この記事はこんな人におすすめ
- 甘いもの(糖質)が摂りたくて摂りたくて仕方がなくて悩んでいる
- ファスティングで痩せられることが本当にできるのか知りたい
- いくら食べても満腹にならず、食べても満足しなくて悩んでいる
ファスティングは食生活を見直すターニングポイントになります。
健康的にやせたいと思っていても、世の中には美味しいものが溢れています。特に、砂糖やお菓子など中毒性の高い食べ物が溢れて、ついつい手が出てしまいます。そしてひと口食べると、満腹を感じられず延々と食べ続けられます。
しかし、食べ物は中立です。
自分が過去何を食べて来たのかを振り返り、ファスティングを取り入れることで食物依存症を克服することもできるようになります。
このブログは、以下の書籍を参考に、自分の考えと経験を加えながら書いています。
食べ物は、体にエネルギーを与えるものであると考えることが、ファスティングをするときのコツです。
と、書くと当たり前ですが、食べ物をコミュニケーションのツールとして使いすぎないということです。
家族への愛情表現をするときに、美味しい料理を提供するという方法もあります。
もちろん、食事は美味しいほうがいいですし、たくさん食べられる方が満足感が大きいでしょう。
ですが、体を動かすための必要以上のエネルギー源(食事)を提供されても、それを毎日繰り返していれば、やがて供給過多になり、太ることは目に見えています。
料理を提供してくれた人に「感謝の意を込めて全て食べる」ことを実践していれば、さらに拍車をかけます。もちろん、残さず食べるのは立派なことです。
ファスティングをするときに失敗しない(継続する)コツは、食事をエネルギー源として割り切ってしまうということです。
「自分の体にはまだ脂肪(エネルギー源)が残っている」「燃料を申し少し使ってから、食事をとる」
もちろん、ビタミンやミネラルの摂取など、バランスのよい食事をとることも忘れてはなりません。
考え方を変えるということも大切ですね
成功させるには、発想を変えるという手段も大切です。
「仕事を頑張った」「今日は満足が出来る日だった」「試験に合格した」等、ご褒美に何かを食べると言う人は多いです。
たまのご褒美でしたら「ご褒美」になるのですが、それがほぼほぼ毎日続くようであれば、もはやご褒美ではないでしょう。
食べ物というのは人を幸せにしてくれます。
デートに失敗しただとか、仕事でミスをしたりして、ストレスが溜まったら解消の手段にもなります。
そんな心の痛みを解消することを食べ物を食べることだけにしていれば、お腹が出てきます。足や腕に余計なお肉がつきます。
もちろんですが、食べ物は敵ではありません。食べ物はいつでも中立です。
自分にとって、食べ物はどんな存在なのか、食べ物に依存しすぎていないか、そうやって振り替えることも大切なことです。
「昨日の晩ごはんは何を食べた?」と聞くと、よく思い出せない人も多いと思います。
脳が劣化しているとかそういった類の話でなく、ここでは何を摂取したのかを、どんな栄養素を摂ったのかを言えますかということです。
もし、何を食べたか、普段どんな栄養素を摂っているかが分からない場合は、書き留めることをお勧めします。
今の時代であれば、スマホのアプリを活用するのもいいでしょう。
ノートに書き留めることで、自分がどんな食生活をしているのかを可視化することができます。
- 口に含んだものを全て書く(間食も含めて)
- 何故それを食べたのか飲んだのか、食べた時の気持ちを書く
- その時、お腹が空いていたのか、いなかったのか、自分の状態も書く
- 正直に書く
1週間たったら、感情を整理してみましょう。
「イライラしていて、置いてあったお菓子に手を出した」→「結果、エネルギー補給はできたが、糖質が多くその後頭が働かなくなり生産性が落ちた」等と記入します。
食べ物と感情を切り捨てることが、ファスティングを成功させるときのコツです。
日記を書くことで、感情を分析できるようになるので、結果として食生活の見直しにもつながります。
職場でずーっとお菓子食べている人とかいますからね
「ながら食べ」というのは、食べ物の美味しさも半減しますからね
ファスティングをするときは体にいいものを選ぶのも大切ですが、自分の体の声を聞くことも大切です。
お腹が満たされてエネルギーが湧いてくるようなものを食べるようにして、体の調子が悪くなったり消化が悪くなったりするものは取らないようにしましょう。
自分なりに、食べると気分がよくなるものと、食べると気分が悪くなるもののリストを作成するということです。(あくまで、自分の主観で構いません)
そうしてリストに食べ物を追加していくと、パターン(法則性)を見つけることができます。
1カ月程度続けたら、それを見直すことも必要です。
特に「食べると気分が悪くなるもの」のリストは「再検証食べ物」と名前を変えて、本当に必要かもう一度食べてみましょう。
自分の味覚や感情が変わっていないかを確かめましょう。
白米、パン、クッキー、このリストに入って、丁寧に食べてみて、どう感じるかを検証するのです。
「美味しく感じる?」「体にいい?」「甘いだけじゃない?」等、自問して変化を探してみましょう。
変化を探るのは難しく感じますが・・
食べた時の感情面など、小さなところでも構いません
私自身も、以前はポテチとか菓子パンとかを毎日のように食べていましたが、今では買ってまでは食べることはしていません。
もちろん、そういった食べ物が美味しいでしょうし、生産者の努力の結晶であることは理解しています。
ですが、自分の体と相性が悪ければ、無理して摂る必要はないと感じるようになりました。
お祝い事やパーティーなど、食事はコミュニケーションの一環としては欠かせません。
当然、そういったものに参加するなとか、そういうわけではないですが、これが毎日続くと懸念材料が出てきます。
それが、食べることを楽しむのと食物依存症の境界線がわかりにくくなることです。
食物依存症は、近年になってから生まれた問題だそうです。
人間は、滋養があって、エネルギー補給ができて、1日中、あるいは長い間活動できるような食べ物を好むように進化してきました。
同時に、食べるのをやめることも学んできました。
狩猟時代の人間は、太りすぎていたら獲物を狩ることができず、かつ、凶暴な動物から逃げられずに生き残っていけないからです。
人間が今日まで生き残れたのは、食べすぎず、食べなさすぎずというバランスを身につけ、ただそこに食べ物があるから食べるということをしてこなかったからです。
食べるのをやめるタイミングになると、満腹を感じるメカニズムが自然に働きます。
たとえば、ステーキ肉のように素材そのままの食べ物は美味しいですし、エネルギーとして長い時間使うこともできます。体脂肪として蓄える栄養素も豊富に含まれています。
ですが、2キロのステーキを一度に食べられるというのは、とても無理でしょう(たまにいますが)。
タンパク質、脂質を摂ると、満腹であるという信号が体から発せられ、食べ過ぎを防ぐようにできています。
これは果物でも同じです。
満腹を感じるメカニズムが働いていれば、食べ物に依存することもありません。
今の時代、生き残るために狩りを生業としている人はほとんどいないでしょう。
食べ物は溢れ、お菓子を食べながらテレビをみたりゲームをしたりできます。
精製された食べ物や加工食品は中毒性が高いので、どんどんと食べたくなります。つまり、満腹を感じるメカニズムが働きにくくなります。
りんごをたべるのをやめられないと言う人は、確かに聞きませんね
一方で、お菓子は食べるのをやめられないという人は多いです
現代社会には、精製された食べ物や加工された食べ物が本当にあふれています。
工場で加工される食べ物からは、タンパク質、脂質、食物繊維などの天然の栄養素の多くが取り除かれてしまいます。
そのために、体が自然に満腹を感じるメカニズムが働かなくなります。
脂質やタンパク質がないと、ペプチドYYやコレシストキニンなどの満腹ホルモンが活性化されず、お腹がいっぱいだと言う信号が送られません。
胃の中でふくらむ食物繊維がないと、胃の伸展受容器が働きません。
食物繊維を取り除いたあとにのこるものは糖質(糖類含む)で、これらは脾臓にインスリンを分泌させ、体脂肪として体に蓄えられます。
血糖値は急激に上がった後、急激に下がりますので、体はさらに糖質を欲しがります。その悪循環が繰り返されます。
まとめると、以下のデメリットがあります
- 天然の栄養素が殆どない
- 満腹ホルモンが活性化されない
- 食物繊維がなく、胃の伸展受容器が反応しない
- インスリンが多量に分泌され、糖質(糖類)を欲しがるようになる
- 一種の薬物のような中毒性がある
アルコール依存症や薬物依存症とは違い、食物依存症というのはそれよりも軽視に見られがちで、友人や知人から理解を得られにくく、共感されにくい依存症です。
アルコール依存症の人が立ち直ったら、ビールを提供することもないでしょう。
薬物依存症で治療が終わったら、薬物を渡すこともないでしょう。
ですが、糖質依存症の人に「とりあえず甘いもので元気出せよ」とプレゼントすることはあるでしょう。
食べ物依存症は、重症化すると大変そうですね
「常に何かを食べる欲求」があるというのも、怖いですね
食べ物は、いたるところにあるため、食物依存症というのは克服するのがかなり困難です。
アルコールや薬物は、遠ざけることができますが、食べ物となるとそうはいきません。
特に、糖質なんかは避けようにもさけられないほど溢れています。
いくら体に悪いとわかっていても、これだけ周りに誘惑するものがたくさんあれば、克服するのは困難だということは想像に難くないでしょう。
そして、糖質を克服できない人には、2型糖尿病発症予備軍とされ、いずれ発症することにもつながります。
克服する手段として「ちょっとだけなら・・」と量を減らすことも考えられます。
ですが、満腹感を得られるメカニズムが機能しないため、途中でやめることが難しいのです。
糖質は遠ざけるなら、徹底的に遠ざけるしかないのです。
10代で糖尿病にはなりたくないわ~
10代から糖質について考えることは大切です
体重を減らして健康になりたいと言う人は多くいます。
食生活を変えるのが難しい最大のポイントは、家族や友人が自分が食べないようにしている食べ物をしきりに勧めてくると言うところです。
普段の生活でも、お祝いの席でも、「せっかく作ったのに」「せっかく買ったのに」「食べないと体壊すよ」と言われることが多いのです。
ですが、彼らには悪気はありません。
砂糖依存症がどれほど恐ろしいのかをわかっていないだけなのです。
砂糖は肥満、心血管疾患、糖尿病、がん、その他多くの慢性疾患と直接的なかかわりがあります。これは過去何度もされた調査の結果からも明らかです。
砂糖を摂らなくなると、こうした自分のことと、自分の人間関係のことも見えるようになります。
子供のころは、親から「体にいいから」と提供されていた食べ物が、実は加工食品でよくなかった・・なんてこともよくあります。
ですが、食べ物は中立です。美味しい食べ物も同じです。
食事に対する考え方の違いを改めることをしなければ、食物依存症を克服することは到底できないのです。
糖質を摂るという習慣を変える場合は、とにかくルーティンを変える必要があります。
ご褒美の食事はなくし、リラックスできるいい音楽を聴く、美術館で芸術を堪能する等、切り離すことが肝心です。
それができないのであれば、砂糖の代わりに脂質を摂るようにしましょう。
脂質は満腹のメカニズムが反応しやすい栄養素です。
そして、ファスティングを実践するようにしましょう。
ファスティングは、体の機能をリセットするので、ホルモンを調節するのも有効です。
ランチの時間を、昼食でなく散歩の時間に当てはめてもいいでしょう。
散歩をして太陽光を浴びることで、ビタミンDも作られます。
ある程度運動しているので、午後の仕事もスムーズに取り組めるようになるでしょう。
食べることだけが、休憩になるわけでもないですし、ご褒美という事ではないということを認識することが大切です。
2015年に、研究者のグループが中毒になりやすい食べ物のランキングを発表しました。
幅広い年齢層の500人の被験者に聞き取り調査を行い、中毒に似た体の反応や行動を引き起こす食べ物を挙げてもらったそうです。
- ピザ
- チョコレート
- ポテトチップス
- クッキー
- アイスクリーム
- フライドポテト
- チーズバーガー
- 清涼飲料水
- ケーキ
- チーズ
こうしてみると、加工食品ばっかですね
チョコレートは砂糖がない「ダーク」なら健康とも相性がいいですね
ファスティングは心も食生活も大きく変えることができます。
もう少し大げさに言うと、人生のターニングポイントにもなります。
私もファスティングを取り入れることで、改めて食事に対する考え方や毎日の食事を見直すきっかけになました。
これは長い将来の先、必ず大きな資産になると思っています。
ファスティングについてのまとめです。
- 食べ物を食べることははエネルギー源を摂ると割り切って考える
- 自分の食べたものを振り返る
- 自分の気分がよくなるものを知っておく
- 楽しんで食べることと、食物依存症は違う
- 精製や加工された食べ物は満腹を感じるメカニズムが働かない
- 食物依存症は治療するのが難しい
- 自分へのご褒美は食べ物だけではない
- 中毒になる食べ物は、ほとんどが精製、加工食品
ここからは、このシリーズのまとめページに飛びます。
随時更新していきます。
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