この記事はこんな人におすすめ
- 医者にダイエットについて教わりたいけど、聞いていいか悩んでいる
- 医者に相談しても減量が成功しない理由をしりたい
- ファスティング中の食生活で気を付けることを知りたい
ファスティングは、成功している人に聞くのが参考になります。
漫画「ブラックジャック」を読んでいると、医者は一見なんでもできてしまいそうですが、そういうわけではありません。
手術や病気の治療といったことは得意分野ですが、栄養学や減量についてはあまり多く学んでいないでしょう。栄養学について学ぶには、管理栄養士の方が詳しいでしょう。
聞くべき相手を間違えて、誤ったアドバイスを聞く必要はありません。自分の健康を作るには、自分で正しく判断する必要があります。
このブログは、以下の書籍を参考に、自分の考えと経験を加えながら書いています。
何年、数十年、何十年と肥満を克服しようと、医師のアドバイスに従ってきた人もいるかと思います。
何を食べればいいのか、何を食べてはいけないのかを教えてくれているかと思います。
医師の言うことを熱心に聞き取り、催眠療法、セラピー、過食症のためのリハビリプログラム、医師が監修する減量プログラム、カロリー制限ダイエット、毎日のウォーキング、成長ホルモン注射、ダイエットサプリ、減量手術・・・
様々な方法を知っているが故、アドバイスできる量も多いかと思います。
ですが、これらの方法、最初は体重が減るかもしれませんが、実践中に不満がたまり、体重が元に戻ってしまうということも起こり得ます。
人によっては、何十年物あいだ、数カ月に1回、呼吸器系の病気にしまう人もいます。
しょっちゅう気管支炎の発作を起こして、肺炎になったこともあるでしょう。
その他、糖尿病予備軍のために薬の服用、抗生物質とステロイドの使用による頭痛。
歯科検診も定期的に行くが、歯を清潔にしても歯が腐って無くなってしまう。
ですが、ダイエットについては、医師のいう事は必ずしも聞く必要はありません。
健康になりたければ、もちろん他人のサポートは必要だということはあります。
医者がいなければ、治せない病気やケガもあるでしょう。
医師も医師として働くので、今まで多くのことを学んできたはずです。
ただ、栄養学や減量といったことについては、あまり多くを学んでいないということもあり得るのです
医者だって、専門外のことはできないですからね
医術と栄養学は別物ですからね
実際、栄養学のことになると、ひどいアドバイスをする医師も多いそうです。
メディカルスクールとその後の研修で、彼らが栄養学についての講義を受けるのはのんの数時間だそうです。
栄養について自分とそうたいして違わない知識しか持っていない人の意見だけを聞いて、何を食べるか決めてしまうのは何故でしょうか。
これはさながら、自分より収入の少ない証券会社員に、資産運用のアドバイスを聞くようなものです。
よくよく考えてみましょう。
カップ面やジャンクフード等、質のよくない食べ物を食べるとき、医者の許可をとったり、医者の意見を聞くことをするでしょうか。
そんなことはしてないはずです。
余分なものを食べるときに医者の許可をとらなかったのと同じように、食事を抜く時も医者にいちいち聞く必要はありません。
現在何かの治療中で、ファスティングをしてはいけないといわれているのでなければ、医者に許可をもらう必要はありません。
それでも、やはり主治医に相談したいという人は、ファスティングなど物好きのすることだ、等と言われる覚悟はしておきましょう。
ただ、ファスティングは何千年ものあいだ、多くの人が実践してきた歴史があるので、それなりの効果があるのは確かなことです。
また、医者は「ファスティングをやめて、摂取カロリーを制限しましょう」と言うかと思いますが、これも想定しておきましょう。
以前も書きましたが、カロリー制限は上手くいくことは少ないです。
まずは間食をやめる、そしてどんな感じか試してみるのもいいでしょう。
その後、1日3食食べているのなら、1食抜いてみて、続けられるかを考えてみましょう。
医者のアドバイスを聞くのは、自分の健康面で具体的な情報やアドバイスを聞きに行く必要があるだけにとどめておきましょう。
血液検査とか、医師でないとわからないことは積極的にお願いするってことですね
専門性が高いところは、積極的にアドバイスを聞くといいですね
食生活を変えたり、ファスティングを生活に取り入れたりするときは、医者に相談しておいたほうがいい場面というのももちろんあります。
- 体重を記した診察記録が欲しいとき
- 信頼している医療関係者の説明を受けたいとき
- 糖尿病、高血圧など、ファスティングをしているあいだにも注意が必要な疾患があるとき
- 食後に飲まなければいけない薬を飲んでおり、薬の調整が必要なとき
- 体重が減り、薬の服用量を変えなければならないとき
医者に行ったら、どんな目的で来たのかをはっきりと述べ、今の自分の食生活とその結果を伝え、医者に聞きたいことを尋ねてみましょう。
ファスティングも効果は大きいですが、それが今自分が抱えている問題の解決策になるかは、やってみなければ分かりません。
自分にとっていい方法はなにか?というのは、自分で見つけなければいけません。
ファスティングをやって失敗した人は、チャレンジをしたという点ではすごいです。
中には、痩せようとして、でも何かしら理由をつけて今の生活を変えたがらない人もいます。
自分に変化をもたらしたい場合は、まずはファスティングをやってみてはいかがでしょうか。
疾患持ちの人は、確かに医者に相談したほうがいいですね
普段と変わらない生活をして「何か変化ないかな」と狂気じみたことをしている人もいます
医師の得意なことは、処方箋を書くことや医療行為をすることです。
栄養学や減量については、得意だと言う医者はそう多くはいないでしょう。
日本で医師になるには、大学の医学部で6年間学び、医師の国家試験に合格して、さらに臨床研修医として2年間の経験を積まなければなりません。
もちろん、大学に入学するのも困難ですし、医師になるまで、毎日勉強する必要があります。
ですが、その中に栄養学について学ぶことは少ないですし、ましてや減量するための方法といったことを学ぶことはないでしょう。
大学によっては、学ぶ機会はあるのかもしれませんが、それでも講義量は少ないと思います。医師の本質はもっぱら病気やケガの治療のほうが比重が大きいからです。
誤解がないようにしますが、大学ではビタミンKの代謝経路とか、腎臓や皮膚でビタミンDが活性化される経路など基礎的なことは勉強します。
また、例えば壊血病(ビタミンCの欠乏による病気)やペラグラ(ニコチン酸欠乏症)など、病気や症状についても学びます。(今ではめったにお目にかかれない症状もあるかと思いますが)
ただ、実際の減量については、スポーツクラブやジムのほうがよほど知識を持っている可能性があります。
医学生であれば、肥満が2型糖尿病やメタボリック症候群といった代謝性疾患を引き起こす最大原因であることを知っています。
こうした代謝性疾患が心臓病、脳卒中、がん、腎臓病、失明、四肢切断のリスクを高めることも知っています。
ですが、それが「疾患」である限り、医師が学ぶのは薬や手術でその疾患を治療することであり、根本原因の解決ではありません。
病気を治療しているならもちろん、医師に相談するのがベストですが、減量に限っては何を食べるのかなどは自分を信じて、自分で判断したほうがいいです。
結局、自分の健康と言うのは、自分でしか守れません。
医者になるのは、長い年月がかかるんですね
医者の本質を学んで、尚且つ栄養や減量についても学ぶ人は少ないというお話です
ファスティングをすると、脂肪分やナトリウムが不足してしまい、栄養不足になる人もいます。
もし、塩分が足りていない、水分が足りていないと思ったら摂取しましょう。
現代ビジネスパーソンは塩分が多い食生活を送っていますが、ファスティング中は食べる量と回数が自然と制限されるので、結果として塩分が不足するということも起こり得ます。
塩分が足りないと、疲れやすい、ダルイ、無気力、立ちくらみなどと言った症状がでます。
もし、高血圧や高血糖といった症状で悩んでいなければ、ファスティング中は適正量の塩分を摂取しましょう。
ファスティングをすると、妊娠しやすくなると言われています。
もちろん、妊娠中はファスティングを控えたほうがいいですが、妊娠前であれば行っても問題ないそうです。
妊娠しやすい原因は、多嚢胞性卵巣症候群などの症状があって妊娠することが難しいとされていた人は、インスリン値が高くなると卵巣から分泌されるテストステロンが増え、嚢胞が異常に増えていますが、ファスティングでインスリン値を下げることができるためです。
ただし、妊娠が発覚したらすぐにファスティングは中止しましょう。
胎児の成長に必要な栄養を阻害してしまうことになります。
間食をしないという程度なら問題ないですが、質のいいものを食べるようにしましょう。
塩分をとらないから、頭痛がしているのかしら
通常の食生活とファスティングの食生活を振り返ることが大切です
よく、医者のいう事ならなんでも聞く人がいますが、減量に限ってはそうではないかと思います。
もちろん、医師本人が栄養学や減量について学ぶ人もいますが、全ての医者がそうではありません。
最終的な判断は、自分で決めることにして、自分の健康を作っていきましょう。
ファスティングについてのまとめです。
- 医師は多くのことを知っているが、知らないこともある
- 栄養学や減量について学んでいない医師は多い
- 医者にアドバイスを求めるときは、自分のことをはっきり伝える
- それでも医者になるには10年近くかかる
- ファスティング中の体調の変化を見落とさない
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随時更新していきます。
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