生活リズムをととのえることで、なんとなくのイライラを防げます。

いい人生を過ごすには、睡眠との付き合い方は非常に大切となります。

あまり意識していない場合は、ここからちょっと変えてみましょう。

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脳内ネットワークを知って、身体の不調の原因を考えてみよう

いつもは許せるけど、なぜか今日はイライラする。こういう経験がある人もいるのではないでしょうか。

家族が洋服をソファに置きっぱなし。皿が洗われていない。床に小さいゴミが落ちている。

お腹がすいている時や、仕事で疲れている時はとても小さなことでも感情が高ぶりやすくなります。

同じ情報をみて（インプット）も、どうして心の状態が変わってしまう（アウトプット）のでしょうか。

それは、脳内のネットワークに原因がありますが、以下のとおりです。

• 集中力や意思を担当する「CEN（Central Executive Network)」
• グルグル思考や閃きを担当する「DMN(Default Mode Network)」
• 上の二つを調整する担当「SN(Salience Network)」

これらの３つのシステムがあります。

顔や全身の動き、内臓からの情報がSNに伝わり、脳のネットワークが調整されていきます。

つまり、体の変化が脳に伝わり、脳の状態が変化することで心の状態が左右されます。身体と心と脳は全て連動しているということです。

どこかが崩れると、連動して他の部分も崩れます。

DMNが強い状態だと、脳内では幸せホルモンのセロトニンが消費されます。セロトニンは夕方以降、睡眠や体のリズムに関係するメラトニンに変わります。

セロトニンが消費されると、メラトニンが低下し、睡眠や身体のリズムが崩れます。

ここから、動悸、めまい、頭痛、吐き気、疲労感など、多様な症状が表れてきます。

さらに、ストレス耐性の低下、集中力の低下が起り、イライラしたり不安になったります。

これが繰り返され、またDMNが強くなると・・・これが積み重なっていきます。

身体の波と心の波、二つは連動しているけど、心の波はコントロールできない！

人生では、出会い、受験、就活、恋愛、結婚、出産、子育て、離別など自分ではコントロールできないイベントが多々あり、色んな感情と付き合うことになります。

人間には心の波と身体の波があり、これは連動しています。

たとえば、睡眠が不足すると、ちょっとしたミスでも大きなミスに感じます。睡眠が整っていれば、多少の失敗も「どうリカバリーできるか」と切り替えられます。

身体の波が安定していると心の波が安定します。

しかし、心の波は自分ではコントロールできません。

いつもポジティブであろうと、無理矢理ネガティブな感情を抑え込んでいると、いつかは爆発してしまいます。

身体の波を整えるためにも、「明日はあまり眠れないから、今日は少し早めに眠っておこう」と身体の調子を整えることが必要です。

身体の波が安定しているかどうかを確認する一番の方法が「睡眠」となります。

確認する方法は、起きてから３～４時間後に眠気がないか。頭がさわやかに（スッキリ）しているか。これが目安となります。

身体がリズムが整っていればこの時間帯が脳の働きが一番よくなります。なので、重要な仕事はこの時間帯に行うのがいいですし、作業効率もあがります。

ですが、まだ眠気を感じていたり、頭がぼーっとしている場合は要注意です。

生活リズムを崩さないように。崩したリズムを戻すのは２倍時間がかかる。

人間というのは、どんなに時間がある生活をしていてもリズムが崩れれば身体の調子も崩れていきます。

たとえば、大学生生活の時、就職先の内定がもらえ、単位も十分足りて、後は卒業するだけの状態だったとしましょう。

ここから先、ダラダラと、何もすることが無いと言い生活リズムを崩した場合、身体に不調が出やすくなります。入社後にも、なにかパッとしない印象があるかもしれません。

しかし内定をもらう前、就活中は忙しく、面接や筆記試験対策などを行っていても、生活リズムがきちんと整っていれば特に身体に不調が表れなかったと思います。

よく多忙な人「お体をご自愛ください」と言いますが、平日も休日も生活リズムが整っていれば案外大丈夫なものです。

その他、社会人になった場合も、大型連休で休める人もいますが、ここで生活リズムを崩さない、上手な休日を過ごさないと休み明けがかなり憂鬱に感じます。

生活リズムが崩れた場合、これを戻すのは２倍かかると言われています。

生活リズムですべて決まるわけではないですが、病気やケガの原因の一端には、この生活リズムの変化が考えられます。

おわりに

睡眠を十分にとることは必要ですが、思うように取れない人もいます。

人間は生活リズムを崩さないようにすれば、身体も健やかに過ごすことができます。

食事も睡眠も、帳尻を合わせるように生活していい人生にしていきましょう。

参考文献

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