お知らせ

思考を深めたい、いいアイデアを出したい場合は、ロジカルシンキングを利用してみる!?

企画書の提出

相手に自分の考えやアイデアを伝えるときに、相手から「論理的に説明してくれ」なんて言われたことはないでしょうか。

言い方・伝え方の問題も少しはあるかもしれませんが、一番の問題は、そのアイデアや考え方が表面的なものだけになっている可能性があります。

つまり、深く考えられたものでなく、思い付きレベルというものです。

他の人からみるとありきたりだったり、大事なポイントが抜けていたりとするわけです。

ブログやSNSでも、新しいアイデアや考え方を書いても、内容そのものの検討が浅ければ、ボロがでていい結果もでません。

逆に、内容が素晴らしければ、説明がたどたどしかったりしても、相手に理解してもらうことや賛同してもらうことができます。

今回からは、そういったアイデアや考え方の深堀の仕方、咀嚼(そしゃく)の仕方を書いていきます。

↓文章を読み上げてくれます(.WAV)

「もっと考えて」「もっといいアイデア出して」と言われたときの対処の仕方

仕事で企画書や事業計画書を出した時に「もっと考えて」「もっといいアイデア出して」なんて、上司や先輩から言われたことはありませんか?

そう言われても、大抵の人は困ってしまいます。なんでかというと、頭も時間も使って考えた結果、提出したんですからね。

ではなぜ、「もっと考えて」等と言われるのでしょうか。

これは上司なりに「これではうまくいかない」「この内容では予算がとれない」などと思って、改善しようとしているわけです。

問題は、いわれる側からは「もっと考えろ」がいったい何をどこまで考えればいいのかわからないこと。

そして、そのやり方を上司が教えてくれないことです。

これは、意地悪して教えてくれないと言うよりかは、多くの場合は、上司自身もわかっておらず、部下に指摘するほど自分も考えていないというのが本音です。

何が悪いのか、どこが不足しているのか、それが自分でもあまりきちんと説明できない時に「もっと考えて」と指摘するわけです。

もちろん、上司に対して「どうしたらいいですか?」「どう改善すればいいのか教えていただけませんか?」と言える勇気ある人もいることでしょう。

しかし、そういう質問をすることはあまりおすすめはしません。

何故かというと、上司の中には、答えられない質問をされると、機嫌が悪くなったり、下手をすれば逆ギレされる可能性もあります。

で、実際にどうすればいいのかというと・・・

問題解決や仕事促進のためのロジカルシンキング

ロジカルシンキングというのは、「論理的に物事を考え、既成概念にとらわれず、もっとも適切な方法をみつけ、具体的に実行する手法・姿勢」ということです。

「もっと考えて」と言われたときは、上司が何を求めているかをよく考えてみればいいのです。

上司が基本的に求めているのは「もっとよい案」「もっと深く考えられた企画」、もっとわかりやすく言うと「会社や上層部(役員)を説得できる案」となります。

部下は、上司に比べて経験が少なく、視野も狭くなります。情報も乏しく、結果として検討不足になっていることがよくあります。

だから、上司が満足できる、これならOKという答えをなかなか出せないのです。

検討不足というのは、これだと問題解決にならない、仕事が前に進まないという状況です。

その場しのぎをしても、また問題が起きてしまうというような浅はかな解決策を考えてしまうことです。

そうならないようにするためには「物事を整理して、問題点を正確にとらえて、もっとも効果的な対応策を考える」ことにつきます。

「どう整理するのか」「問題点正確にとらえるにはどうしたらいいのか」

こういう点をもっと考えて、現場の雰囲気を感じ取り、情報を集めて、当事者の意見を聞いて判断することをひたすら繰り返していきます。

泥臭いですし大変ですが、こうすると、段々と切れ味がマシ、鋭い見方ができるようになっていきます。

組織として働く場合、本当はその指導を上司ができればいいのですが、なかなかそこまで丁寧に指導やアドバイスをしてくれる上司はそうそういません。

そのためにこそ、自分で考える力をつけて、ロジカルシンキングを利用していきます。

 

ロジカルシンキングは特別な能力ではない

ロジカルシンキングと対照的な考え方は「いきあたりばったり」「現状をみず、思い込みと偏見で決める」「気分で方針を決める」といったことです。上司にいると嫌なタイプですよね。ほんとに。

当然ですが、上記の考え方はうまくいきません。いったとしてもたまたまです。それでは、分解していきましょう。

論理的に物事を考える

まずは、現状の課題に対して、現状分析から入ります。

例えば、相手が企業の場合だと、顧客のニーズ・市場規模、競合他社の状況、自分たちの会社の強み・弱み。

それらに加えて、技術・規制動向などを押さえ、わかりやすく状況を整理します。

そのうえで、その環境下で、どうすれば企業の業績が飛躍的に上昇するのかを、徹底的に考えを深めていきます。

既成概念にとらわれずもっとも適切な方法をみつける

その際、非常に大切なのは、既成概念にとらわれずに考えることです。

既成概念とは「これまでこうやってきた」「これは当たり前」というありきたりで現状維持の考え方のことです。

そういう考えはいっさいせずに、過去の惰性で進めても今後の最適解にはならないという考え方です。

既成概念にとらわれないためには、普段からものすごいことを疑い、本当はどうすべきか、本質はどこにあるのかを考える必要があります。

既成概念がどういう要素で成り立っているのか。その要素1つ1つを吟味(ぎんみ:念入りに調べること)し、ゼロベースで考える。それで初めて、本来の姿、今の時点で最適な方法を考えることができます。

ただし、いくら既成概念にとらわれないといっても、倫理的や道徳的に、人間関係が崩壊するようなことを行ってはいけません。

具体的に実行する手法・姿勢

ロジカルシンキングだから、考えただけでそこで終わりといううことは全くありません

むしろ、考えただけでは何の価値も生みません。

考えて実行することで、実質的に変化をもたらすことが重要です。

既成概念にとらわれず新しい考えを具体的に実行するまできちんと落とし込むことが必要です。

そうすることで、成果へとつながっていきます。

 

言うのは簡単だが、行うのは難しい

コンサルタントをしている企業でも、これを徹底していることを多くないそうです。

現状分析が甘かったり、ゼロベースで考えられなかったり、実行する前提でなかったりと、どれか欠けていたりします。

これを行うのは、日々スキルアップをしたり、人から話を聞いたり、本を読んだりすることこそが、ロジカルシンキングの根本となります。

現状を分析・整理し、既成概念にとらわれず考え、具体的に実行して成果を上げる力です。

これは才能でもなんでもなく、努力の結晶となります。

何だか難しそうと、嫌煙してしまってはもったいない技術です。

おわりに

ブログを書く時や動画を作るときに、なにがいいかなと考えるかと思います。

しかし、ネタが思いつかなかったときは、このロジカルシンキングを使うことも出来ます。

努力すればだれでも手に出来る考え方なので、次回からも続けて書いていきます。

 

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