普段の会話で、もしかしたら相手のやる気を削いでいる可能性があります。
人間関係で一番大切な部分の「やる気」。どんな状況で変化していくのか。
- マネジメントでやる気UP、コントロールでやる気DOWN
- ダメと言わない。否定的な意見はやめよう
- 相手の意見、考えを聞けば相手の事情がわかる。
- ギブ&テイクのテイクは本当に必要?ギブの精神を意識しよう
- おわりに
マネジメントでやる気UP、コントロールでやる気DOWN
マネジメントはいわゆる「管理」するということ。自分の身体を管理したり、スケジュールを管理したり、そんな言い方をします。
できる人というのはこのマネジメント能力が長けています。それに、周りの人間からも信頼があります。
反対に、コントロールは「支配」するということ。相手の行動を制限したり、動向を監視したり、そういう例です。
こういう人は、周りに強制をしてきたりするので、周りの人間もクタクタになり、やる気もなくなっていきます。
この二つの違い、何故発生するかというと多々あるかと思いますが、最大の要因は「相手を信頼しているか」です。
信頼していればマネジメント出来ますし、信頼していなければ支配しようとします。
相手を信頼していれば、失敗が出ても相手を責めることもないし、環境を見直すことで次の失敗を回避するようにします。
相手を信頼していないと、失敗したら責めたり、失敗の原因はその人自身にあると決めつけています。よく「あなたのためを思って言ってる」という人もいますが、
これは支配しようとしているので本当はそんなことを思っていません。(本当にそう思って言ってる人もいますが、数は多くありません)
ダメと言わない。否定的な意見はやめよう。
「あれをしてはダメ」「これをしてはダメ」こういう話しを聞くことは多いかと思います。
こういう言葉は強制をされているイメージを与えやすいです。(倫理的な話しで「やったらダメ」とかは一旦置いておきます)
仕事をするうえでは「命令」や「指示」というのはもちろん必要です。
しかし、あまり極端にやりすぎると自分から創造する力や好奇心がなくなり「指示待ち」や「言われたこと以外やらない」といった風になっていきます。
人間、いいところは必ずあります。ないことはありません。悪い所も角度を変えればいいところに変化します。
こういういい所を素直にほめて、長所を活かしていきましょう。
特に子どもや部下を育てるうえで重要なことです。才能をつぶさないようにくれぐれも気を付けたいところです。
相手の意見、考えを聞けば相手の事情がわかる。
ここで聞くというのは、自分から話しかけて意見を聞くということです。
相手が言い出すのを待つのではなく、自分から相手の考え方や意見を聞いてみましょう。
上司や先輩など、気を使う相手というのはたくさんいるかと思いますが、そういう相手こそ、意見や考え方を聞いてみましょう。
聞かれた側も「歩み寄ってくれた」と思ってくれるので、そこから信頼関係を築くことができます。
自分もまた「相手はこう考えているんだ」と相手の価値観を理解でき、今後のアプローチの仕方がわかってきます。
もちろん、親しい友人同士でも相手の話を聞きに行くと、相手からも信頼されてきます。
ギブ&テイクのテイクは本当に必要?ギブの精神を意識しよう
GIVE&TAKE(ギブ&テイク)はいわば「自分もこうしたんだからあなたもこうしてよ」といった、見返りを求めるようなやり方です。
人によっては、GIVEの部分が大きい人がいたり、TAKEの部分が大きい人がいたり、GIVEもTAKEも同じくらいの人もいます。
正直、GIVEの精神は非常に重要ですが、TAKEが大きい人は要注意です。要は、「誰かからもらうのは当然」というスタンスになっているからです。
TAKEばかりの人は、相手を知らず知らずの相手を疲弊させている場合があります。友達や職場との関係を思い返してみて、「もらいすぎているな」と思ったら、
その人たちにGIVEをしてみましょう。まずは、TAKEされた分だけ、GIVEしてみましょう。
また、GIVEのみの人は周りの人間に与えることが多いですが、あまりやりすぎるとストレスになってしまいますので気を付けましょう。
「こんなにやっているのに」と思ってしまったら要注意です。GEVEの精神というのは「見返りを求めない」ことが基本です。
また、TAKEばかりの人がいる環境も気を付けましょう。知らず知らずのうちに、搾取(さくしゅ)されるだけになってしまいます。
おわりに
やる気を引き出すとか下げるとか、人間関係って色々大変ですよね。
私も10代20代のころはほとんど意識しておらず、相手を人知れず傷つけていたかと思います。
相手から信用を失ったら、それを取り戻すことはできません。
日ごろからの相手とのコミュニケーションを大切にしましょう。