世の中生きていくには、ほぼすべてのことにお金がかかります。
水や電気、住んでいる場所など、とにかく大なり小なりお金がかかっています。
しかし、子どもはまだそのことを認識できないので、今回はそこにふれていきます。
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ありとあらゆるものにお金がかかっているということを知ってもらう
子どもが蛇口から水をジャブジャブと流しっぱなしにしたり、ティッシュを何枚も無駄に取ったりすると「もったいないなー」と思います。
そんな時にこそ、子どもに「水もティッシュもお金がかかっている」と教えるチャンスとなります。とはいえ、言い方によってはそっぽ向かれるので、子どもの目線にたって教えるようにしましょう。
たとえば、「それはエコまちがい?震災から学んだ、2030年の心豊かな暮らしのかたち」では、1人がお風呂で使う水の量などが、わかりやすいイラストで解説されています。
こういう本をみると「うわ、こんなに」と子どもはびっくりするかもしれません。
あるいは、先月と今月の水道代や電気代を比較検証してみるのもいいかもしれません。
どうしたら節約できるか?どこに無駄があるか?子供と一緒に考えてみましょう。
そうしたら、普段何気なく使っているあらゆるものにも「お金」がかかっていることが、少しずつ実感としてわかってきます。家計の手助けにもなるでしょう。
こういうことを通して、親子で対話を積み重ねていけば「お金は湧いて出るものじゃない」「限りある資源の中から出ている」ということが、少しずつ理解できるようになります。
ただし、子どもは極端な発想をしがちなので、使うべき時と使わなくてもいい時、このバランス感覚も同時に身につけられていくといいでしょう。
おこづかいを上げるタイミングはいつがいい?・・・おねだりされた頃がいい
お金の概念がわかってきたら、それがおこづかいを上げるタイミングとなります。
たとえば「あれ、買って」「これ、欲しい」と言い出したら、それはもう十分に、お金の概念を感じ取っているサインとなります。
よく「子供が使って失敗するといけないから」と言う大人もいますが、それは失敗ではなく「学び」であることを理解しましょう。
小さい頃のお金の失敗は、少額でも傷も浅いのでたかが知れています。失敗から学ぶ経験のほうが、結果としてリターンが大きいので、子どもにどんどんお金に触れさせるようにしましょう。
とはいえ、「おこづかいはいくらがいいのか・・・」と悩むかと思います。
これについては、それぞれ家庭の事情もありますので一概に言えるものではないので、親子で話し合って一緒に決めるのがいいでしょう。
親子で話し合う機会にもなります。
おこづかいの金額はどれくらいがいい?100円、500円、3000円?子供と話し合って決める
家庭によっては、月300円だったり、100円だったり、さまざまだと思いますが、それはそれで個々の違いがあって大丈夫です。
通説としては、年齢×100円という考えもありますが、それでもいいかと思います。
話し合った末に、子どもがお小遣いをコントロールできる範囲内の金額で、話し合って決めていきましょう。
たとえば、小学生低学年のある家庭のお小遣いは3500円だったとします。
普通に考えれば小学生低学年で3500円は高いかと思います。
ですが、この小学生には毎月の習い事として月謝3000円がかかっています。
つまり、習い事の3000円分を、お小遣いとして含めており、残りの500円を自由に使えるお金として教えているということです。
これにより、自分の習い事にはどれくらいのお金がかかっているのかを子どもが知ることができます。
子どもが自分のお小遣いの6倍ものお金がかかっていることを実感すれば、しっかり勉強しようとか、習い事の時間を大切にしようと前向きになってくれます。
こういう考え方もできるので、お小遣いは子供と話し合って決めるのが妥当ということですね。
おわりに
子どもがもし、水道を出しっぱなしにしていたり、物を粗末に扱うようにしていたら、それはお金のことを教えるチャンスだと考えましょう。
言葉のみでは中々イメージがつかないので、本やネットなどで、イメージ図を用意しながら説明すると伝わりやすいです。
そして、お金の概念をつかんできたら、お金に触れさせるためおこづかいを上げてみましょう。
少額であれば失敗しても問題ないので、失敗から学ばせる機会だと考え、たくさんふれさせましょう。
おこづかいの金額は、子どもと話し合いながら、自分の家庭の事情を考えながら決めていくといいでしょう。
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