になるショートカット思考のまとめです。
- 時間こそが最も大切なリソース
- 時間割を作って「今何をすべきか」を可視化して目標を作る
- 「無意味な活動」を有意義な時間に変えることで時間を作る
- 計画をたてても実行し続けるには困難だから簡単なことから手をつける
- 目の前の娯楽よりも、将来的に恩恵を受けられる行動をとる
- 健康、家族、リラックスするために時間を使う
- 1日を15分ごとに刻んで行動を振り返ると無用な時間が現れる
- 「1週間トライしてダメならやめる」を繰り返すことが効率的
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思考
【確証バイアス】
以前から持っていた考えを裏付ける情報を好んで選択しようとする
【フューチャーセルフ】
視覚化された未来の自分。
人はよく未来の自分に感情移入し、長期的に恩恵が得られるような投資を行う。
【システム1(速い思考)・システム2(遅い思考)】
素早く直感的に、無意識に行うのがシステム1
慎重に決断したり、熟慮するのがシステム2
【ベン・フランクリン効果】
他人に恩恵を施した人は、次回も同じ相手に恩恵を施す可能性が高い。
他人から恩恵を施されるよりも、その効果がでかい。
【フレーミング効果】
ある情報や選択肢を、プラス面とマイナス面の両方に焦点を合わせて伝えるかによって、伝わるイメージの違いが生じる
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