この記事はこんな人におすすめ
- 「ながら食べ」はダメだと聞くが、なにがダメなのか知りたい
- 食事は食べる順番が重要だと聞くけど、何から食べればいいか知りたい
- 食事の時間が確保できずに、どうしたらいいかわからない
ながら食べはダイエットにも悪いです
最近の多忙なビジネスパーソンや、勉強や習い事で多忙な子どもは「ながら食べ」をする機会が非常に多くなっています。
ながら食べをすると、咀嚼する回数が減ったり、食べることに意識を向けていないので、満腹感を得にくくなります。
本当に食べ物を美味しく食べたい場合は、普段からながら食べをやめて、食事に全集中で意識を向けて食べると、美味しい食べ物を更に美味しく食べることができます。
このブログは、以下の書籍を参考に、自分の考えと経験を加えながら書いています。
ファスティングをすれば体も細くなり健康的になります。
しかし、ファスティングさえしていればいいというわけでもありません。
健康的な食習慣も身につける必要があります。
そうすれば、美味しいごちそうも食べられるし、悪い習慣に戻ってしまうこともなくなります。
食事のときに大切なのは、何を食べるかだけではありません。食べる順番も大切です。
ここで一例を挙げましょう。
この本の著者は、低炭水化物ダイエットをしており、お祝い事の日に、ローストポテトを楽しみにし、「せっかくの祝いの日で、頑張っている自分へのご褒美」ということで食べたようです。
しかし、これが悪かったようで、ポテトを食べたことで、血糖値が急上昇し、すい臓からインスリンが大量に分泌され、空腹感が増加しました。
それがもとで、結局ポテトを食べすぎてしまい、ポテトをもっと食べたくなって、その後の数日は悩んだそうです。
では、一生ポテトを食べてはいけないかというと、そうではありません。
これまでと違った食べ方で食べる必要があります。
マックのポテトとかも美味しくてたべちゃいますからね
ポテトは調理方法によっては、中~高GI値となります。
食卓に料理がならぶ場合、お皿には野菜、果物、ゴハン、肉類など、様々な種類があるかと思います。
この中から、まず最初に手をつけるものは、タンパク質、脂質を含んだものやでんぷん質が含まれていない野菜などからです。
たとえば、サラダ、鶏の胸肉、芽キャベツなどです。
ポテトなど、でんぷん質が多いものを食べる前にこうしたものを食べるようにします。
すると、ゴハンやポテトを食べるころには、ある程度お腹がいっぱいになっているので、食欲はそれほどでもなくなっています。
食事が終わるころには、ポテトが体に与える影響は、最初にポテトを食べるときと比べるとずいぶんと違うものになっています。
ようは、他の食べ物で食欲が満たされているので、あの美味しいポテトも、それほど食べたいとは思わないようになります。
外食をしたり、食事に招かれたときには、たとえば葉物野菜とか、ブロッコリーやカリフラワーなど、地上で育った、でんぷん質を含まない食べ物から食べましょう。
その後に、タンパク質を摂り、糖質やでんぷん質のものは最後に摂りましょう。
予防策として、外食をするまえに、家で何か手軽に食べられる野菜類を口にしてから出かけるのもいいでしょう。
食べる順番をまとめると、次のようになります。
- でんぷん質を含まない野菜(食物繊維が多いもの)
- ビタミン、ミネラルが豊富な果物
- 良質なタンパク質を含んだもの
- 良質な資質を含んだもの
- ゴハンや糖質が多いもの
野菜と果物って、何が違うんですかね?
具体的な線引きはありませんが、草木になっているものが果物というイメージが強いですね
食事をするとき、たったまま食べていますか?パソコンやスマホをみながら食べていますか?よく噛まずに急いで食べていませんか?
何も意識しないで食べていると、1食まるまる食べても、まだお腹が空いていることがあります。
私たちはみんな、忙しい毎日を送っています。
誰もが一日にあと1時間、2時間あればと思うくらいなので、大抵の人は一日に少なくとも1食は、何かしながら食べているでしょう。
すると、食後から1時間以内にまたお腹が空きます。
食事をしてもお腹がいっぱいになるときと、そうならない時がある、と、思ったことはないですか?
こうした人たちに「食べている時に何をしているか」という日記(記録)をしてもらったところ、ある共通点がみつかったそうです。
- オフィスで仕事をしながら昼食や夕食を済ませている
- 子どもを部活の練習に急いで連れて行く道中で食べた
- 学校に行きながら食べた
- テレビや漫画を読みながら食べた
状況は様々ですが、結果はどれも同じです。
何かをしながら食べていると、お腹がいっぱいにならない。
きちんと時間をとって食事を楽しめば、満足感を得ることができます。
ながら食べのデメリットは、意外に大きいんですね
何を食べているのか見ないで食べるのも、ある意味では怖いですね
では、時間がないときには何をたべればいいのか。
答えは単純で、無理に食べなければいいのです。
時間があるときに食べるようにして、時間がないときには食べないようにしましょう。
食べなければいけないから食べる、ということはしなくていいです。
食べないという事は、ファスティングをするという選択肢が増えるという事です。
いつ食べるか、と選ぶ自由があなたにはあります。
お腹が空いていないのに、忙しすぎるのに、何度も食べなければというプレッシャーを自分に与えなくてもよいのです。
食事を楽しめる時間があるときに食べれば、ゆっくりと食べ物を噛むことができます。
満腹感を得るコツとしては、咀嚼の回数を増やすことです。
1口含んだら、20回は咀嚼してもいいでしょう。
急いで食べても、食べた感覚が得られません。だから、満腹感を感じないのです。
それでも、どうしても食べないといけない状況があるのなら、食べる時間を確保できるようにスケジュールを作る必要があります。
朝起きて、時間がないから通勤中に食べる、ということではなく、朝早く起きて、朝食を食べる時間を確保する。
昼食を食べる時間がないなら、会議時間を短くする、デスクワークをシステム化して効率化する、と言った工夫が必要です。
食べなければいけないという考えを改める必要がありますね
1日3食を摂ることが、そもそも不要ということです。(成人の場合は)
ファスティングをしているときに、食料品の買い出しにいくと、たいてい次の日に後悔することになります。
それは、お腹が空いている時にスーパーにいくと、食べないように頑張っていたジャンクフードに、思わず引き寄せられてしまうからです。
忙しくない時は、ファーマーズマーケット(生産者が直接販売している場所)にいって、買い物をするのもいいでしょう。
メリットとして、質のいいものを買えるようになります。
卸売業を通さず直接、生産者から買えるので、鮮度も高いですし、何より生産者の声を直接聞くこともできます。
安易に加工食品に手を出さずに、こうしてじっくりと食品を吟味して、食べることに意識を向けるのもよいかと思います。
お買い物する時間も考えないとねー
私も街中のコンビニはいってないですね
小さなお皿を使うと、食べる量を減らさなくてはという信号を脳に送ることになります。
大人は外部からのきっかけで、食べるのをやめるものです。
子どもはこれと反対で、たいてい自分がやめようと思った時に食べるのをやめます。
小さなお皿にのった料理を食べ終わると、おかわりをしたくなります。
ですが、本当に自分はもっと食べたいのかどうか、よく考える間ができます。
つまり、小さなお皿を使うことで、よく考えて食べるようになるのです。
お腹が空いているから食べるのか?それとも、お皿を空にしたいから食べているのか?
栄養補給なのか、欲望の限り食べたいのかを考える時間が必要ですね
食事に意識を向けると、考えることもでてきます。
たとえ「健康的」な食べ物であったとしても、間食をするとすぐに太ったりします。
ひとつかみのアーモンドも、のべつまくなしに、ひっきりなしに食べてしまうと、必要以上に食べすぎて結果として太ってしまいます。
アーモンド自体は、抗酸化力のあるビタミンEも豊富で、不飽和脂肪酸も摂取できます。
ですが、食べるのは間食ではなく、食事の時間に食べるようにしましょう。
間食をしないようにするには、リビングや寝室に食べ物を置かずに、ダイニングのみに保管する方法があります。
そうすると、ついつい手を出して食べてしまうということも減るでしょう。
間食をするのは、お腹が空いているからなのか、それとも暇だからなのか、考えてみましょう。
車に乗っている、あるいは運転をしていると、ついつい何かを食べたくなってしまう時があります。
眠気覚ましにガムを食べる、ブラックコーヒーを程度であれば問題ないのですが、おにぎりやパン、から揚げくんに手を出すのは控えましょう。
特に、疲れている時に糖質が多いものを食べると、眠くなるので、運転する方は特に気を付けましょう。
余談ですが、長距離を運転する前の食べ物は、糖質を抜いて脂質を中心にすると、腹持ちも良くなります。
ラーメンやゴハンは、ご法度ということですね。
食べる時間に食べることに集中すれば、食べ方に気を付けるようになりますし、豪華な料理も楽しんで食べることができます。
食べる楽しみかたは人それぞれですが、食べることから意識をそらすことは、やめておきましょう。
私も以前は、ながら食べをよくやっていました。
ですが、今は全くやっていません。
食事に集中すると、食材の味や見た目を楽しめることがわかりましたし、外食の場合は作り手への敬意を払う事にもつながります。
一口一口をかみしめることで、口の中で味が広がって、食べ物を最大効率で美味しく食べることができるようになります。
ファスティングについてのまとめです。
- 健康的な体になるには、食欲との付き合いを考える
- 食べるときは、野菜→果物→タンパク質→脂質→糖質の順を意識しよう
- ながら食べをやめ、「食べる」ことに意識して、満腹感を得る
- お腹が空いた時は、生産者の直販所で買い物をする
- 食べる時間が確保できないなら、食べない
- お皿を小さくして、食事を続けるか考える
- 間食はせず、食事は食事の時間のみにする
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