大人もライフプランニングを立てていると、お金のやりくりが可視化することができて、生計を立てやすくなります。
子どもも子どもで、子育て用のライフプランニングを作っておくことで、どんな将来を目指せばいいのかがわかるようになります。
子どもの将来は選択肢が多いため、全て決めるというのは難しいですが、それでも立てておいた方が子ども自身の目的がみつかります。
↓文章を読み上げてくれます(.WAV)
ライフプランを逆算することで、未来を具体化してみる
子どもが将来なりたいもの、どんな仕事をしたいかを紙に書き出してみて、それを実現するにはどうすればいいか、どういうやり方をしていけばいいかを考えてみましょう。
例えば、医者になるということでしたら、それを逆算してみると(私は医者ではないのですが、ざっくりと書いてみます)
- 医師の資格がとれる大学にいく
- その大学にいくには、〇〇高校にいって、これくらいの成績をとる
- 〇〇高校にいくには、□□中学で、これくらいの成績をとる必要がある
- 小学生から、何を勉強して、経験していけばいいのか
といった具合です。
それと合わせて、学校の勉強はなにをすればいいのか。学校以外で勉強することはあるのか。
夢の実現のために、他になにかできることはないのか。
などと考えながら、プランを作ってみましょう。
これを子ども自身に作成してもらい、大人はプロセスには口出ししないようにします。
間違って作成されていても問題はありません。間違えていたら、修正をすればいいだけです。
社会人でも、ビジネスで売り上げを達成するためには、今何をすべきか、プランを作成しているかと思います。(営業の人は特に)これと同様です。
プランがあるからこそ、実際に医療現場を見学するとか、当事者に話しを聞いてみるとか、そういった行動へと結びついてきます。
実際に同じ夢を叶えて、イキイキと働く大人に出会えたら、よけいにあこがれも増えるかと思います!
子どもは特に、夢を持っていた方があきらめない子になるかと思います。夢があることで、今自分がどんなステージにいるか、何をすればいいかがイメージできるので強くなれます。
借金はライフプランで必要ならするけど、よく考えてみよう
子育て世代の人々にとって、一番身近な「借金」といえば、住宅ローンです。
当たり前ですが、借金自体はしないほうがいいに決まっています。
ただ、家を購入するという目的においては、いつ払い終えるか、しっかり計画をたてたうえでローンを組む場合は、問題ないかと思います。
家が欲しい理由はさまざまですが、一番は「家族の幸せのため」となります。
ローンを払い終えていない間は、自分のものではありませんが、その家に住み続けることによって思い出が蓄積されていきます。
子どものときこの部屋で・・・
キッチンで料理している姿・・・
壁一面に飾られているもの・・・
お友達を招いてパーティー・・・
等々、こういった日常生活の積み重ねに憧れを抱いて、みなさんも家が欲しくなるかと思います。
子どもが成人してからであれば、キャッシュで家を購入することもできますが、その新居には子どもの思い出はないところとなります。
何十年も長い年月をかけて返済していくローンには、いつかお金にかえられないものを家族にもたらしてくれるものあるでしょう。
こういう思い出を大切にする場合は、若い世代でも住宅を購入することは夢のあることだと思います。
今は低金利(約1%)の時代で、変動金利、固定金利(フラット35)選べることもでき、国からの補助(詳しくはこちらで)もありますので比較的購入しやすくなっています。
もし、住宅を購入するのであれば、積極的に補助を活かして、自分の生活を少しでも楽しく、お金に困らないように、いい思い出がたくさん残せるようにしてみましょう。
ローンを組むときに注意すること、気を付けるべきこと
ただし、いくらローンを組めるからといって、自分の生活が苦しくなるくらいのローンを組むのは論外です。
ローンを組む際は金融機関の審査がありますが、あくまでも返済能力があるかの審査をするだけなので、購入者が満足して生活できるところまでは見ていません。
借金は将来の時間を前借しているという事には変わりありませんので、ローンを組む場合はしっかりと自分の収入に見合った家を購入するようにしましょう。
夢を実現するために現実が崩れ去っては、本末転倒ですからね。
ちなみに参考までにですが、新築住宅を購入した場合、「ちょっと生活が苦しくなったから売ってみよう」といった場合、売値の価格は正直思った以上に低いと思っておいたほうがいいでしょう。
新築の場合は、カギを開けた瞬間に、2~3割価値が下がるとまで言われています。
もし、頭金0円で購入した場合、ローンだけが残る可能性がありますので、気を付けましょう。
購入する場合は、頭金を支払っておきましょう。
一般的な目安は、購入価格の20%と言われています。もし、頭金が払えないということであれば、少し購入するのを再検討したほうがいいかもしれません。
なお、15年~20年くらいの中古住宅の場合は、新築ほど値崩れはしません。
中古住宅でも、リフォームをいれれば新築同様になるので、住宅購入する場合は、こちらも検討してみることをお勧めします。
おわりに
子どもの将来をライフプランを作るうえで大切なことは、まずは子ども自身に最初から全て作ってもらうことです。
もしそこで、実現性に乏しいことや、明らかに間違っていることが書いてありましたら、修正すればいいです。
そして、子どもとの思い出を大切にして、住宅購入すること自体は全く問題ありません。
しかし、自分と子どものライフプランを実現するために、その住宅購入で夢が実現できなくなっては、本末転倒です。
購入する場合は、自分の収支にあった住宅を購入しましょう。
参考文献
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