この記事はこんな人におすすめ
- 不安感やイライラが慢性的になってなんとかしたい
- いつまでも健康でいたいが、方法がわからない
- お腹の調子が悪いけど、このまま続くとどうなるか
腸内環境が全て!
腸内フローラの研究は今も進んでいますが、腸内環境の良し悪しで人生が大きく変わってきます。
腸内フローラの状態が悪いと、様々な病気や体の不調につながり、根本的な原因になっている可能性があります。
また、感染症対策にもつながるので、腸内フローラを整えることは、メリットしかありません。
このブログは、以下の書籍を参考に、自分の考えと経験を加えながら書いています。
腸内フローラは、人間が病気にならずに心と体の健康を保ち、健康寿命をのばすことを実現するうえでは、極めて重要な要素であることがわかっています。
腸内細菌がどのような病気の発生や悪化と関わっているか書いていきます。
どの病気も、発症してかれでは治療するのには大変です。
薬や場合によっては、手術などは、患者にとっては非常に大きな負担となる上に、日本は社会保障が充実しているとはいえ、金銭的な負担もかかってきます。
こういう事態を避けるには、やはり予防をすることに他なりません。
普段から腸内フローラの健全化に努めることが、本格的な病気の発症予防になり、例え病気になってもその病状の改善につながると考えられています。
腸内フローラが乱れると、何が問題かというと、いくつもの弊害があることです。
例えば、腸の代表的な働きである「栄養の消化吸収」が滞ります。
人間の体は私たちが食べたものでできており、そのエネルギーや栄養をもとに生命活動を営んでいますが、この働きが低下すると、健康上とても大きな問題になります。
また、腸には免疫細胞の約7割が集中していますが、腸内フローラが乱れれば、免疫力が低下し、各種の感染症にもり患しやすくなります。
そして、悪玉菌が増えると、腸内で腐敗が起こり、発がん物質などさまざまな毒素が生じて全身をめぐり、全身の組織で「慢性炎症」を起こすきっかけになります。
慢性炎症は、がんや各種の生活習慣病の原因とされ、今注目されています。
ほかにもまだあり、腸と密接にかかわる「脳」や「自律神経」の働きも低下し、万病のもとであるストレスへの耐性も弱くなります。
腸内フローラの乱れを放置することは、同時多発的な弊害が体のあちこちで発生し、数多くの不調を発症する原因になります。
医学の父と言われているヒポクラテスも「すべての病気は腸からはじまる」と看破しており、腸は病気を予防するうえでは無視できない存在です。
お腹にきれいな花畑を作ることが大切なんですね
腐土に住んでいる人は、とても健康になりそうにないですからね
腸内フローラについてはまだまだ研究されており、未解明な部分もありますが、病気や不調、老化の発生や進行など、体の様々な部位に影響を及ぼすと考えられています。
一部の病気に対して、他人の腸内フローラを移植して治療する「糞便微生物移植」(FMT)という新しい方法も試みられています。
これまでに、潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群、アルツハイマー病、自閉症、パーキンソン病、アレルギー疾患、肥満症、糖尿病など、様々な治療に応用する臨床実験が行われ、一定の効果が報告されています。
潰瘍性大腸炎やクローン病などの治療では、すでに一部で実用化もされており、今後の展開が期待されています。
もっと研究が進めば、明るい未来になりますね
病気は予防が大事なので、そもそもかからないようにしましょう
腸内フローラが乱れると、どんな病気や症状が体にでるのかみてみましょう。
消化器疾患
食べ物の消化・吸収・排泄に関わるものです
- 慢性便秘症
- 慢性下痢症
- 痔
- 機能性ディスペプシア(検査で異常がない、胃痛や胃もたれを起こす機能異常)
- 過敏性腸症候群(慢性炎症により大腸粘膜にびらんや潰瘍ができる国の指定難病)
- クローン病(大腸及び小腸粘膜に慢性の炎症や潰瘍を引きおこす国の指定難病)
※潰瘍性大腸炎とクローン病を総称して「炎症性腸疾患(IBD)と呼ばれます。
生活習慣病
日常生活の悪い習慣の積み重ねで発症するものです
- 糖尿病(腸内フローラの乱れでインスリンの効果が低下、腸内フローラが整うとGLP-1が作られインスリン分泌を促し、血糖コントロールが改善)
- 高血圧(毒素が腎機能を低下させて、結果として血圧が上がる)
- 肥満症やメタボ(短鎖脂肪酸が食欲を抑制。「やせ菌」「肥満菌」の発見
- 脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDL血症、低HDL血症)
- 脂肪肝や脂肪肝炎(腸内で発生した毒素が肝臓に負担をかける)
- 慢性腎臓病(腸内で発生した毒素が腎臓に負担をかける)
- 審決肝疾患や脳卒中(血管に慢性炎症が起こり、結果動脈硬化が進む)
感染症
免疫力が低下すると、病原菌やウイルスへの守りが低下し、感染リスクが高まります
- カゼ
- インフルエンザ
- 新型コロナウイルス
- 肺炎
- 結核
- 食中毒
- 胃腸炎
自己免疫疾患・アレルギー
免疫を調節する制御性T細胞が短鎖脂肪酸によって増え、過度な免疫反応や慢性炎症、アレルギーを抑制します
- 花粉症
- ぜんそく
- アトピー性皮膚炎
- 食物アレルギー
- 膠原病(こうげんびょう。皮膚、内臓の結合組織や血管に炎症や変性を起こす病気の総称)
- 間接リウマチ
運動器障害
身体運動にかかわる骨、筋肉、関節、神経などに関わる障害です
- 骨粗しょう症(骨を作る「骨芽細胞」と骨を壊す「破骨細胞」の働きを腸内フローラが調整)
- 多発性硬化症(脳や脊椎、視神経に障害が出る国の指定難病。特定の腸内細菌の減少が確認)
- サルコぺニア(筋肉の材料となるBCAA(アミノ酸)を腸内細菌が産生)
- 腰痛やひさの痛み(サルコペニアから筋肉がへると発生)
※サルコペニアとは、筋肉量の減少により、身体機能が低下した状態。高齢者の場合、寝たきり生活につながる。
婦人科疾患
女性特有の症状です
- 不妊症
- 卵巣の病気
- 細菌性膣炎
- 更年期障害
精神疾患
腸内フローラの乱れは、セロトニンやドーパミン、GABA(γ-アミノ酪酸)、短鎖脂肪酸の産生が減り、精神的な病気につながる
- 不眠
- 慢性疲労症候群
- うつ病(酪酸を産生する腸内細菌が少なく、お腹の調子が悪い人が多い)
- 不安障害
- アルツハイマー病
- 認知症
- パーキンソン病(特定の腸内細菌が少ない)
- 自閉症関連疾患(消火器症状がある人に多い)
- キレやすい
悪性新生物
いわゆる全身に転移するがん。
腸内フローラが乱れると、免疫力の低下、慢性炎症、腸内毒素の影響で、消化器を中心にかんを招きやすい
- 食道がん
- 胃がん
- 大腸がん
- 肝がん
- すい臓がん
老化
光や酸素による劣化。
慢性炎症、腸内の毒素の影響で、全身に酸化が起こり老化が早まる
- シミ
- しわ
- 白髪
- 筋力低下
- 動脈硬化
私が知っている不調は全部、腸が関係していることがわかりました
子どもにも、お腹を大切にすることを伝えておきましょう
今、あなたは健康ですか?
今、飲んでいる薬も、もしかしたら腸を改善することで飲む必要がなくなるかもしれません
本当に健康は、薬や治療を受けずに元気でいられる状態です。
若いと思った自分は、そこを目指しましょう!!
腸活についてのまとめです。
- 様々な病気や不調は、腸内環境が悪いことが原因
- 予防を意識することで、体にも経済的にも負担が少なくて楽
- 腸内フローラの研究は、まだまだ進んでいるが、腸内環境を良くしておくことは大切
- 腸内フローラの環境次第で、人生が劇的に変化する
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