この記事はこんな人におすすめ
- 疲れている、苦しい状態から抜け出したいけどどうすればいいかわからない
- 人生で楽しんでいる人がいるけど、どうすれば幸せになれるか知りたい
- 人生で経済的自由を手に入れたいけど、気を付けることを知りたい
結論は、目を閉じて自分を観察する
「グル」とは、サンスクリット語で「指導者」「教師」などという意味です。
世界的企業のCEOや俳優など、様々な場所で活躍するリーダーを指導しているグルもいます。
どれほどの資産を築いた人物でも、苦しみの中で生きている人もいる。
当然、苦しみがない状態で生きる方が幸せになれます。
本来の富は、人々を喜ばせ、問題や苦しみを解消するためのもので、自分にも帰ってきます。
経済的に成功しても、たくさんの人々を幸せに導く人になることで、自分も幸せに生きることができます。
このブログは、以下の書籍を参考に、自分の考えと経験を加えながら書いています。
常に動き続けている人は、一度、立ち止まって自分に集中してみましょう。
まず、立ち止まることを学ぶことが大切です。
立ち止まるときだけ「新生」(生まれ変わった気持ち)が起こります。
知性を高め、話す能力を育むのに最良な方法が「立ち止まり、沈黙、塾講」の3つ。
現代人、特にリーダー的存在は、無意識的に動き続け、病気になるために働いている人もいます。
①目をつぶる
②背筋をまっすぐにする
③その場に座り、呼吸に意識を向ける
④吸う息より、吐く息を長くして意識的に呼吸をする
⑤呼吸がだんだんゆっくりになっていくのを感じる
しばらく続けていると、自分の心が落ち着いてくるのがわかるはずです。
自分自身がどういう状態かいるかもわからない場合は、立ち止まることで気がつくことができます。
目標を叶えるために動くのは重要だと思いますが・・・
動かないことで新しい視点を増やすこともできます
常に動き続けているのは良いことだと思っていると、自分の体を省みないことも起こります。
自分の状態を観察しないとどうなるかの、たとえ話をします。
ある日、師が弟子と共に座っているところに、狩人が通りがかりました。
狩人は、「何もせずに師が座っているだけなのは時間の浪費だ!」と意見を述べました。
師は狩人に「弓を取り出し矢を1本放て」と言いました。
狩人が言われたとおりすると、師は「もう1本放て」と言いました。
何度も何度も繰り返すうちに、やがて狩人は「これでは弓が壊れます」と師にいいました。
「同じことが私たちみんなにも起こる」と師は最後に言いました。
弓を自分の体に、矢を仕事道具だと考えるとしっくりとくるかと思います。
休み必要がないと思うビジネスパーソンほど、時間がない人ほど、休む必要があります。
仕事の合間に外をボ―――っと眺める。
朝の通勤では出勤ルートを変え、いつもと違う景色を楽しむ。
たまにはゆっくりと、お風呂に入るのもいいでしょう。
仕事をするときは、常に動くことだけが仕事ではありません。
休むことなく矢を放ち続けていたら弓は壊れる
休憩も仕事だと、そういう考えが必要ですね
時間が空いたら仕事でなく、休むことも視野に入れます
今日一日を変えてみたい、そう思う人にはノートを書くことをしてみましょう。
用意するのは「紙」と「ペン」。(ノートでも可)
スマホでもいいですが、なるべくなら、思ったことをスラスラ書ける手書きがおすすめです。
紙だと中心や端からなど、自由に書き出せます
チッタとは、心の動きのこと。
まずは立ち止まり、呼吸に意識を向けて落ち着いてから、苦しみや悩みを書き出します。
書き出すことで、気分が楽になるのがわかると思います。
自分の心や頭にあることを外に出す練習だと考え、上手な文章で書く必要はありません。
ネガティブなこと、感情を観察するだけでも、原因や苦しみに気がつきます。
感情、思考、不安、モヤモヤ、思うままに書き出します。
紙に書き出すときのコツは、とにかく気がつかないフリは止め、我慢せずにどんどん書くこと。
「自分がどういう状態か」をしっかり認識しましょう。
以下記入例
- 今の仕事は自分に合ってないかも
- 終業間際に上司から仕事をふられるのが腹が立つ
- 家のお掃除ロボットが全然仕事してくれず、結局自分でやるのが疲れる
心の動き・・・書き出す・・・・
感情は人それぞれですので、殴り書きでもいいです
ディバインとは、内なる神のこと。
苦しみや悩みがなくなった理想の状態です。
自分の理想を明確にすることで、意識が理想状態に向き始めます。
毎日、同じような行動、思考で生きては人生を変えることはできません。
あなたが喜び、安心、感謝にあふれた状態や生活をしている様子を紙に書き出しましょう。
思い浮かばない場合は、チッタで書いた状況とは逆のことを書いてみます。
理想状態を映像が浮かぶほど、具体的に、鮮明にイメージできるほど、書いたことが叶いやすくなります。
理想を書き出して、イメージする時間を持つだけでも、日々の生活には活気がでます。
活力がでてくると、理想を叶えるための閃きや必要な情報にも目が向き、予想外のチャンスも手に入ります。
以下記入例
書き始め | 継続すると |
予定よりも早めの作業完了 | 予定以上の仕事が終わり、やりたい仕事ができるように |
上司と飲み会で仲良くなった | 上司が以外にも同じ趣味を持っていて盛り上がる |
デートの誘いをもらえた | 連休にディズニーの行く誘いがあった |
子どもが自分から家事を手伝ってくれた | 子どもの家事手伝いで自分の時間が増えた |
ノートに書く習慣をつけるってことか。
ポジティブな思い込みを刷り込むってことですね
人の状態と言うのは、大きく分けると2種類しかありません。
〇「苦しんでいる状態」
〇「美しい状態」
苦しんでいる状態とは次のような心で満たされている時です。
- 怒り
- 恐怖
- 悲しみ
- 傲慢さ
- 比較
- 恨み
- 後悔
- 孤独感
- 不安
他人や自分を責めて、傷ついたままで生きている状態です。
美しい状態は次のような心で満たされている時です
- 愛
- 感謝
- 喜び
- 慈悲の気持ち
- 幸福
- 敬意
- 安心
勉強中は美しくても、仕事中は苦しいってこともありますね
「苦しんでいる状態」と「美しい状態」は、2つの間で行ったり来たりしているため、人は必ずどちらかの状態でいます。
どちらの状態で多くの時間を生きているかによって、幸せな人生と感じたり、不幸な人生と感じたりします。
誰しも、どうせ生きるのであれば美しい状態でありたいでしょう。
わざわざ苦しみながら生きたいと願うのは、マンガの主人公だけで十分です。
だから、感謝や敬意が大切なんですね
思い出してみましょう。感謝したこと、敬意をはらったこと。
あなたは今、疲れ果てて苦しんでいる。
もしくは、挫折や失敗で大きなショックを受けてしまっている人もいるでしょう。
離婚、借金、入院・・・
「周りの人を幸せにしたい」と考えていたのに、いつの間にか、周囲との比較やお金に支配されてしまうこともあります。
結果として、自分で望んでいたこととはまったく違う形になっていた。
「危機的状況」というのかもしれませんが、苦しんでいる場合は、新しい視点を持つことで乗り切るチャンスが生まれます。
危機と言う言葉には二つの意味が込められています。
「危」は危ない、危ぶまれるという意味。
「機」は機会。きっかけ。つまり、チャンスという意味。
国語辞典で引けば、「安定が脅かされる」等と言う意味になります。
しかし、文字を分けて考えると、ピンチとチャンスと読み取ることができます。
美しい状態でいるようにするには、努力を続けることで美しくなれます。
「危機」の半分は、「機会=チャンス」という意味。
こじつけと思うか、新しい気づきと思うか。
前向きに捉えてみましょう
人生に苦しんでいる状態と、美しい状態はありますが、意識にも同じことが言えます。
〇意識が相手とつながっているか
〇意識が相手とつながっていないか
相手と意識が繋がっていれば、自分のことのように考える事ができます。
逆に、つながっていないときは、相手のことを考える事ができず、自分中心な考えしかできません。
仕事のことで誰かに相談を受けても、場当たり的な答えしかしない、自分のメリットばかりを考える。
自己中心的な状態での答えを続けていると、思わぬトラブルや裏切りが発生することもあります。
結果的に、自分自身に帰ってきて、最悪、全てを失う可能性があります。
自分事のように考えるには相手と意識をつなげるか
人間はAIじゃないので、意識を繋げることが大切です
これから成功したい人も、既に成功している人も、「成功」ということを改めて考えて見ましょう。
いい家に住む?いい車に乗る?高級品を買ってみる?
これらは「外側」の豊かさを追求したもので、実際に手に入れた時、本当に豊かになるかは別問題です。
1つの側面だけを求めて生きることは、豊かさには直結しません。
物を求めて外側を豊かにすることは悪いことではありません。
生きている限りは欲があり、認めることが大切です。
矢は、一旦放たれると途中で止まりません。
良いことの矢でも、悪いことの矢でも。
立ち止まることで、放たれた矢を感じ取ることで、大切に生きることができます。
挫折や失敗は、幸せや成功の過程のためにあります。
外見だけを成功と認めず、意識的な内側を成功を目指すには、人生を見直すことになります。
ただ単に外見を見繕っても心は満たされないですね
立ち止まることで欲を客観的にみることができます
ところで、幸せとは何かと、疑問に思う時があるでしょう。
自分なりの定義を見つけていればいいですが、まだ見つかっていない人は次の3つをおすすめします。
- 自分自身を様々な面からみて好きかどうか
- 良い人間関係は築けているかどうか
- 自分の役割を知り、人や社会に貢献しているかどうか
1つ目の様々な面からとは、外側では容姿、健康的、経済面などです。
内側では、能力、スキル、精神、感情面です。
自分を大切にし、自分に成長の機会を与えることが大切です。
2つ目の良い人間関係は、家族、職場、地域住民との関わりです。
性格、容姿をみても誰一人として同じ人間はいません。
関係性づくりで苦しむこともありますが、理解したうえでより良い人間関係を作ることは大切です。
3つ目の貢献は、自分の得意なことを活かしているかです。
自分を最大限生かすには、自分自身を知っておく必要があります。
得意なことを追求すると、結果的に多くのことをこなすことができます。
自分が主体であることを意識するってことですね
比較をしないで、自分を振り返ってみましょう
スワダルマとは、与えられた魂の特性みたいなもの。
端的に言うと、自分がどの分野に興味があるかといこと。
次の8つの特性から、自分の興味がある分野(特性)をみつけてみましょう。
- 知性(知識を増やしたり、思考を深めたい。先生や研究者)
- 癒し(痛みや苦しみを取り除く。植物・人、動物、エネルギーに関心)
- 数字(あらゆる分野で数字に興味がある。財務・会計・株式)
- 美的(色の組み合わせ、芸術、音楽、建築などに関心)
- 行動(スポーツ、肉体労働など、エネルギー表現に関心)
- 神秘(目に見えないものに惹かれる。特殊なセンスで気づきや発見)
- 大局(大きなビジョンを達成。起業家、政治、宗教、リーダー的)
- 守護(正義感がある。守るべきものがある。警察官や消防士など)
いずれか1つでなくても、いくつか組み合わさっていることもあります。
どれに関心があるか、100%中どれに振り分けられるか考えてみましょう。
私は、4美的と8守護が大半を占めているな
関心のあるもので仕事をしていますか?
苦しみの消え方には、2種類あります。
〇ただ気がついていくだけで簡単に消えていくもの
〇体を静止させ、目を閉じて呼吸に意識を向けながら内側を観察して、苦しみの原因を知ることで消えるもの
自分の内側は、動きながらだと簡単には観察できないため、停止する必要があります。
苦しみは単純で、本質を見ることで消えていきます。
苦しみが完全に消えるまでみていくと、美しい状態へと変化することができます。
視覚が取り入れる情報量は膨大です。
だからこそ、目を閉じることが大切です。
1日5分でもいいので、実践してみると変化を感じ取れます。
目標に向かって飛んでいたはずが、いつの間にか違う方向へ進んでいたこともあります。
毎日を軌道修正することで、ショートカットで進める。
休む時間、立ち止まる時間、楽しむ時間を優先してとるようにしましょう。
勉強に追われている毎日から脱却しよう
余暇時間はメリハリをつける大切さに気づきます
常に休む時間がない人ほど、立ち止まり自分を振り返る時間を意識しましょう。
振り返ることで、新しい気づきや発見ができ、美しい心を持てます。
インド式「グルノート」のまとめです。
- 人生うまくいくには、立ち止まることが必要
- 動き続けていると体が壊れてしまう
- 「チッタ」と「ディバイン」をノートに書いて心を整理
- 人間には苦しい状態か美しい状態の2つしかない
- 自己中心的な考えは苦しみが生まれる
- 相手のことを考えるといずれ自分にも返ってくる
- 1つの側面から判断しないことで成功の主旨が変わる
- 「自分を成長させ」「いい人間関係をつくり」「社会や人に貢献」で幸せに
- 自分の興味がある分野を8つの特性から見つける
- あなたも本質がみられるブッダになろう
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