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レジリエンスを強化する考え方!①一歩引く②浪費時間を知る③寝る

レジリエンスを強化する考え方!①一歩引く②浪費時間を知る③寝る

この記事はこんな人におすすめ

  • ストレス耐性が無さ過ぎて自分でもどうしたらいいか分からない
  • いつも努力が続かず、諦めてしまい悩んでいる
  • 職場にストレスの原因があるけど取り除くことが出来ない
masaる
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結論は、自分のレジリエンスがわかればキャリア形成につながる

感情的な判断は総じていい結果を生み出しません。

ネガティブな出来事に遭遇したあとは、気持ちを乱されて、ついつい反射的な判断を下しがちです。

一度小休止をとることで、レジリエンスを回復させれば良い判断をできるようにつなげられる。

レジリエンスは可視化することでも強化することができます。

自分がどんな状況になれば回復しやすいのか、あるいは回復までの時間はどれくらいかかるかを知ることで、パフォーマンスや生産性を上げることにもなります。

レジリエンスは、活動するうえで守りの部分ですが、目標を達成するには大切なことですので意識が重要です。

このブログの信憑性

このブログは、以下の書籍を参考に、自分の考えと経験を加えながら書いています。

いったん距離を置いてもう一度集中(感情ヒューリスティック / 精神的ショートカット)

何か悪いことが起きたら、少しのあいだ忘れることは大切です。

実際にその問題を処理すべき時期がくるころには、レジリエンスも多少は復活しています。

感情ヒューリスティックや、決断や反応が感情に左右される精神的ショートカット(mental shortcut)に陥る可能性も抑えられる

感情ヒューリスティックと精神的ショートカット

〇感情ヒューリスティック

評価するとき、好きなもののメリットはより高く、デメリットはより低くする。

逆に、嫌いなもののデメリットはより高く、メリットは低くするするバイアス。

〇精神的ショートカット

認知バイアスの一部。

必ずしもあなたの望む方向へはいかないことに注意。

感情的な行動を控えるにはいったん落ち着くこと

悪いことを少し忘れる、つまり距離を置いて小休止するということですが、その方法は人によって様々です。

瞑想して気分を落ちつかせる、一人でいるようにするなど、自分なりの方法はあるはず。

一度、自分がどんな方法で心を落ち着かせることができるか、行動を書き出してみるいいでしょう。

ダニエル・カーネマンは、「あなたがあることを考えているとき、人生においてそのこと以上に重要なことは存在しない」と語っています。

ネガティブな出来事が頭を占めてしまうとそれ以外のことは考えられなくなる。

つまり、些細な不必要なことが大ごとになってしまいます。

失敗などで恥ずかしいことを感じたら、スポットライト効果を思い出してみましょう。

あなたの失敗は、誰も気にしていません。

スポットライト効果は「自分が思うほど注目されていない」という効果ですね

勘違いしないように、悪い出来事を永遠に逃げるというわけではありません。

大きなショックを受けて心が折れてしまう状況を経験したあとには、一歩下がって次の行動をとる前に何か別のことへ意識を向けることが大切です。

失敗→問題発生→決断が必要

こんな状況が発生した場合は、反射的な行動を控える方がいいです。

人生で切羽詰まったような状況でも、実際には多少なりとも猶予時間はあります。

猶予時間でレジリエンスを復活させ、少しでも正しい判断をできるようにしてみましょう。

焦ってるときと集中している時の決断の差は違いますからね

masaる
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1つのことを集中して判断します

1日の時間チェックで浪費時間を洗い出す

ダメだった1日の振り返り作業でレジリエンスを強化できます。

直近1週間を振り返ってみると、ただただ時間を浪費させてしまった日もあることでしょう。

波及的な影響として、生産性のある仕事ができない、フロー状態に入れないなどがありま。

一日の終わりに「今日は何もできなかった・・・」と思ってしまうことも。

こうした気持ちを引きずっていればレジリエンスは低くなり、ストレス耐性もなくなってきます。

こういう日、もしくは翌日には、一日を振り返る時間チェックを行って、作業の進捗を邪魔する要因になった行動を洗い出すこと

  • 今が楽しく、あとからコストになるような行動をしていないか
  • 盲点となっていないだろうか
  • その活動はやめられないと思っていないか
  • 活動を見直すことは可能か

一日のなかであなたが消耗させられる行動を特定する

そのうえで、その行動を減らしたり完全になくすことができればレジリエンスを守れる

時間の使い方を再検証することが大切ですね

masaる
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健康的な食事、運動をとれるとレジリエンスも強くなります

レジリエンスの強さを測る(可視化)

計測し、観察することを通じ、自分自身の進捗に意識をむけることで、目標は達成できます。

自分の進歩を「可視化(increased saliency)」し、向上の程度が否応なく明らかになり、更なる向上を後押しします。

レジリエンスについても同じことが言えます。

日々の活動が続けられるのは、その進み具合を可視化することで、意識が前面になります。

レジリエンスの蓄えが増えていると実感できれば、努力は続けられる

そこで大切なのは、レジリエンスの強さをチェックするための計測方法。

2008年、ブルース・スミスたちが使用した尺度は、次の6項目があります。

レジリエンス目盛り

レジリエンスの変化確かめてみよう。

設問1.3.5は、1点=まったく思わない、2点=そう思わない、3点=どちらでもない、4点=そう思う、5点=非常にそう思う

設問2.4.6は、1点=非常にそう思う、2点=そう思わない、3点=どちらでもない、4点=そう思わない、5点=まったく思わない

  1. つらい時期から素早く立ち直れる方だ
  2. ストレスの多い出来事をうまく乗り切れない
  3. ストレスの多い出来事から回復するのに時間はかからない
  4. 何か悪いことが起きたとき早く立ち直るのが難しい
  5. 困難な時期をあまり苦労せずに乗り切れる
  6. 人生で何かにつまずくと克服するまで時間が長くかかる

合計点数が高い人ほど、レジリエンスが強いと判定できます。

自分のレジリエンスをチェックする時は、特定の出発点を基準にせず、向上自体を趣旨にすること。

他人と比較する想定的な進歩でなく、自分と比較する絶対的な進歩を意識。

半年置きに実行することで、スコアの変化を注目してみましょう。

進捗の可視化でレジリエンスを強化・・・

masaる
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努力を続けるにはレジリエンスを意識しましょう

自分が何にストレスを受けるかは時間とともに変わる

毎週定例の活動計画づくりにおいて、自分の問題対応能力の変化を確かめることによっても、その進み具合は可視化できます。

やり方は次のとおり。

  1. 直前の1週間で起こったネガティブなことを書き出す
  2. ひとつずつを「ありがちなこと」「気持ちを入れ替え1日で立ち直れる」「大きなショックを受け、心が折れる」に分類
  3. 「大きなショック」が減り、「ありがちなこと」「1日で立ち直れる」ことが増えていればレジリエンスが強化されている証拠

レジリエンスが強くなると、ネガティブなことの定義も変わってきます。

キャリア形成が進むにつれ、1週間あたりのネガティブの数が大幅に減ってきたら、以前よりもずっと強くなっていると思いましょう。

ささいな出来事に不安を感じ無くなれば、ささいな出来事を思い出すこともなくなる。

本当に大切なことに時間を使えるようになる。

ストレスを受けることと、不要なストレスをかわすことはハッキリと区別します。

理不尽な八つ当たりは受け流し、続くようなら無視する。

数年前は細かいことを気にし過ぎていた、という経験も・・・

masaる
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受け入れ、受け流し、近づかないを使い分けていきましょう

睡眠こそ最強のレジリエンス強化術

このブログでも紹介していますが、睡眠というのは非常に大切です。

マシュー・ウォーカーが著した「睡眠こそ最強の解決策である)(SBクリエイティブ肝)では次のように述べています。

  • 寿命を延ばすことができる
  • 記憶力と創造性も向上
  • 外見も魅力的になる
  • 余計な食欲がなくなり、スリムな体型を維持
  • ガンや認知症とも無縁
  • 風邪やインフルエンザも撃退
  • 心臓発作と脳卒中リスクの低下
  • 糖尿病の予防
  • 幸福感が高まり、抗うつや不安が消える

睡眠こそが、真の万能薬だと、証拠を引用しながら記しています。

一晩きちんと睡眠をとれば、より上手にストレスをかわせる

睡眠は時間よりも質が大切です。

特に、眠りはじめの90分間で睡眠の効果の大半が発揮されます。

睡眠をしっかりとることで、レジリエンスに留まらない恩恵を享受することができます。

どんなに忙しくても、夜は寝ましょう

masaる
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睡眠負債をためこむとロクなことが起こりません

まとめ

masaる
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レジリエンスを消耗させないことはなりたい自分になるためには大切です。

他人は引き合いに出さず、小さなことに感謝を可視化してレジリエンスを高めましょう

なりたい自分になるショートカット思考のまとめです。

  • レジリエンスが高い人はポジティブ思考
  • ネガティブな経験は記憶に残りやすいことを意識
  • 第一印象は忘れて新しい印象を持ってバイアスをなくす
  • 小さなことでも感謝をノートに書き出すことでレジリエンスを高める
  • 目標を決められる時間があるのは特権である
  • 比較対象は自分自身に絞る

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他にも知りたいかたはこちら、

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思考

読書は視点を変えるツール

考え方を変えることは、人生を変えるほどの力があります。

思考の引き出しをたくさんもつのは、自身のスキルや経験を大きくサポート!

読書をすることは、様々な視点を広げるきっかけになります。


ショートカット思考をざっくり振り返り その1(目標)

確証バイアス】

以前から持っていた考えを裏付ける情報を好んで選択しようとする

【フューチャーセルフ】

視覚化された未来の自分。

人はよく未来の自分に感情移入し、長期的に恩恵が得られるような投資を行う。

【システム1(速い思考)・システム2(遅い思考)】

素早く直感的に、無意識に行うのがシステム1

慎重に決断したり、熟慮するのがシステム2

【ベン・フランクリン効果】

他人に恩恵を施した人は、次回も同じ相手に恩恵を施す可能性が高い。

他人から恩恵を施されるよりも、その効果がでかい。

【フレーミング効果】

ある情報や選択肢を、プラス面とマイナス面の両方に焦点を合わせて伝えるかによって、伝わるイメージの違いが生じる

ショートカット思考をざっくり振り返り その2(時間)

【即時コストと即時恩恵の配分調整】

日々活動するためにかける時間はいま発生するコストだが、恩恵は遠い将来にしか得られない。

活動をやり通すためにアメとムチを用意して、長期コスト・ベネフィットも今感じられるように調整。

【自身を育む】

自信をつけることは簡単だと認識。

いざ困難な作業に取り組むときは、自分の能力に対する不安は一時的な感情なため、キャリア形成の過程で消える

【時間の見積もりは1.5倍以上】

スケジュール表での作業は、考えている1.5倍に修正。

【キャリア形成ゴールに立ち返る】

定期的に時間をとり、振り返りを行う。

プロセスの大切さを自覚すれば、活動を続けようとする意識も高まる。

【意義はモチベーション】

理想的な自分がしている仕事を明確にして、折に触れて思い返せばモチベーションを維持できる

【成果を測定】

活動内容を定期的に事後評価して、活動を妨げる障壁を突き止める。

【運と努力の分類】

作業の進捗や結果は、自分がコントロールできるところかできないところを検証。

自分の決断が成果につながった局面や、自分のコントロールが及ばない要因が結果を出したのか明確に。

【感情でなく合理的に】

キャリア形成に重大な影響を及ぼす判断は必ず冷静な時に。

【オール・オア・ナッシングでない】

作業量はToDoでなく、大量・普通量・少量に分類し、その日のエネルギー量に見合ったレベルで妥協してこなす。

【毎週の計画に罰を組み込む】

小さなアメとムチで原動力にならなければ、出来なかった場合のコストを今負担する。

コミットメントデバイスで、お金や同等の価値を持つものを失う危険性を認識。

ショートカット思考をざっくり振り返り その3(自分)

【人脈とインフルエンサーの選定に潜むバイアスの罠】

自分の人脈を広げるためには、自分の性質と異なるメンバーを集める意識が必要

【キャリアのゴールは本当に正しいか】

自分でやって楽しいと思える活動を、そのまま最終ゴールにしてもいいのか

【損失回避】

失敗は恐れすぎず、成功の可能性はあると言い聞かせる

【自分の価値を知る】

業界の水準を知り、自分が生み出している付加価値に見合う報酬をもらう

【必要なことはもっともとめる】

仕事の成果は自分で報告する。他人はそこまで自分にかまっている時間はない

【フィードバックを受ける】

批判的な内容にも耳を傾け、検証すること

【見栄を張りすぎない】

失敗する姿を他人に見られていても、他人はそれほど覚えていないので行動する

【新しいチャンスを受け入れる】

チャンスに対して行動したときよりも、行動しない後悔のほうが大きい

【説明責任を負って成長】

失敗したときは他人のせいにはしないが、成果が出なかった原因は正しく振り返る。

【息抜きは忘れない】

キャリア形成はマラソンのようなので、休憩しながら活動を続ける

ショートカット思考をざっくり振り返り その4(他人)

【アンコンシャス・バイアス、代表性ヒューリスティック、統計的差別】

この3つを止めると、あなた自身が特定の役割が適任だとわかってもらう特徴を出せる。

【他人のアドバイスは全てが平等ではない】

自分へのフィードバックが間違っていると感じたら、複数人からも聞いてみる

【不正確なレッテルを回避】

コミュニケーションスキルで、利害関係者とは意思疎通を絶やさない

【情報カスケード】

別の案を発する時は、共有情報へ敬意を示すことで、相手に話しを聞いてもらえる。

考え方の裏付けるデータは特に強調。

【プレゼンは自信があれば最初、特徴的でなければ最後に】

ピーク・エンドの法則で、プレゼンは一番最後に、ストーリーを仕立てて伝える。

【内集団のメンバー】

他者との関係性を築くのは大切で、学びや暖かな支援作りで相互関係の恩恵を受ける

【小さな「イエス」の積み重ね】

相手にも心からの賛辞を送り自尊心を訴える。

日常的に自分の考えを発することで、賛同者は増えていく。

【ノー!と言われても諦めない】

改めて頼み込むか、フィードバックでアイデアを改善して変更する。

それでもダメなら他の人にあたる

【他人のための行動】

同僚(友人)が公平な機会を得られるようにも意識。

多くの人が少しずつ同じ行動を取ることでティッピング・ポイント(転換点)はやってくる。

【自分のバイアスが大半】

他人からの影響は少なく、自分自身が原因なのが大半であるため、リラックスしよう。

ショートカット思考をざっくり振り返り その5(環境)

【インターネットのささやき】

ネットを使うデバイスは1つに制限し、フロー状態に入りたければデバイスも遠ざける。

[空気】

一日を通して空気が循環しているスペースを確保(パフォーマンスUP)

【グリーン(植物)】

作業スペースに植物を置く(注意力と生産性UP)

【自然光】

外に出て自然光のある場所で過ごすことを意識(認知力UP)

【人口光】

集中したい時は明るめ、創造性を発揮したい時は暗め

【温度】

室温を摂氏16~24度に設定

【騒音】

集中を要する作業は静かな環境を追求(生産性とモチベーションUP)

【自分専用スペース】

「作業をする場所」と脳に刷り込んでシステム1(速い思考)に入る(集中力と生産性UP)

【整理整頓(授かり効果)】

無関係なものは捨て必要なものを残す(集中力UP)

【色】

集中したい時、創造性を出したい時、競争心を出したい時、リラックスしたい時など、目的に応じて色を使う

ショートカット思考をざっくり振り返り その6(レジリエンス)

【帰属のエラー】

他人の行動が原因なネガティブな出来事には、人ではなく状況に考えれば気分を害されない

[第一印象は忘れる】

第一印象はバイアス、盲点、ヒューリスティックの影響を受けるため、優しい気持ちになって2回目のチャンスを与えて誤解をなくす。

【小さな成功体験】

日々の小さな成功をノートに書き出す

【目標を決めて日々の活動を続けられるのは特権】

キャリア形成をできる道を進めているのは、退屈ではなく特権だと思う

【自分との比較は大切】

自分との絶対比較こそ、よりよいパフォーマンスにつながる

【いったん距離を置く】

悪いことに出会ったら、一度距離を置いて小休止、感情的な判断を下さない

【今のコストを洗い出し、将来の恩恵を得る】

レジリエンスを消耗させる行動を書き出し、時間をチェックして心を満たす活動を増やす

【レジリエンスの強さをチェック】

レジリエンスを強化するためのチェックをして、強化する取り組みの成果を可視化する

【時間と共に変化するストレス耐性】

自分が受けるストレスは日々変化。

【睡眠】

よく眠る。

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