この記事はこんな人におすすめ
- ファスティングで表れる体の変化を知りたい
- ファスティングでめまいや不眠になったけど、これは大丈夫なのか悩んでいる
- ファスティングで危険な症状を知りたい
ファスティングはデトックス効果が高いですが、命を削ることにもなりかねません
ファスティングをしていると体に変化が表れます。変化は頭痛や不眠等、人それぞれあり、思いもよらないことも起こり得ます。
めまい、胸やけ、喉の渇き等、軽度なものであれば心配することはありませんが、吐き気、貧血、腎機能障害、肝機能障害、不整脈など、深刻な症状が現れた場合は必ず医師に相談しましょう。
自分の体との付き合い方を見直すきっかけになるのも、ファスティングの特徴です。
このブログは、以下の書籍を参考に、自分の考えと経験を加えながら書いています。
ファスティングを始めると、口の中が金属の味がするという人が時々います。
他にも、息がマニキュアのような臭いがする、フルーツ臭がするという人もいます。
これは、体がケトーシスの状態になっていることを示しています。
ケトン体、つまりβ-ヒドロキシ酪酸、アセト酢酸、アセトンは、尿や呼気とともに排出され、臭うことがあります。
アセトンはマニュキアと同じ成分です。
こうした臭いや味は、そのうち感じなくなっていきますが、最初の数週間は、いつもより頻繁に口腔ケアをしたほうがいいかもしれません。
脂肪の分解により肝臓で作られ、血液中に放出されるβヒドロキシ酪酸、アセト酢酸、アセトンをまとめてケトン体と呼びます。
①水溶性で、血液中では脂肪酸のような特別な運搬タンパク質を必要としない
②生命維持に必要なエネルギー産生が追いつかないと、肝臓で合成され他の臓器に配られる
③骨格筋、心臓、腎臓などのエネルギー源となるが、肝臓では利用できない
④体内にケトン体が増加している状態を「ケトーシス」「ケトアシドーシス」と言う
⑤ケトーシスは生理的現象で問題はない
⑥ケトアシドーシスは糖尿病を患っている場合は、脱水症状や言語障害に発展することがある。
生活習慣病や基礎疾患がある人は、意思と相談してファスティングをしたほうがいいですね
ファスティングは正しくやらないと、命を削りかねません
満腹感があるのは、塩分の摂りすぎによって体が水分を貯蔵しているからかもしれません。
塩分の摂取量を控えたり、塩分の入った飲み物を控えたり、水を飲むようにしましょう。
塩分過多は高血圧の原因にもなりますからね
ラーメンやカレーなど、味付けが濃いものは控えましょう
ファスティングをしているときに寒気を感じるのは、体がケトーシスの状態に入ろうとしているサインです。
グルコースを燃やす段階から脂肪を燃やす段階への移行が少しうまくいっていないために、体を温めることができなくなっています。
ただ、体が脂肪を燃焼させるようになれば体温は上がり、糖を燃やす段階から脂肪を燃やす段階へと切り替わるので、それほど心配することはありません。
寒気がしたら、白湯を飲むといいかもですね
白湯は、一度沸騰させた水を冷ましたものをいいます
ファスティングをするとインスリン値が下がります。
そうすると、体内の水分を放出せよという信号が腎臓に送られます。(寝起きにトイレに行きたくなるのはこの影響も考えられます)
それにより、脱水状態になったり、便秘になったりすことがあります。
ファスティングをしていない日に、葉物野菜や食物繊維を多く摂るようにしましょう。
ファスティング中ならば、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)を入れたお風呂につかったり、クエン酸マグネシウムを飲んだりするといいでしょう。
また、適度な塩分と水の摂取も忘れずに。
長期ファスティングをすると便秘になるのではないかと思う人も多いです。
当然ですが、その期間中は腸に何もない状態となります。
長期間ファスティングをしているときに、排便が無くても、腹痛がないようなら問題はないでしょう。
確かに便秘は悩ましい問題ですね
腸は第二の脳とも呼ばれているので、対策はしておきましょう
便秘とは反対に、ファスティングをしている時に下痢をした場合は、小さじ1~2杯ほどのチアシードかサイリウムハスクを水に混ぜて10分待った後、それを飲んでみるといいでしょう。
チアとサイリウムはどちらも消化管で余分な水分を吸収してくれるので、軟便とともに排出される水分を少なくしてくれます。
逆に腸の水分量が多すぎてもだめなのね
腸内環境のバランスを考えるきっかけになりますね
軽い脱水症状のときには、めまいを感じることが多いです。
一日中水分を摂るのを忘れないようにしましょう。
また、軽めの塩分も忘れずに摂取しましょう。
ファスティングをしていると、高血圧が落ち着く人もいます。
高血圧の薬を服用している人は、ファスティングを始めたあとにめまいを感じることがあれば、必ず医者に相談しましょう。
薬の服用量を少なくする必要があるかもしれません。
血圧は、高すぎても低すぎても危険ですからね
低血圧は、頭がボーっとする、集中力がないなど、体調が優れなくなります。
意外だと思うかもしれませんが、唇が渇くのは水分の摂りすぎと塩分の不足が考えられます。
ジュースやみそ汁を飲んで、塩分を補給しましょう。
また、喉が渇くのは普通のことです。
体は胃の中にあるものを燃やした後、グリコーゲンを燃やすようになるためです。
「体重が減ったのは、体脂肪がへったからではなく水分が減ったからだ」、という話しを聞いたことがるでしょうか。
基本的にこれと同じです。
ファスティングをしている時にのどが渇いたと思ったら、もっと水を飲みましょう。
少なくとも、1日2ℓは飲むように心がけましょう。
ファスティングを始めると、糖を燃やす段階から脂肪を燃やす段階に移行するとともに、疲労感を感じることがあります。
これは、3~4カ月程度行うと体が慣れていき、次第に活力が湧いてくるようになります。
ファスティングをしているときに頭痛を感じることはよくあります。
詳細な理由は解明されていませんが、おそらくは塩分の不足が原因だとは考えられています。
塩分を摂取することが大切ですが、鎮痛剤などは使わないようにしましょう。
少し変化が表れた程度で、いきなり薬を服用するのはかえって危険です
遺産を吸収してくれるものがお腹の中に何もないと、胃酸が上がってきて、胸を締め付けられるような感じがしたり、胸やけがしたりすることがあります。
ひどい場合は、市販の制酸薬を飲んでみて、それでも改善しないようなら医師に相談しましょう。
あまり事例がないようですが、不安定な感情や激しい感情の起伏や爆発が、ファスティングをはじめたときにおこることがあります。
これまでとは全く違ったライフスタイルになるので、動揺するのはよくあることです。
家族や友人に相談してみてもいいですし、必要であればセラピストに相談するのも一つの手です。
ファスティングをしている時に吐き気を感じるのは通常ではないです。
脱水症状を起こしている可能性も考えられます。
水を飲んで、もし軽い吐き気以上の症状があったり、強い吐き気を感じるならば、ファスティングは中止しましょう。
危険を冒してまでファスティングをする必要はありません
間欠的ファスティングを初めてから最初の2週間は、ほとんどの人が睡眠の問題をかかえるようです。
これはファスティングをすることによって、アドレナリンの分泌量が増え、体がそれに順応しているからです。
ベッドに入る前は、心が落ち着いてリラックスできるようなことをして、緊張をほぐしましょう。
就寝の90分前にお風呂に入る、就寝前にはスマホやテレビをみない、ハーブのアロマを焚いてみたりしてみましょう。
寝る前は読書をするのもいいでしょう。
電子書籍であれば、スマホと違いブルーライトを発せず、光源が直接目に入らないのでお勧めです。
それでも不眠が続くようであれば、ギャバ等のサプリメントを摂取するものいいでしょう。
私もファスティングをしたら、めまいや立ちくらみを感じることが多かったです。
もともと血圧が高いほうではなかったので、そこが影響したと思いますが、体には異常はでていません。
もしどうしても一人でやるのが不安という事であれば、家族や医者と相談しながら取り組むといいでしょう。
ファスティングについてのまとめです。
- 口腔ケアを普段より念入りにする
- ファスティング前に、葉物野菜等、食物繊維を摂るようにする
- 適切な量の水分と塩分を摂るようにする
- 就寝前にはリラックスできる環境を作る
- 吐き気をもよおしたら、ファスティングを中止する
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随時更新していきます。
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