この記事はこんな人におすすめ
- 理想的な自分を目指したいけど、どうやって目指せばいいかわからない
- 何をするにもいつも途中で飽きてしまって何も達成できない
- とにかく早く出世したい!仕事で成功したい!!
結論は、自身が影響する多くのバイアスを知れば対処法を学べます
なりたい自分になるためのキャリア形成は、心、目標、時間、人脈、環境そして立ち直る力が重要です。
思い込みによりできないと思うのではなく、「できる」と自分を信じ、ストーリーや計画性で目標達成を実現できます。
自分一人では理想的な自分にはなれないため、良い人脈、働くうえで自分のパフォーマンスを上げる環境づくりも必要です。
キャリア形成のプロセスで、ショックな出来事も起こり、そこから立ち直る力を知らないと挫折する原因にもなります。
人生には様々な「バイアス」が関係しますが、行動科学からキャリア形成に関わるバイアスと対処法を知ることで、より最短でキャリアを作ることができます。
このブログは、以下の書籍を参考に、自分の考えと経験を加えながら書いています。
目次
- なりたい自分になるには自分自身のバイアスを知るところから!行動科学の理論で切り抜ける
- 自分のナラティブ(思い込み)を知ることは人生を大きく変えるほど強力!思い描いた自分になる
- 理想の自分は、数年後の朝はどんな気分で起きているかを描いて行動計画をたてる!
- 進捗を可視化することは自己満足度も上がる!フロー状態に持ち込んでキャリア形成達成!
- 時間こそが最大のリソース!上手に使ってキャリア形成することの大切さ
- モチベーションや集中力を上げる仕組みの5つの方法!行動科学を使ってみよう
- ToDoリストだけでは仕事が進まないのは当然!?内容の事後検証が必要な理由
- 自分はバイアスに囚われているという前提で考えると自分の価値を知ることができる
- チャンスをつかむのは行動量に比例する!?「行動しない失敗」は恐ろしいこと
- キャリア形成は他人からの影響は大きい!?アドバイスをもらう時のコツと自分を売り込む考え方
- 自分をコントロールする方が効率的!!協力をもらいたければ相手に自尊心と恩恵を与えることが大切
- 生産性や集中力を上げるには周囲を変える!!周囲からの影響を受けやすい9種の環境
- レジリエンスを高めると自尊心と幸福感が高まる!?日常の小さな悲劇を乗り越える力を手に入れる
- レジリエンスを強化する考え方!①一歩引く②浪費時間を知る③寝る
- まとめ
「ショートカット思考」とは、「キャリアの目標を定めて、遠回りを避けて、最も近道で進む」とうい思考法です。
私たちはなりたい自分になろうとしていますが、その道は上手く進まないことが多い。
それは、自分自身の認知バイアスが関係しており、知らず知らずのうちにワナにハマること。
先入観、認知バイアスを認めるところから、成功への一歩となります。
キャリア形成にかかわるバイアスを紹介しています
ナラティブ(思い込み)はときに自分の人生を大きく変えるほどの力があります。
ネガティブなナラティブを持っている場合、なぜそう思うのかを書き出すことで明確に。
同時に、なりたい自分、目指す自分を自由に思い描くことも大切なこと。
バイアスに囚われず、自分を書き換えることができると認知したとき、良いキャリアを作ることができます。
ナラティブは書き換えると自分の武器に
ナラティブ(思い込み)について紹介しましたが、今回は本質的なところを紹介します。
自分の理想を達成するためには、数年後の朝にどんな感情を持って起きているかがポイント。
仕事をするにワクワクしながら起きて、どんなスキルや人脈を持っているかをイメージ。
理想に到達するためには計画をたてて、そして自分に不足しているものを見つけることが大切です。
人脈作りの大切さを紹介しています
高いレベルの専門性を身につけるためには、正しい方法で10,000時間(毎日3時間で約10年)を費やす必要があると言われています。
成功者の多くは専門性がありますが、どの人たちも相応の下積み時間があり、そのことに集中して取り組んできました。
集中するというのは、アンチロールモデルを切り離し、進捗を可視化した環境で、時間を忘れてまで取り組むこと。
キャリア形成には多くの障壁がありますが、ゴールまでは最短ルートで進むのが吉です。
選択と集中の大切さを紹介しています
日々の活動では時間に忙殺されることが多く、余暇を楽しむ暇もないと思っている人は多いです。
しかし実際の行動は、SNSやTVといった無用なことに時間を費やしていることも多く、その状況は変えられないと思っている。
こうした無用なことにいくら時間をかけているかを書き出して、有意義な時間に変えることができれば、将来的な恩恵を受けられ、目標とする自分に近づける。
1日の行動を計画を立て、有意義なことに集中できれば、時間は自ずと空くようになります。
計画を立てれば時間を生み出せます
自分のキャリア形成をする方法はさまざまですが、今回は5つご紹介していきます。
集中力を上げることやモチベーションを高めることにつながる方法ですが、どれが自分に合うかは人によって異なります。
大切なのは、実際にやってみて、ダメだったら別の方法を実践してみるという「トライ&エラー」。
今までの環境から変えるには、計画したことを続けられるようにするのが肝心です。
モチベーションのコントロールを紹介しています
目標を達成するためには、様々な障壁が出てくると思いますが、乗り越えた先に成功は待っています。
今回は、そんな障壁を乗り越えるための方法を5つご紹介。
どんな方法が自分に合っているかを見つけ、いつも中途半端に終わっていたことを最後までやり遂げてみましょう。
仕事は感情でなく合理的に、進捗は仕事量に応じて分類し、成果に対して振り返りを行うのが大切。
キャリア形成の方法は人それぞれですが、やり方が分からない方はご覧ください。
あなたにあてはまる方法があるかもしれません
認知バイアスは、世界を単純化し、決断を早めようとする私たちの脳の働きによって起こる思考の誤り。
過去の経験からみんなバイアスを抱えており、「自分だけは大丈夫」だと囚われている。
他人と比べて自分はそれほどバイアスに影響されないと考えようとする傾向にある人もいます。
私たちは毎日、判断を繰り返していますが、それもバイアスの影響を受けている可能性が高い。
認知バイアスの影響を受けやすい部分と、緩和する方法をご紹介しますので、自分に合った方法を実践してみましょう。
バイアスを知って自分を振り返る方法を紹介します
チャンスをつかめる人とつかめない人の原因は、行動量にあります。
将来、なりたい自分になるためには様々なプロセスを通過しますが、そのためには行動力を上げることが大切。
最短で成功しようとしても、その距離はマラソンのように長く、行動の結果、多くの失敗も経験します。
失敗の中で自分がどんな状況になり、どう感じるのかを意識することで、更なる成長へとつながります。
失敗したとしても人間、対応できる力を備えています。
失敗のバイアスを紹介しています
貴重なフィードバックを受けるときには他人のバイアスも意識しておく必要はあります。
他人は、思い込みによりあなたのことを「この人はこういう人だ」と、バイアスに囚われた視点で視ていることも。
フィードバックでなくても、集団の会議の場合でもバイアスは常に影を潜めています。
今回は、外部から影響を受けるバイアスの一部と、その考え方を紹介しますので、対人関係に悩んでいる場合はどうぞご覧ください。
視点を多く持つことでバイアスに囚われないことを紹介しています
他人から自分に与えるバイアスはどれくらいあるでしょうか。
立ち止まって考えてみると気が付くのは、自分自身のバイアスが思いのほか多いこと。
あなた自身が成長するには、他人をコントロールするよりも自分をコントロールすることが簡単です。
一方で、他者への賛辞や配慮をすることで、得られる恩恵も多いくこれを活かすことで、キャリア形成は上手く進みます。
自分の味方を増やす大切さを紹介しています
環境を変えることでキャリア形成ができる方法を紹介しています
「環境のせいにするな」と聞くこともありますが、意外にも環境を整えることは重要です。
失敗の原因を環境のせいにして改善しないのはよくありませんが、人は周囲の影響を受けやすいのも事実。
たとえば、騒がしい職場、エアコンもない部屋、外の景色を見られない空間などで働いても、どんなに優秀な人材でも成果はでないでしょう。
集中力や生産性を生み出すには、自分の性格に見合った環境を作ることが第一歩です。
キャリア形成中の回復力や守備面を紹介しています
成長する過程、成し遂げたい過程で必ずでてくるのが「失敗」や「精神的な打撃」。
ショックやストレスから立ち直る力のことを「レジリエンス」と言います。
人生には大きく関わる悲劇だけでなく、日常生活の些細なショックの積み重ねへも対策が必要となります。
小さなストレスの積み重ねを対策することは、目標到達への挫折防止にもつながります。
今回はレジリエンスを高める方法をご紹介していきます。
睡眠は大切です
感情的な判断は総じていい結果を生み出しません。
ネガティブな出来事に遭遇したあとは、気持ちを乱されて、ついつい反射的な判断を下しがちです。
一度小休止をとることで、レジリエンスを回復させれば良い判断をできるようにつなげられる。
レジリエンスは可視化することでも強化することができます。
自分がどんな状況になれば回復しやすいのか、あるいは回復までの時間はどれくらいかかるかを知ることで、パフォーマンスや生産性を上げることにもなります。
レジリエンスは、活動するうえで守りの部分ですが、目標を達成するには大切なことですので意識が重要です。
キャリア形成の過程には様々なバイアスが関わってきます。
バイアスを知っておくことで、対処ができるので、より最短でキャリアを築くことができます。
なりたい自分になるショートカット思考のまとめです。
- キャリア形成は自己管理できると知ってポジティブ思考で始める
- 前向きに考えながら、目標を決めてストーリーを作る
- 計画的に実行をするには時間管理を可視化していく
- ストーリーや時間を可視化しても、他人を原因に言いわけをしない
- ものごとは自分が原因であることを考えながらも、人脈作りには重点を置く
- 人との関係性づくりを踏まえながら、自身のまわりが集中環境かをみる
- 集中できる環境を作っても、レジリエンスの低下は避けられない
- ショックからの回復力を高めることで、キャリアを積み重ねられる
他にも知りたいかたはこちら、
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本シリーズのタグ
思考
【確証バイアス】
以前から持っていた考えを裏付ける情報を好んで選択しようとする
【フューチャーセルフ】
視覚化された未来の自分。
人はよく未来の自分に感情移入し、長期的に恩恵が得られるような投資を行う。
【システム1(速い思考)・システム2(遅い思考)】
素早く直感的に、無意識に行うのがシステム1
慎重に決断したり、熟慮するのがシステム2
【ベン・フランクリン効果】
他人に恩恵を施した人は、次回も同じ相手に恩恵を施す可能性が高い。
他人から恩恵を施されるよりも、その効果がでかい。
【フレーミング効果】
ある情報や選択肢を、プラス面とマイナス面の両方に焦点を合わせて伝えるかによって、伝わるイメージの違いが生じる
【即時コストと即時恩恵の配分調整】
日々活動するためにかける時間はいま発生するコストだが、恩恵は遠い将来にしか得られない。
活動をやり通すためにアメとムチを用意して、長期コスト・ベネフィットも今感じられるように調整。
【自身を育む】
自信をつけることは簡単だと認識。
いざ困難な作業に取り組むときは、自分の能力に対する不安は一時的な感情なため、キャリア形成の過程で消える
【時間の見積もりは1.5倍以上】
スケジュール表での作業は、考えている1.5倍に修正。
【キャリア形成ゴールに立ち返る】
定期的に時間をとり、振り返りを行う。
プロセスの大切さを自覚すれば、活動を続けようとする意識も高まる。
【意義はモチベーション】
理想的な自分がしている仕事を明確にして、折に触れて思い返せばモチベーションを維持できる
【成果を測定】
活動内容を定期的に事後評価して、活動を妨げる障壁を突き止める。
【運と努力の分類】
作業の進捗や結果は、自分がコントロールできるところかできないところを検証。
自分の決断が成果につながった局面や、自分のコントロールが及ばない要因が結果を出したのか明確に。
【感情でなく合理的に】
キャリア形成に重大な影響を及ぼす判断は必ず冷静な時に。
【オール・オア・ナッシングでない】
作業量はToDoでなく、大量・普通量・少量に分類し、その日のエネルギー量に見合ったレベルで妥協してこなす。
【毎週の計画に罰を組み込む】
小さなアメとムチで原動力にならなければ、出来なかった場合のコストを今負担する。
コミットメントデバイスで、お金や同等の価値を持つものを失う危険性を認識。
【人脈とインフルエンサーの選定に潜むバイアスの罠】
自分の人脈を広げるためには、自分の性質と異なるメンバーを集める意識が必要
【キャリアのゴールは本当に正しいか】
自分でやって楽しいと思える活動を、そのまま最終ゴールにしてもいいのか
【損失回避】
失敗は恐れすぎず、成功の可能性はあると言い聞かせる
【自分の価値を知る】
業界の水準を知り、自分が生み出している付加価値に見合う報酬をもらう
【必要なことはもっともとめる】
仕事の成果は自分で報告する。他人はそこまで自分にかまっている時間はない
【フィードバックを受ける】
批判的な内容にも耳を傾け、検証すること
【見栄を張りすぎない】
失敗する姿を他人に見られていても、他人はそれほど覚えていないので行動する
【新しいチャンスを受け入れる】
チャンスに対して行動したときよりも、行動しない後悔のほうが大きい
【説明責任を負って成長】
失敗したときは他人のせいにはしないが、成果が出なかった原因は正しく振り返る。
【息抜きは忘れない】
キャリア形成はマラソンのようなので、休憩しながら活動を続ける
【アンコンシャス・バイアス、代表性ヒューリスティック、統計的差別】
この3つを止めると、あなた自身が特定の役割が適任だとわかってもらう特徴を出せる。
【他人のアドバイスは全てが平等ではない】
自分へのフィードバックが間違っていると感じたら、複数人からも聞いてみる
【不正確なレッテルを回避】
コミュニケーションスキルで、利害関係者とは意思疎通を絶やさない
【情報カスケード】
別の案を発する時は、共有情報へ敬意を示すことで、相手に話しを聞いてもらえる。
考え方の裏付けるデータは特に強調。
【プレゼンは自信があれば最初、特徴的でなければ最後に】
ピーク・エンドの法則で、プレゼンは一番最後に、ストーリーを仕立てて伝える。
【内集団のメンバー】
他者との関係性を築くのは大切で、学びや暖かな支援作りで相互関係の恩恵を受ける
【小さな「イエス」の積み重ね】
相手にも心からの賛辞を送り自尊心を訴える。
日常的に自分の考えを発することで、賛同者は増えていく。
【ノー!と言われても諦めない】
改めて頼み込むか、フィードバックでアイデアを改善して変更する。
それでもダメなら他の人にあたる
【他人のための行動】
同僚(友人)が公平な機会を得られるようにも意識。
多くの人が少しずつ同じ行動を取ることでティッピング・ポイント(転換点)はやってくる。
【自分のバイアスが大半】
他人からの影響は少なく、自分自身が原因なのが大半であるため、リラックスしよう。
【インターネットのささやき】
ネットを使うデバイスは1つに制限し、フロー状態に入りたければデバイスも遠ざける。
[空気】一日を通して空気が循環しているスペースを確保(パフォーマンスUP)
【グリーン(植物)】
作業スペースに植物を置く(注意力と生産性UP)
【自然光】
外に出て自然光のある場所で過ごすことを意識(認知力UP)
【人口光】
集中したい時は明るめ、創造性を発揮したい時は暗め
【温度】
室温を摂氏16~24度に設定
【騒音】
集中を要する作業は静かな環境を追求(生産性とモチベーションUP)
【自分専用スペース】
「作業をする場所」と脳に刷り込んでシステム1(速い思考)に入る(集中力と生産性UP)
【整理整頓(授かり効果)】
無関係なものは捨て必要なものを残す(集中力UP)
【色】
集中したい時、創造性を出したい時、競争心を出したい時、リラックスしたい時など、目的に応じて色を使う
【帰属のエラー】
他人の行動が原因なネガティブな出来事には、人ではなく状況に考えれば気分を害されない
[第一印象は忘れる】第一印象はバイアス、盲点、ヒューリスティックの影響を受けるため、優しい気持ちになって2回目のチャンスを与えて誤解をなくす。
【小さな成功体験】
日々の小さな成功をノートに書き出す
【目標を決めて日々の活動を続けられるのは特権】
キャリア形成をできる道を進めているのは、退屈ではなく特権だと思う
【自分との比較は大切】
自分との絶対比較こそ、よりよいパフォーマンスにつながる
【いったん距離を置く】
悪いことに出会ったら、一度距離を置いて小休止、感情的な判断を下さない
【今のコストを洗い出し、将来の恩恵を得る】
レジリエンスを消耗させる行動を書き出し、時間をチェックして心を満たす活動を増やす
【レジリエンスの強さをチェック】
レジリエンスを強化するためのチェックをして、強化する取り組みの成果を可視化する
【時間と共に変化するストレス耐性】
自分が受けるストレスは日々変化。
【睡眠】
よく眠る。
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